はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ゲイツ財団、リップル社に続きCoilとの提携を発表|貧困層への送金システムの構築を目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゲイツ財団、リップル社に続きCoilとの提携
ゲイツ財団がリップルに続き、インターレジャープロトコル(ILP)を利用するCoilとの提携。ゲイツ財団の運営するMojaloopネットワーク発展を目的に、貧困層の方々に向けた送金システムの構築を目指す。
インターレジャーとは
異なる台帳間で支払いを送信するためのプロトコル。銀行の台帳にドルしか持ってない人が、銀行の台帳に円を保有している他の人に、円で送金することを可能にするもの。本来これを行うためには複数の決済ネットワークを介するため多大なお金と時間を要するが、インターレジャーではリップルネットワークを介するための時間とお金を大幅に削減できる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ゲイツ財団がリップルに続き、インターレジャープロトコル(ILP)を利用するCoilとの提携が、ゲイツ財団の第一技術者を務めるMiller Abel氏のツイッターで明らかになった。

「Coil」は元リップル社CTOが進めている新プロジェクトで、ゲイツ財団の運営するMojaloopネットワーク発展を目的として提携する方針をツイッターで発表した。

ゲイツ財団の第一技術者を務めるMiller Abel氏から以下の内容が発信された。

リップル社とCoil社、2社と提携してインターレジャープロトコルをMojaloopに導入、貧困層の方々に向けた送金システムの構築を目指す。

世界最大の慈善団体であるビル&メリンダ・ゲイツ財団はリップル社と提携し、銀行口座を持たない貧困層の人々への送金を目的とした独自のソフトウェア『Mojaloop』は、昨年10月、SWELL1日目にて発表されていたものだ。

Mojaloopでは、インターレジャープロトコルが使用される事がわかっているが、このインターレジャーは、相互運用性プロトコルとして、現CoilCEOであるStefan Thomas氏が、リップル社で以前CTOを勤めていた当時、リップル社にて立ち上げたプロジェクトだ。

Thomas氏はILPの創案者でリップル社CTOだった時から送金は簡単なものであるべきと強調しており、CoinPostとの独占インタビュー内でも度々インターレジャーの話題に触れてる。

また、ビルゲイツ財団の副社長で主任開発者のMiller Abelは、富裕層への動きに多くの人を巻き込むことに強い自身を見せた。

今までの金融業界は上流階級や中流階級にフォーカスしていたが、全ての人を同じループに含む事は今までの常識を覆すだろう。

Mojaloopとは

Mojaloopは、モバイルウォレットで決済できるソフトを開発、貧困のため口座を持たない人でも決済サービスを受けれることができるサービスだ。

銀行口座を持たない貧困層の人々が携帯のモバイルウォレットを通じて、どこにでも誰にでも送金出来る決済ネットワークを提供する。

ゲイツ財団のブロックチェーンの動きは?

実際のところ、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2015年からブロックチェーン技術に興味を示していた。

3年前、当時ゲイツ財団の「Financial Services for the Poor」プロジェクトを担当していたKosta Peric氏は Coindeskとのインタビューで以下のように述べていた。

ビットコインとそれを裏付ける技術(ブロックチェーン)の素晴らしい点は既存技術をリープフロッグして、大量の取引を少ないコストで処理できる点だ。

リープフロッグとは

既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること。

ゲイツ氏自身は仮想通貨に対しては投機的側面を批判しているものの、ブロックチェーン技術は評価をしている事が今回の発表と昨年から続いているリップル社との提携から伺える。

CoinPostの関連記事

リップル社CTOが語る:2018年の目標と競合SWIFTとの差別化
リップル社CTOであり、ILPの創案者であるStefan Thomas氏に対するインタビュー記事です。リップル社の競合企業とプロダクトの違い、ロックアップされた10億XRPの放出基準や懸念点についてお話を伺いしました。
Thomas氏がRipple CTOを辞め新会社Coilを設立:ILPを利用し新ビジネスモデル実現を目指す
インターネット業界では収益化するためには第三者に依存しなければならないという問題点を打開するために、リップル社の前CTOはInterledgerを用いての、第三者を介さない直接収入の仕組みを構築しようとしています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧