はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨決済企業Slash、Mantle Networkと提携 エコシステムをイーサリアムから移行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本事業を推進

暗号資産(仮想通貨)決済サービス企業「Slash Fintech Limited(以下、Slash Fintech)」は30日、モジュラーブロックチェーン「Mantle Network(以下、Mantle)」と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

以前はイーサリアム(ETH)上でエコシステムを構築することを目指していたが、ガス代の上昇や、L2とモジュラーブロックチェーンの普及による個別最適化された市場構造への対応を理由にMantleへ移行すると説明。Mantleとの協業を通して、日本市場における事業展開を推進していくと述べている。

Mantleとは

イーサリアムのL2ネットワーク。Optimistic Rollupのプロトコルとデータ可用性(DA)のソリューションを組み合わせたモジュラー型の構造を採用していることが大きな特徴である。

▶️仮想通貨用語集

モジュラー型とは、パーツを組み合わせてネットワークを構成できることを意味する。1つのブロックチェーンだけでトランザクションの処理やデータの保存などを行うと負担や使用コストが大きくなるため、最近ではモジュラーブロックチェーンの開発や普及が進んでいる。

Slash Fintechは「Slash Payment」という仮想通貨決済サービスを2022年8月から提供。同社は1月にSlash PaymentのMantle対応を実施し、仮想通貨決済を活用したMantleエコシステムの発展を目指してきたと説明している。

そして、これからSlash Paymentのユーザーは、Mantleを基盤にすることで、より安価なガス代で即時決済を実行することができるようになるとした。

また、今回のパートナーシップを通じて、Slash Fintechは日本やアジアの市場でMantleの普及を推進するとともに、中長期的な成長と企業価値の向上に努めていくと述べている。

Mantleのプロジェクトは以下のようにコメントした。

今回のパートナーシップで、Mantleエコシステムのトークンのために実生活におけるユースケースを増やしていけることを嬉しく思う。

日本市場におけるSlash Fintechの存在感は非常に大きく、Mantleエコシステムのアプリも日本での新たな展望が開けるだろう。

今後についてSlash Fintechは、Slash Paymentのマルチチェーン対応と各市場における導入数増加を目指すことに加え、本来的な事業・顧客ニーズに対応した決済事業の多角化を予定しているとも説明した。

関連暗号資産決済で日本円即時変換、「Slash Payment with JPYC Pay」の展望とは?【独自取材】

SVLエコシステムについて

Slash Fintechは2024年上半期に「Slash Vision Labs Token(SVL)」というトークンを仮想通貨取引所へ上場することを予定している。今回のパートナーシップによってこのトークンを基軸としたSVLエコシステムを、イーサリアムからMantleに移行することを決定したと説明した。

そして、SVLエコシステムには「veSVL」と呼ばれるトークンを導入し、veSVL保有者に事業収益を還元する新しい決済ビジネスの構築を予定していると述べている。

同社の決済ビジネスにおいて発生した収益は、Mantleトークン(MNT)の買い上げに100%使用され、veSVL保有者にリワードとしてMNTを付与。さらに報酬プールに振り分けられているSVLも同時に付与するとした。

関連仮想通貨決済サービスSlash、ソフトバンク子会社やZaifと提携

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧