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Web3セキュリティブラウザ・アプリ提供のKEKKAI、シードラウンドで2.3億円調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

約2.3億円の資金調達

Web3セキュリティプロダクトを展開する株式会社KEKKAIは23日、シードラウンドにおいて14の投資家から総額約2.3億円の資金を調達したことを発表した。また、同社はWeb3セキュリティ標準を搭載した新しいブラウザアプリ「KEKKAI Mobile」をリリースした。

この資金調達には、SBI・Animoca・Gumi・MZ Cryptosが共同運用する「Decimaファンド」や、グローバル市場でWeb3プロジェクトへの投資を行う「Bixin Ventures」、「Sora Ventures」、「Plug and Play」などが参加した。調達方法としては、Jkiss(新株予約権の一種)が用いられた。

Web3.0はブロックチェーン(分散型ネットワーク)を活用した非中央集権型のインターネットで、NFTや暗号資産(仮想通貨)に代表され、日本の新しい中心産業としても注目される。一方、セキュリティ面の課題も顕著。実際、2022年では年間で約5000億円のセキュリティの脆弱性を悪用した詐欺・ハッキング被害が出ており、Web3領域に進出を試みる投資家・起業家・企業にとって大きな逆風となっている。

KEKKAIは、「誰もが安心して利用できるWeb3環境の実現」をビジョンとして掲げ、個人ユーザーと事業者の双方にサービスを提供する。

SBI HoldingsのWeb3 VC Investment LeadであるJonathan氏は、KEKKAIへの投資について次のように述べている。

Decima Fundとして、Web3市場でのセキュリティの必要性が非常に高まっているなか、KEKKAIの初期の資金調達ラウンドに参加できて大変嬉しく思います。KEKKAIはこの領域に対する的確かつ実用的なソリューションを提供し、これまでのトラクションも十分信頼に足るものです。特にチームには非常に期待しており、彼らが日本とアジアのマーケットで事業拡大する際にバリューアップサービスを提供できることを楽しみにしています。

KEKKAIは、今回の資金調達を通じて、サービスのさらなる充実化と事業拡大のために新たな人材を雇用する予定。同社は、既存の「KEKKAI Plugin」と新製品「KEKKAI Mobile」を含むWeb3セキュリティキットの普及に注力するとともに、法人向けのWeb3セキュリティサービスの拡大も計画している。

関連:北朝鮮が関与した2023年の仮想通貨ハッキング被害は800億円超か=レポート

ユーザー向けブラウザアプリKEKKAI Mobile

出典:KEKKAI

新製品となる「KEKKAI Mobile」は、個人ユーザーが無料で利用できるWeb3ブラウザアプリ。暗号資産に関するハッキングや流出のリスクからユーザーを守ることを目的とする。

現状、スマートフォンを使用したWeb3体験では、ウォレットプロバイダーのセキュリティ機能が不十分なケースがある。ユーザーにとって、取引の内容を正確に把握できないために、詐欺的なコントラクトにアクセスを許してしまい、暗号資産の流出につながる事例も多発している。

KEKKAI Mobileは、トランザクション実行時や署名時に、その内容を詳細にシミュレーション・分析し、取引の内容やリスクをユーザーに通知する。

さらに、「KEKKAI Mobile」には独自のポイント機能が実装されており、Web3取引を行なうことや、アプリを友人に推薦することでポイントを獲得できる。このポイントは特定のアイテムと交換することができるほか、保有ポイントに応じて定期的に特典が提供されるなど、ユーザーにとって魅力的なシステムが搭載されている。

株式会社KEKKAIについて

株式会社KEKKAIは、「KEKKAI Mobileを通じて、より多くの方のWeb3世界への安全なオンボーディングを達成し、日本が再び世界での競争力を獲得する足場を支えられるような存在を目指す」としている。

KEKKAIの既存製品には、2022年12月にリリースされ、世界中で2万人のユーザーを抱えるPC用ブラウザ拡張機能「KEKKAI Plugin」がある。KEKKAI Pluginアプリは無料でインストール可能で、全世界で約4万件のダウンロードを記録し、現在のユーザーの総資産は85億円を超えている。

法人向けには、開発者向けの「KEKKAI SDK/API」や、新事業としてのコード監査サービス「KEKKAI Audit」を提供する。「KEKKAI Audit」は、分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトのデプロイ前に、セキュリティレビュー・レポートを提供する。

関連:Web3セキュリティ会社KEKKAIが早稲田ブロックチェーン研究会のイベント”CKS Crypto Bootcamp”の共催を決定

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