はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

タイ与党、ユーティリティトークンを国民に配布する計画 経済刺激策で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ショッピングに使えるトークンの配布計画

タイの与党であるタイ貢献党は、デジタルウォレットを使って、景気対策としてタイ国民にそれぞれ約4万円(1万バーツ)を配布する計画だ。地元メディアが8月30日に報じた。

党関係者によると、タイ貢献党は、デジタルウォレットで支払い手段としてユーティリティトークンを用いることを考えており、これからタイ銀行(中央銀行)と協議する予定だ。

計画によると、16歳以上のすべてのタイ国民は、ユーティリティトークンの形でデジタルウォレットに1万バーツの資金を受け取る資格を持つ。なお、この資金を現金に換えたり、債務の清算に使用したりすることはできない。

ユーティリティトークンは、居住地から半径4km以内に位置する店舗で商品やサービスを購入するために使用可能となる。有効期限は、自分のアカウントに受け取ってから6ヶ月以内だ。

ユーティリティトークンとは

特定のサービスを利用するための権利として機能する、実用性のあるトークンのこと。商品や食事などの代金を現金に代わって決済できたり、保有していることでクラウドストレージにアクセスできるなどの例がある。

▶️仮想通貨用語集

財源やルール

党関係者によると、デジタルウォレットの立ち上げには、納税者に約2.3兆円(約5,600億バーツ)の負担がかかると推定されている。一方で、国家経済の刺激につながり、最大約7兆円(1兆6,800億バーツ)が流通することが期待されているところだ。

財源については、約1兆円(2,600億バーツ)の増加が見込まれる2024会計年度の税収、経済拡大により約4,100億円(約1,000億バーツ)増えると推定される税収増加分、国家予算からの約4,600億円(1,100億バーツ)、福祉予算からの約3,700億円(約900億バーツ)を充てることが考えられている。

他に財源の選択肢としては、政府が資金を借り入れることも検討されている。

現在、タイ中銀は、ユーティリティトークンを商品やサービスの法的な支払い手段としてはいないため、実施にあたってはルールの修正が必要となる見込みだ。

また関係者は、デジタルウォレットを支えるブロックチェーンエコシステムの構築や、口座開設時および定期的な顧客身元確認(KYC)のために時間が必要とされ、計画を6か月以内に開始することは難しいと述べている。

セーター・タウィーシン首相は、デジタルウォレットは2024年初頭のローンチを目指していると話した。

なお、ウォレットを使用する各個人に対してはKYCの手数料として約400円(100バーツ)が請求される見込みだ。ウォレットのKYC情報は、将来的には他のアプリケーションで使える可能性もあるとされている。

CBDCによる給付金

中央銀行デジタル通貨(CBDC)も、国の資金を国民へ配る際の手段として注目されている側面がある。

特に、COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックが始まった当初は多くの国が特別給付金を国民に配布したが、この際、CBDCであれば手数料と時間をかけず迅速に配れると指摘された。

関連中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは|ビットコインとの違いと主なメリット

すでに実施されている事例としては、中国がデジタル人民元の実証実験の一環として、ショッピングの補助金を一部消費者に配布している。

関連香港で中国デジタル人民元のショッピング実験開催

CBDCとは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。「Central Bank Digital Currency」の略である。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/27 水曜日
17:57
シャープリンクら、Russellインデックスに組み入れ 仮想通貨企業が相次ぐ
ETHトレジャリー企業シャープリンクとSOLトレジャリーのフォワード・インダストリーズが、Russellインデックスへの正式採用を発表した。6月29日付で組み入れが確定し、指数連動ファンドによる自動買いが発生する見通し。両社の戦略と指数採用の意義を解説する。
16:53
韓国の仮想通貨取引、株式市場の10分の1以下に縮小 市場低迷が続く
韓国の仮想通貨市場が急速に冷え込んでいる。5月のウォン建て取引所の取引高はコスピの8%に止まり、実質的に10分の1以下に縮小。ビットコインのキムチプレミアムも3月以降マイナスが続き、国内の買いが海外より弱い状況が続いている。
15:52
ハイパーリキッド現物ETF、上場10日でビットコインETFを超える吸収率を記録
ハイパーリキッドのHYPE現物ETFが上場10日でビットコインを超える時価総額吸収率1.04%を達成し、仮想通貨ETF史上最強のデビューを記録した。
13:50
AIエージェントのマイクロ決済が急拡大、1年で1.7億件超処理 9割以上がUSDC利用=Keyrockレポート
Keyrockの最新レポートによると、AIエージェントによるM2M決済が急拡大しており、1年間で1億7600万件・7300万ドル超を処理した。その98.6%がUSDCで決済されており、仮想通貨決済システムの優位性が確立されている。
13:30
スペイン、ポリマーケットとカルシに制裁手続きを開始 ギャンブル性問題視
スペイン政府が予測市場ポリマーケットとカルシに制裁手続きを開始。無許可でギャンブルを提供しているとみなし、両サイトへのアクセスを暫定的にブロックした。
11:45
国内上場企業WIZE、ソラナを1億円分追加取得 総保有量3万SOL超
株式会社WIZEは5月27日、仮想通貨ソラナを新たに1億円分追加取得したと発表した。累計取得金額は約6億円に達し、ステーキング報酬を含む総保有量は32133SOLとなった。平均取得単価は18672円に引き下げられている。
11:30
XRPレジャー、自動マーケットメイカーの資本効率を大幅改善へ 集中流動性など追加提案が公開
XRP LedgerのAMMに集中流動性・StableSwapを追加し資本効率を改善する提案が公開。トークン化資産30億ドル超が流通するXRPLのDeFi基盤強化に期待。
11:00
米仮想通貨業界団体デジタルチェンバー、ウォーレン議員の仮想通貨信託認可批判に反論
仮想通貨業界団体デジタルチェンバーは5月27日、懐疑派のエリザベス・ウォーレン議員による全米信託認可批判を否定する書簡を通貨監督局に送付した。コインベースやリップルへの認可は国民銀行法に違反していないと主張。
10:09
KelpDAO不正流出から5週間、DeFi総預入資産が14%減 リスク回避の長期化が鮮明に
KelpDAOのブリッジ攻撃から5週間、DeFi全体のTVLは14%減の約1480億ドルに。貸し出し部門の流出が最大で、オフチェーンインフラリスクへの警戒が続く。
10:05
コインベースL2のBase、AIエージェント接続機能をローンチ
仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、Base MCPをローンチ。これはBaseのアカウントと、そのアカウント保有者のAIエージェントを接続するためのプロダクトである。
09:55
英国、仮想通貨取引所HTXを対ロシア制裁対象に指定 FCAの提訴に続き規制強化
英国政府は仮想通貨取引所HTX(旧Huobi)を対露制裁対象に指定した。FCAによる違法プロモーション提訴と重なり、英国における監視が一段と強まった。
09:30
ビットワイズ、カントン・ネットワークETPをXetraに上場 CCトークンに連動
ビットワイズ・ヨーロッパが機関投資家向けブロックチェーン「カントン・ネットワーク」のCCトークン連動ETP(BWCC)をドイツ証券取引所Xetraに上場。TER0.85%、CCをコールドストレージで完全裏付けする。
08:15
13億円相当ビットコインがバーンアドレスに突然送金、アダム・バックは「量子バウンティ」と表現
107ビットコイン(約13億円相当)が5月26日にビットコインのバーンアドレスへ送金された。BlockstreamのアダムバックCEOは「偶発的な量子バウンティかもしれない」と推測し量子コンピュータによる解読リスクに関する議論が広がっている。
07:25
仮想通貨ETFなど、先週は約2340億円が純流出
コインシェアーズは、仮想通貨投資商品全体の先週における資金フローは約2,342億円の純流出だったと報告。ビットコインとイーサリアムの商品から純流出した一方で、XRPやソラナなどの商品には純流入した。
07:07
トランプ大統領がCFTCの予測市場管轄権を支持、「仮想通貨の首都」維持を宣言
トランプ大統領が2026年5月27日にSNSへ投稿し、CFTCによる予測市場の独占的規制権限の維持を支持。米国を仮想通貨の首都と位置づけ他国への競争優位を守る方針を示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧