はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ソラナの時価総額は過小評価されている」=投資会社レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムと比較

米大手資産管理会社VanEck(ヴァンエック)傘下のインデックス提供会社MarktVectorは25日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)を比較したレポートで、ソラナの時価総額が過小評価されている理由を検証した。

ソラナ(SOL)は、効率性と拡張性などの技術的な面で、イーサリアムを上回る利点を持っているとレポートは指摘し、具体例として以下の数字を挙げた。

  • トランザクションの処理量:3,000%多い
  • 1日のアクティブユーザー数:1,300%多い
  • 取引手数料:500万%安い

このように、いくつかの主要な指標で優れたパフォーマンスを見せているのにもかかわらず、ソラナの時価総額はイーサリアムの22%に留まっている。

また、レイヤー2の活動おいても、ソラナはイーサリアムに対し顕著な優位性を見せているにもかかわらず、特に機関投資家がソラナに移行していないことを「疑問に感じる」と述べた。

関連:ソラナ財団幹部が語る、エコシステムの現状や今後のビジョン|WebX2024インタビュー

過小評価される理由

レポートは、機関投資家の間でソラナの採用が進まない要因として、先行者利益としてイーサリアムは認知度も高く、すでに多額の資金が投入され確立されたポジションを築いていることを挙げた。機関投資家の間では、このような優良資産から新しいネットワークへ資産を振り替えることに躊躇する様子が見られるという。

しかし、さまざまな技術モデルに基づき、ある調査会社がソラナはイーサリアムの時価総額の50%に達する可能性があると主張し、その場合SOLの価格は330ドル(約4万7,500円)に達すると予測したとことに言及した。

市場において資産のローテーションは基本的な戦略であり、「ソラナのような過小評価された資産に資金を回さない機関投資家は、大きなチャンスを逃す可能性がある」とレポートは主張した。

関連ソラナ財団幹部が語る、エコシステムの現状や今後のビジョン|WebX2024インタビュー

バランスの取れたアプローチ

レポートは、イーサリアムとソラナの両方が発展を続ける中、単一のプラットフォームに全てを賭けるのではなく、有望な複数の主要プラットフォームを含むインデックスを選択する戦略的アプローチを提案した。

「投資家にとって、一人の勝者を選ぶ不確実性を軽減するだけでなく、スマートコントラクト・エコシステム全体の成長と進化から利益を得ることが可能になる」とまとめた。

「ファイアダンサー」の初期版がローンチ

ソラナの独立系バリデータ・クライアント「ファイアダンサー」の最初のバージョン(v0.1)が20日に、メインネットにローンチされた。

ファイアダンサーの開発を主導する投資会社Jumpは、初期版の「フランケンダンサー」をまず稼働させ、現在テストネットで運用されているファイアダンサーのローンチに繋げる。

ファイアーダンサーは、ソラナの処理能力、回復力、効率性の強化を目的に開発されており、初期のデモテストで示された1秒あたり100万トランザクションという非常に高いスループットは、業界内でも注目を集めている。

現在ソラナでは、「Agave」や「Jito」といったバリデータ・クライアント(ノードが使用するソフトウェア)が利用されているが、ファイアダンサーの開発により、ネットワークの強化や安定性向上につながると見られている。

関連:ソラナ「ファイアダンサー」、初期版がメインネットにローンチ|Breakpoint 2024

Googleクラウドとの関係強化

ソラナラボは23日、Googleクラウドと協力し、従来のWeb2ゲームでWeb3機能を簡単に統合できるAPI「GameShift」を発表した。

GameShiftは、仮想通貨ウォレット、トークン化された資産、オンチェーンマーケット、決済システム、マーケットプレイスなどのツールを提供。ゲーム開発者がブロックチェーンの知識なしに、Web3要素を開発中のゲームに組み込むことを可能にするものだ。

ソラナについてGoogleクラウドは、「NFT、分散型取引所の取引、ステーブルコインの取引量、実稼働中の1秒あたりのトランザクション数、アクティブなウォレット数において、常にトップ3の実績を誇る」と評価している。

関連:Googleクラウド・ソラナ提携関係深まる、新たなWeb3ゲームAPIをリリース

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/14 土曜日
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。
06/13 金曜日
21:13
​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?
セガの「三国志大戦」がWeb3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。CoinPostでは、開発を担うdouble jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施。開発背景や作品の魅力を語ってもらった。
18:35
MEXC関連企業、ソラナ開発者育成で新プログラム アジア太平洋地域で展開
MEXC IgniteXとSuperteamが戦略的提携を発表。Solana Summit APACで「IgniteX Solana Talent Lab」を始動し、APAC地域のブロックチェーン人材育成を推進。
17:00
超富裕層の投資戦略が大転換、株式から仮想通貨などへシフト=BNYレポート
米大手金融機関BNY Mellonが公開した最新のファミリーオフィスの投資動向調査レポートで、超富裕層による投資戦略の大きな転換が明らかになった。上場株式への投資から、プライベート市場や仮想通貨を含むオルタナティブ投資へと積極的なシフトが進んでいる。
15:46
リミックスポイントのビットコイン保有量が目標の1000BTC突破 8.9億円買い増し
リミックスポイントが56.87BTCを8.9億円で追加購入し、保有量が目標の1000BTCを突破。暗号資産全体の時価評価額は172億円、評価益21億円に。
13:40
米SEC、ゲンスラー時代のDeFi・仮想通貨規制案を正式撤回
米証券取引委員会がDeFiと仮想通貨カストディの規制強化案を撤回。アトキンス新委員長は「イノベーション免除」制度を検討し、業界の規制不確実性解消へ大幅な方針転換を表明した。
13:30
株価8倍暴騰、カナダ上場企業Tony G、6300万円で仮想通貨HYPEを購入
カナダの投資持株会社トニーG投資ホールディングスがHYPEトークン10,387枚を平均42.24ドルで取得。DeFi分野への初進出で株価は8倍以上の急騰を記録。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧