はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム共同創設者ブテリン氏、ENSの重要性を強調 トークン価格20%高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

L2がENSを導入することを推奨

暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は2日、イーサリアム・ネーム・サービス(ENS)のガバナンストークンENSの重要性を強調した。

ブテリン氏は、分散型金融(DeFi)におけるユーザー体験を向上させるために、L2プロジェクトがENSドメインを統合する必要があると考えており、次のように投稿した。

すべてのイーサリアム・レイヤー2(L2)は、ENSサブドメインをL2上で直接登録、更新、読み取りできるようにするため、トラストレスでマークル証明(Merkle証明)ベースのCCIPリゾルバ上で動作する必要がある。

ENSトークンは非常に重要なため、手頃な価格である必要がある。

これを受けて、ENSは一時2,100円まで上昇、記事執筆時現在は1,740円付近で推移している。

レイヤー2(L2) とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

▶️仮想通貨用語集

関連イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、実施は24年2月末頃か

イーサリアム・ネーム・サービス(ENS)とは

ENSとは、本来は長く複雑なイーサリアムアドレスをより簡単な文字列で仮想通貨のアドレスとして利用できるようにするサービスだ。Web3におけるDNS(ドメインネームシステム)にもたとえられているが、IPアドレスではなくユーザーのイーサリアムアドレスに対応する。

ENSは、イーサリアムやUSDC、Uniswapなど様々なプラットフォームで使用されているところだ。Dune Analyticsによると、現在210万のENSドメインが登録されている。

関連高額取引されるイーサリアム・ネーム・サービス(ENS)とは 歴代トップセールスや利用用途を徹底解説

CCIPとはチェーンリンク(LINK)のCross-Chain Interoperability Protocol技術の省略名称である。これは、異なるブロックチェーン同士がアプリケーションをリンクできるように設計されたクロスチェーン相互運用プロトコルだ。

関連チェーンリンクCCIPで貿易のIoT実験、住友商事・ボーダフォンら

また、リゾルバとは、ENSの名前をアドレスに変換する処理を行う機能のこと。ブテリン氏の言及したCCIPリゾルバは、CCIP技術を使ったリゾルバとなる。マークル証明とは、大規模なデータを検証する際に使用されるデータ構造の一種である。

ENSの取得を公平にする手数料案

昨年9月、ブテリン氏はENSアドレスの所有を公平にするためENSドメイン名の維持に手数料を課すシステムを提案していた。

ENSはNFT(非代替性トークン)用の規格ERC-721に準拠しているため、OpenSeaなどのNFTマーケットで転売することが可能となっている。このため、ブテリン氏によると昨年9月時点で、全5文字のドメインの約40%が販売されていた。

このように転売目的でのドメイン取得もみられることから、ブテリン氏はよりよいENSアドレス割り当て方法を考慮した格好だ。

ドメイン名を実際に使用する組織によるドメイン名の取得を奨励することを目的として、ドメイン名の最高入札額に基づき3%の年間手数料を取ることを提案している。

関連仮想通貨イーサリアムの進化、ブテリン氏が示すZK-EVM統合案とレイヤー2の未来とは?

CoinPost 仮想通貨初心者向け特集

イチから学ぶ仮想通貨投資、ビットコインの買い方まで徹底解説 どれを買えばいい?仮想通貨(ビットコイン、アルトコイン)銘柄の選び方
人気銘柄別、日本国内の仮想通貨取引所、おすすめ5選 仮想通貨の仕組み【初心者向け図解】暗号技術と問題点について
暗号資産とは|初心者でも5分でわかる仮想通貨の始め方 Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧