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ドリコム決算 米国株続落、予想以上強い米GDP|27日金融短観

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10/27(金)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘柄 続落

  • コインベース|74.6ドル(-4%)
  • マイクロストラテジー|413.4ドル(-4.5%)
  • マラソン|8.9ドル(-5%)

仮想通貨関連株はS&P500の5月以来の安値に圧迫され続落。アマゾンの弱気なガイダンスなどを受けてIT株が全面安に。また、かなり強かった7-9月の米GDP内容や米新規失業保険申請件数が増加したことも相場の材料になり、米国債利回りは前日から続落した。

GDPについてはほぼ2年ぶりの急速なペースで成長し、年率4.9%増で予想の4.5%増を超過。個人消費に関しても同4%増で前四半期の0.8%増から大幅に躍進した。一方、FRBが重視するインフレ指標=個人消費支出コア価格指数は、前期比2.4%上昇と予想の2.5%上昇と前四半期の3.7%上昇を下回った。

今回のGDP内容は強かったが、来週FOMCの金利政策への観測については金利据え置き期待が98%と圧倒的だった。

出典:CME

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仮想通貨相場

  • ビットコイン:34,127ドル -1.2%
  • イーサリアム:1,798ドル +0.6%

関連ビットコイン34000ドル台で推移、米株式市場では関連銘柄が高騰

国内仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄

  • マネックスグループ|660円(-0.15%)
  • クシム|456円(+4.1%)
  • ドリコム|582円(-1.6%)

26日の日経平均は急落。−668円の30,601円で取引を終えた。前日の米長期金利上昇を嫌気しIT・ハイテク株安を受けリスクオフムードを広げた格好だ。

Web3・仮想通貨関連の企業決算ではドリコムが昨日の午後に2Q決算を公開した。同社の内藤裕紀社長は決算説明会で「ウィザードリーIP使用のブロックチェーンゲームEternal Crypt – Wizardry BC -」に言及しINO(NFTセール)で1.5億円の販売を記録したことを取り上げて好調な出だしとなったと述べた。また、ウィザードリーIPを使った開発中のWeb2新作ゲーム「Wizardry Variants Daphne」については10月10日~19日に5千人によるクローズドβテストを実施し、今後不具合修正や追加開発、マーケティングプランの再設計などを行っていく方向だという。また、売り上げなどに関する内容は以下通りだ。

  • 売上高:12.2%減
  • 営業利益:70.6%減
  • 経常利益:70.7%減
  • 純損失:1億6,900万円
  • 2024年3月期通期経常利益:100.7%(予想超過)
  • 新作モバイルゲーム「GGGGG」を11月30日に終了

出典:ドリコム

ドル円反落

昨日ドル円は年初来高値を更新しアジア時間で150.79円をつけた。その後日銀による為替介入への警戒感から反落するも持ち直し150円台前半で推移。日米金利差で円キャリートレードの継続期待や米国債利回り上昇が主な背景だった。

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伝統金融 米国株・原油続落

  • NYダウ:32,784 -0.7%
  • ナスダック:12,595 -1.7%
  • 日経平均:30,601 -2%
  • 上海総合指数:2,988 +0.4%
  • 米ドル/円:150.3 -0.03%
  • 原油先物WTI:83.4ドル -2.2%
  • 金先物:1,994ドル 0%

主要IT・ハイテク銘柄

  • アルファベット:122.2ドル -2.6%
  • マイクロソフト:327.8ドル -3.7%
  • エヌビディア:403.2ドル -3.4%
  • メタ:288.3ドル -3.7%
  • アマゾン:119.5ドル -1.5%

アマゾンの決算(第3四半期)では売上高と利益がアナリスト予想を上回ったが、第4四半期の売上高見通し(ガイダンス)は1600億─1670億ドルと市場予想の1666.2億ドルよりやや弱気になっている。

相場を動かした主な材料は以下数点。

  • S&P500種株価指数が調整局面に接近
  • 米第3四半期GDPの強い内容
  • アマゾンの弱気ガイダンス
  • イスラエルが限定的な地上戦を実施
  • 原油相場反落

主要な決算スケジュールは以下通り(米時間)。

  • AMD:10/31 16:00
  • アップル:11/02 16:00
  • エヌビディア:11/21 16:00

今週以降の重要経済指標

今週はFRBが重要視する複数のデータが発表される予定だ。

  • 10/27(金)21:30 米9月個人消費支出(デフレーター)
  • 11/02(木)3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

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