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決済大手Visa、Web3報酬プログラムのプラットフォーム立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

企業向けのWeb3報酬プラットフォーム

決済大手Visaは4日、スマートメディア・テクノロジーズと提携して、企業向けにWeb3のロイヤリティプログラムを開始すると発表した。これにより、企業はそのエンドユーザーに次世代の報酬プログラムを提供できるようになる。

ゲーム化された景品付与や、拡張現実(AR)での宝探し、ロイヤリティ・ポイントを獲得する新しい方法など没入型のプログラムを提供して、新たな方法で消費者と繋がりを持つことを可能にするものだ。

トークン化されたチケットや、デジタル収集品などの特典を保管できるデジタルウォレットも消費者に提供できる。これらの特典は、仮想体験や現実世界での旅行、スポーツなど様々な体験に使えるものとなる。

各企業は、消費者向けのエクスペリエンスをカスタマイズすることも可能だ。

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Visaの発行ソリューション・グローバル責任者を務めるキャスリーン・ピアース・ギルモア氏は次のようにコメントした。

消費者は新しい方法でブランドと関わることを期待しているが、一方で企業の報酬還元プログラムは過去10年間進化していない。

当社の革新的なデジタル・ロイヤリティソリューションにより、取引だけでなく積極的なエンゲージメントに対しても顧客に報酬を与えることができる。

スマートメディア・テクノロジーズは2018年に設立された。企業がWeb3のエンゲージメントおよびロイヤリティプログラムを提供できるプラットフォームを提供しており、これまでには決済会社アメリカン・エキスプレス、ファッションブランドのバーバリーなどと提携している。

同社は、拡張現実(AR)ゲームや仮想空間体験を通じて報酬を獲得できるプログラムを提供しており、消費者はWeb3のモバイルアプリ「SmartMedia Wallet」によりトークンや報酬を受け取ることも可能だ。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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仮想通貨の決済を探るVisa

Visaは以前より、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンなどWeb3事業を積極的に進めている。昨年9月には、加盟店へソラナ(SOL)によるUSDC決済機能を提供すると発表した。

イーサリアム(ETH)基盤のUSDC決済についても2021年より実験し、Crypto.comが実装を果たしている。

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また、ブロックチェーン取引を簡単にする方法を探っており、イーサリアムのガス代(取引手数料)を、カードを使って法定通貨で支払えるようにするための実験を行っている。

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