今週のニュース
一週間(10/21〜10/27)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、米資産運用最大手ブラックロックが申請しているビットコイン(BTC)のETF(上場投資信託)に進展がみられたと報じたニュースが最も多く読まれた。
暗号資産(仮想通貨)相場については、ビットコインが前週末にかけて3万ドル水準まで上昇したことなどをまとめた23日のレポートが関心を集めている。
このほか、ビットコイン現物ETFに対するJPモルガンのアナリストの見解について書いた記事も注目度が高かった。
今週のニュースランキング
1位:ブラックロックのビットコインETF申請に大きな進展(10/24)
期待されるブラックロック申請の現物ビットコインETFである「iシェアーズ・ビットコイントラスト」は、ナスダックが利用するポストトレードの清算、決済、カストディ、情報サービスを提供する「デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(DTCC)」の管理するリストに掲載されたことがわかった。(記事はこちら)
2位:「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト(10/27)
JPモルガンのアナリストNikolaos Panigirtzoglou氏は現物型のビットコインETF申請について、米国証券取引委員会(SEC)が申請を却下(非承認)した場合、申請企業から訴訟を起こされる可能性があるとみているようだ。(記事はこちら)
3位:コンビニで貯めたポイントを仮想通貨へ サークル社が台湾のファミリーマートと提携(10/27)
米ドルステーブルコイン「USDC」を運営するサークル社は26日、台湾のコンビニエンスストアのファミリーマートと、仮想通貨取引サービスを提供するBitoGroupと戦略的パートナーシップを締結。協業して行うサービスについて説明した。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:ビットコイン前週末にかけて3万ドル水準まで上昇、ソラナは前週比20%高(10/23)
この日のビットコイン価格は前日比1.3%%高の1BTC=30,289ドルに。アルトコインではソラナ(SOL)が前週比20.3%高(前月比48%高)と大幅に上昇した。(記事はこちら)
2位:ビットコイン35000ドル水準まで高騰、今年最大規模のショート・ロスカット発生の背景は?(10/24)
ビットコイン価格は前日比12.6%高の1BTC=34,626ドルと高騰。大規模なショートスクイーズ発生で騰勢を強め、一時35,157ドルまで上昇した。(記事はこちら)
3位:ビットコイン34000ドル台で揉み合う、FTXは保有分の仮想通貨売却進める(10/27)
27日は、ビットコイン価格が前日比1.23%安の1BTC=34,110ドルに。また、昨年11月に経営破綻したFTXおよびアラメダ・リサーチのコールドウォレットから、大量のアルトコインが送金されたことがわかった。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
「BTC現物ETFを米SECが承認すれば機関投資家マネーが流入する」会計大手EY幹部(10/24)
四大会計事務所の1つ「アーンスト・アンド・ヤング(EY)」でグローバルブロックチェーン部門のリーダーを務めるPaul Brody氏は23日、「CNBC」の番組でビットコインの現物ETFについて語った。SECが何年も現物型のビットコインETFを承認しないことで、機関投資家の需要が押さえつけられていると主張している。(記事はこちら)
SECがビットコインETF変換再審査へ 裁判所の正式命令で(10/24)
米連邦巡回控訴裁判所は23日、グレースケールがビットコイン投資信託「GBTC」をビットコインETFに転換することをめぐる裁判で、SECが再審査する必要があるとの8月の判断について正式な命令を下した。(記事はこちら)
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測(10/26)
仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルは24日の市場分析で、米国でビットコインの現物ETFが承認され、株式市場に上場された場合の価格への影響を考察した内容をまとめた。(記事はこちら)
FTX遺産から1000万ドル相当の仮想通貨がバイナンスへ ソラナやイーサ(10/27)
破産したFTXのウォレットから仮想通貨取引所バイナンスのアドレスへ再び大規模な送金が行われたことがわかった。金額は1,000万ドル以上に相当する。(記事はこちら)
コインベース、5仮想通貨銘柄上場廃止へ(10/21)
米仮想通貨取引所大手コインベースは21日、5つの仮想通貨銘柄の上場廃止予定を発表した。上場基準を満たさなかったという。(記事はこちら)
リップル主催の大型カンファレンス「SWELL2023」開幕迫る、注目のセッションを紹介(10/27)
リップル社が主催する年次カンファレンス「Swell」は、今年は11月8日と9日にドバイで行われる予定。本記事では注目のセッションを紹介している。(記事はこちら)
暗号資産決済で日本円即時変換、「Slash Payment with JPYC Pay」の展望とは?【独自取材】(10/21)
仮想通貨の決済プラットフォーム「Slash Payments」とプリペイド型日本円ステーブルコイン「JPYC」のサービスを提供する「JPYC Pay」との連携サービス「Slash Payment with JPYC Pay」に関する詳細が公開。CoinPostはSlash Fintech Limited 佐藤伸介代表取締役(通称「SHIN」)に独自取材を行った。(記事はこちら)