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米リップル社、「Liquidity Hub」をブラジルとオーストラリアでも開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の流動性サービスを拡大

米リップル社は14日、企業が暗号資産(仮想通貨)の流動性(=Liquidity)を確保するためのサービス「Ripple Liquidity Hub」をブラジルとオーストラリアでも提供開始したと発表した。

このサービスは、リップル社が4月に立ち上げたもので、カリフォルニア、ペンシルベニア、ジョージア、ミシガン、アリゾナ、コロラドなど米国の35の州ですでに利用可能となっている。今回、米国外へもサービス範囲を広げた格好だ。

リップル社は、ブラジルとオーストラリアへのサービス拡大について、次のように説明した。

リップル社は、すでにおこなっている事業で、これらの地域と強いつながりを持っている。この度、エンド・ユーザーの決済と流動性のニーズを満たすために仮想通貨の導入を検討している企業を何社か見つけた。

こうした企業は現在仮想通貨の流動性を活用するためにいくつかのプラットフォームを使用しているが、リップル社はLiquidity Hubにより、ワンストップのソリューションを提供する。

リップル社は、企業が単一のインターフェースを介して、複数の流動性プールや高度な取引機能にアクセスできるようになることを強調した形だ。

取り扱い銘柄や機能を追加

取り扱い銘柄としては米ドル、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)に加えて、ステーブルコインのUSDCとUSDTのサポートを追加した。XRPは規制問題で現時点では含まれていない。

今後も、企業顧客の需要に応じて、取り扱う仮想通貨を増やしていくと述べている。

また、取引UI(ユーザーインターフェース)機能の追加や仮想通貨入金処理に関するサービス品質向上なども行われたところだ。

これにより、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス、仮想通貨ATM、ブローカーなど、さまざまな顧客において、さらに使い勝手が向上する見込みだ。リップル社は、その他にも、近日中に多くの新機能が登場するとしている。

流動性とは

金融市場では一般的に、仮想通貨や株などの資産を即座に売ったり、交換したりできる度合いを指す。例えば分散型取引所(DEX)では、取引を行う投資家がいる一方で、その取引を実現するため、裏でDEXに自身の仮想通貨を預け、投資家が滞りなく売買できるように流動性を提供しているユーザーがいる。

▶️仮想通貨用語集

「Ripple Liquidity Hub」とは

Liquidity Hubは、マーケットメーカーや取引所、OTC(店頭取引)デスクなど様々な流動性を必要とする取引所が、仮想通貨を最適な価格で調達できるようにするサービスだ。年中無休で24時間利用できる。

リップル社は、特に企業が大量取引する場面で大幅なコスト削減を実現できることなど、利点を説明している。

現在、XRPの取り扱いはないものの、リップル社は以前、米国の規制上で位置づけが明確になった時には追加したいと述べていた。

関連:米リップル社、仮想通貨の流動性サービスを正式開始

リップル社は、米国の仮想通貨規制が不透明なことを背景にして、米国外での事業拡大にも力を入れているところだ。同社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、今年は雇用の80%を米国外で行うとも話している。

関連:リップル社CEO、SECの仮想通貨規制や有価証券訴訟について見解示す

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