はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マウントゴックス、弁済期限を25年10月末まで1年延長 ビットコインの売り圧軽減か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済期限を変更

2014年に経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックスは10日、弁済の期限日を日本時間の2024年10月31日から2025年10月31日に変更すると公表した。

マウントゴックスの弁済は、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)の売り圧につながる可能性があるが、今回の期限変更で投資家の売り圧に対する短期的な懸念が弱まったとの声が上がっている。

今回公表した書面でマウントゴックスは「弁済の受領に必要な手続きを完了し、弁済に関する手続きの過程で特別な問題が起きていない債権者への基本弁済、中間弁済および早期一括弁済は、一部の類型の弁済を除き、おおむね完了している」と述べている。

一方で「必要な手続きが未完了で、弁済を受領できていない債権者がまだ多数存在している」と説明。他にも「弁済に関する手続きの過程において問題が生じるなどの理由により、弁済を受領できていない債権者もまだ相当数いる」とした。

この手続きの進捗状況が、弁済期限を変更した理由。マウントゴックスは「実務上合理的に可能な限り弁済を実施することが望ましいことから、再生管財人が裁判所の許可を得て期限を変更した」と説明している。

弁済の状況

マウントゴックスは今年の6月24日、破綻から10年を経て、7月から弁済を開始することを発表した。その後7月5日には、一部の債権者に弁済を実施したことを報告。その後も、代理受領業者に指定されている取引所の協力のもと、弁済を継続してきた。

そして、最近では8月21日に、1万9,000名を超える債権者に弁済を実施したと報告。この時、債権者による必要な情報の修正やアカウントに関する必要な対応、債権者が登録したアカウント等の有効性の確認などが完了してから、弁済を継続していくと説明していた。

関連マウントゴックス、1000億円相当のビットコインを取引所に送付 弁済が進行中か

ブロックチェーン分析企業Arkhamのデータによれば、現在マウントゴックスのアドレスが保有しているビットコインの数量は4万4,905BTC。事前の報告によると、マウントゴックスが管理していたビットコインの数量は14万2,000BTCだった。この数量のデータに基づくと、ビットコインの弁済は約68%進んでいることになる。

関連Mt.Goxの弁済進捗65%、ウォレット残高に1000億円相当のビットコイン

マウントゴックスとは

2010年から2014年にかけて運営された東京を拠点とする仮想通貨取引所。同社がハッキング被害に遭った後、取引所がハッキングされたり、誤送信などで仮想通貨を失ったりすることを「GOXする(ゴックスする)」と呼ぶ慣習が生まれた。

▶️仮想通貨用語集

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧