はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マスターカード、リップルやConsensysらとCBDCプログラムで協業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CBDCプログラムを開始

決済大手マスターカードは17日、ブロックチェーン関連企業や決済サービスプロバイダーと協業し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するパートナープログラムを開始すると発表した。

CBDCの実験や発行が世界で進む中、このプログラムではパートナー企業と協力して、CBDCのメリットやデメリットをより深く理解し、安全かつシームレスに有用性を持たせる方法を探る。業界のキープレイヤーと協業し、イノベーションと効率の実現を目指すとした。

プログラム開始時のパートナーとして紹介されている企業は以下の7社。右側の各企業の説明は、マスターカードの発表をもとに記載している。

  • リップル:CBDCプラットフォーム
  • Consensys:ブロックチェーン・Web3のソフトウェア企業
  • Fireblocks:デジタル資産オペレーションプラットフォーム
  • Fluency:CBDC・トークン化資産のソリューションプロバイダー
  • Idemia:デジタルID技術プロバイダー
  • Consult Hyperion:デジタルIDコンサルタント
  • Giesecke+Devrient:セキュリティ技術グループ

関連リップル社、CBDCとステーブルコインのプラットフォーム立ち上げ

マスターカードでデジタル資産・ブロックチェーン部門のトップを務めるRaj Dhamodharan氏は、今回の発表で以下のようにコメントした。

我々は、決済に選択肢があることの価値を信じている。また、様々な決済の相互運用性が、繁栄した経済に不可欠であると考えている。

デジタル主導の未来に向け、CBDCとして保有する価値を、他のお金と同じぐらい容易に使えるようにすることが必要になるだろう。

マスターカードは、CBDCにはまだ考えなくてはいけない課題が数多く残されていると指摘している。例として挙げられているのは以下の内容。

  • CBDC発行における民間部門の役割
  • セキュリティ
  • プライバシー
  • 相互運用性

今回のプログラムでは参加企業と協力し、これらの内容に対する考察も深めるとみられる。

CBDCとは

「Central Bank Digital Currency」の略で、各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCはデジタル上の法定通貨であること。

▶️仮想通貨用語集

関連中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは|ビットコインとの違いと主なメリット

CBDCの現状

マスターカードは今回、「何らかの方法でCBDCに関連する業務を進めている中銀の割合は93%」という国際決済銀行(BIS)のデータを引用。BISのデータによれば、消費者らが使うリテール型のCBDCはすでに、4つの通貨が完全に流通しているという。

CBDCでブロックチェーン技術が必ずしも利用されるとは限らないが、マスターカードは今回リップルやConsensys、FireblocksといったWeb3業界の大手企業と協業する。

関連米NY連銀、CBDCの実証実験の結果を発表 分散型台帳技術のメリットを説明

発表ではパートナー企業のこれまでの取り組みを紹介。リップルについては、パラオ共和国などのCBDCに携わっていると記載した。

関連パラオ共和国、XRPL基盤のステーブルコインを試験配布 大統領府とリップル社が正式発表へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧