はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融大手UBS、香港で仮想通貨先物ETFを提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

富裕層に仮想通貨ETFを提供

金融大手UBSは、香港の新興市場開拓で、富裕層の顧客が暗号資産(仮想通貨)の上場投資信託(ETF)商品を取引できるようにする計画だ。ブルームバーグが9日に報じた。

関係筋によると、UBSの一部顧客は、同社のプラットフォーム上で3つの仮想通貨先物ETFへのアクセスが与えられる。

関連ETH大幅高、ブラックロックが現物型イーサリアムETF上場申請へ

具体的には、サムスンのビットコイン(BTC)先物アクティブETF、CSOPビットコイン先物ETF、CSOPイーサリアム(ETH)先物ETFである。これらは、香港証券先物委員会(SFC)によってすでに認可された商品だ。

SFCのジュリア・リョン最高経営責任者は今月、現物型の仮想通貨ETFについてもリテール投資家へ提供可能にすることを検討していると話した。

米国の証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の先物ETFを承認する一方で現物ETFを却下し続けてきた現状がある中、香港でのETF関連の動向には注目が集まっている。

関連香港規制当局、現物ビットコインETFを承認する可能性=報道

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

香港の状況

今回のUBSの動きは、競合他社である大手銀行HSBC(香港上海銀行)に対抗するものでもある。

HSBCは6月頃よりすでに、UBSが今回提供開始する3つの先物ETFを顧客に提供していた。CSOPの2つのETFは昨年12月、サムスンのETFは今年1月より香港証券取引所に上場している。

関連香港HSBCの顧客、ビットコインとイーサリアムのETFに投資が可能に

規制関連では、香港証券先物委員会(SFC)と香港金融管理局(HKMA)は10月のガイダンス更新で、香港証券取引所で取引されている先物ベースの仮想通貨ETFなど、規制されている商品については「プロ投資家」のみという制限は必要ないとしていた。

一方で、仮想通貨取引所JPEXの詐欺事件も背景に、事業者がリテール投資家が仮想通貨について一定程度の知識を持っていることを確認することなど、仮想通貨投資について追加の制限も導入している。

関連香港当局が仮想通貨投資で追加の制限を導入 9月の巨額詐欺を受け

RWAトークン化も

UBSグループは現実資産(RWA)トークン化にも取り組んでいるところだ。

10月には、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを使用して、マネー・マーケット・ファンドをトークン化するテストを開始。募集や償還など様々な工程で実験を行っていく計画だ。

関連金融大手UBS、イーサリアムでRWAトークン化実験

CoinPost ビットコインETF特集

ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる?  米投資会社の資金流入予測 ブラックロックのビットコインETF「IBTC」がDTCCに再掲載
上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由 グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由
ビットコインETF申請の審査進捗について米SEC委員長がコメント 「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧