はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「日本で暗号資産を再定義する必要」自民党木原誠二氏と平将明氏語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「暗号資産を再定義する必要」

自民党ブロックチェーン推進議員連盟の木原誠二会長と、自民党web3プロジェクトチームの平将明座長は18日、YouTube番組でビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の再定義の必要性を話した。

木原氏は、日本で仮想通貨はある種の「通貨」「貨幣」代替物として法的に定義されているが、現状は法律上「暗号資産」と呼ばれているように投資商品の「資産」と見られていると指摘した。

また、マーケットが大きくなり、金融商品として投資されている現在、貨幣代替物として法的にスタートした矛盾が残っており、再定義の必要があると続けている。

平氏も、仮想通貨は、ゴールド(金)のような役割を持っているため銀行や証券会社など金融機関が普通に扱えるように再定義する必要があるとして賛同した。

現状は、仮想通貨取引所と、一般の証券会社と法律が別個になっていて税制もそれに沿っていると指摘している。

自民党デジタル社会推進本部は4月、「web3ホワイトペーパー2024」を発表。仮想通貨の税制改正についてただちに対処すべき論点の一つとして、損益を申告分離課税の対象とすることなどを挙げていたところだ。

関連: 「仮想通貨取引の申告分離課税検討すべき」自民党web3PTの新ホワイトペーパー

税制については日本ブロックチェーン協会(JBA)代表理事の加納 裕三氏も今月17日、申告分離課税・損失の繰越控除の導入などを今年度の重要テーマとして取り上げていきたいと話している。

関連: 日本ブロックチェーン協会、今年度重点課題に「申告分離課税」と「レバレッジ倍率の見直し」など掲げる

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

JCBIはNFT流通の国際標準を提案

日本におけるブロックチェーン関連の動きとしては、コンテンツ産業に関わる民間企業によるブロックチェーン業界団体「一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)」が20日、自民党Web3PTに出席し、「ブロックチェーンを活用したコンテンツ流通拡大の取り組み」について発表した。

特に、NFT(非代替性トークン)流通にあたって権利関係が不透明であるため、消費者の不安材料になっていると共に、NFTを発行する権利者や事業者のリスクにもなっていると指摘している。

この問題を解決するためには、二次流通や二次利用についてのライセンス情報など、ブロックチェーン上に記録する項目や記載方法の国際標準が有益であり、日本が主導してこの規格を作るべきだと提案した。

JCBIは、講談社や集英社、朝日新聞、電通、博報堂、JR、NECなどをはじめとする様々な業界の64社が加盟しており、NFT市場の適切な発展やブロックチェーンを活用したコンテンツの流通拡大に取り組んでいる。

関連: 「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧