はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

XRPが約7年ぶり水準の2.5ドルに高騰、SOLを抜き時価総額3位へ浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

マクロ経済と金融市場

前週末11月29日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比+188.5(0.42%)の44,910ドル、ナスダック指数は+157.6(0.83%)ポイントの19,218高で取引を終えた。

東京株式市場では、週明けの日経平均株価(前引け)は、前日比+11.9円(0.03%)高の38,220円と横ばいで推移している。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+0.94%の1BTC=97,513ドルに。

BTC/USD週足

関連:1400万円台で推移のビットコイン、この先は激しい上下の値動きに注意|bitbankアナリスト寄稿

著名アナリストのJames Van Straten氏のビットコイン(BTC)需給分析によれば、長期的な需給バランスにおいて強気シグナルが確認できる。

特筆すべき点として、長期保有者(LTH)による利確の動きが鈍化しており、過去30日間で40万BTC以上の保有が継続されている。

10万ドル付近での利確を望んでいたLTHのほとんどが、すでに利益確定を完了しているほか、10%の価格調整局面で、短期保有者(STH)も投げを入れた形となっている。

長期保有者(LTH: Long Term Holder)は、155日(約5ヶ月)以上同じアドレスでビットコインを保有している投資家を指しており、未使用の取引残高(UTXO)の年齢分析から導き出された統計基準に該当する。これにより、市場全体の損益状況や投資家の平均取得価格の推計が可能。

Van Straten氏は「需要が供給を上回る状況が続けば、ビットコインの10万ドル到達は時間の問題だ」との見方を示している。

データからは、ETF(上場投資信託)をはじめ、ビットコインマイナー(採掘業者)、取引所を含むすべてのコホートにおいて、過去30日間で約8.7万BTCが純累積されていることがわかる。

特に過去数ヶ月では大幅な累積傾向が見られ、機関投資家の参入拡大を示唆している。

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

アルトコイン相場

主要アルト銘柄では、リップル社の開発するXRP(エックスアールピー)が前日比23.8%高の2.33ドルと大幅続伸、一時2.5ドルまで上昇した。

21年4月の高値1.96ドルを超え、約7年ぶりとなる1XRP=2ドル台水準に達した。過去最高値は18年1月の3.31ドル。

XRP/USD月足

これに伴い、暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額ランキングでは、ソラナ(SOL)やテザー(USDT)を抜いて3位に浮上した。

Messari

XRP高騰の背景には、24年11月に行われた米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利し、25年1月20日に新政権が発足することへの期待がある。

トランプ次期大統領は以前、「国家準備資産としてビットコインを戦略的に備蓄する」などと言及したほか、政権移行チームは、暗号資産(仮想通貨)関連政策を推進するための役職を新設するための動きを見せている。

仮想通貨業界への規制強化および執行措置を進めてきた民主党からの政権交代が確実となり、米SEC(証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長が辞任することが決まったことも追い風だ。

SECは、米リップル社や暗号資産交換業者最大手のコインベース、クラーケンなどを証券法違反で提訴していた。

XRPの市場価格は、SECとの係争状態が長引いた結果、長らく低迷していた。前回の仮想通貨バブルが訪れた2021年にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が2017〜2018年の最高値の3倍超まで高騰したのに対し、XRPは2018年1月に記録した過去最高値の6割程度の上昇に留まり、その後0.28ドルまで大幅下落している。

SECとの和解や提訴取り下げに至れば、提訴を受け上場廃止判断を下していた米暗号資産(仮想通貨)取引所への再上場やマーケットメイカーの復帰に伴う流動性の向上、企業との提携が見込めることから、周回遅れがゆえに伸び代があるとの見方もある。

一方、アルトコイン市場では先物市場のFunding Rate(資金調達率)など、足元の過熱感を懸念する指摘も出ている。

関連:XRPの買い方|注目点や最適な取引所選び

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

直近では、下記も材料視されているようだ。

FOXビジネスが報じたところによれば、米ニューヨーク州の金融規制当局がリップル社が開発する米ドル連動型のステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」を承認する可能性が高まっており、早ければ4日にも承認される見込み。

RLUSDは、クロスボーダー決済、法定通貨との交換、実物資産(RWA)のトークン化などの企業向けユースケースに焦点を当てている。

関連:ビットワイズ、ビットコイン・ソラナ・XRP含む指数ETFを申請

関連:承認間近か、リップルのステーブルコイン「RLUSD」 ニューヨークで

XRPに投資するなら

Coinpost x Gtax 共同アンケート企画

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 月曜日
19:45
SBI VCトレードとメタプラネット、総額3000万円相当のビットコインが当たるキャンペーンを発表
暗号資産取引大手のSBI VCトレードが、メタプラネントと共同で総額3000万円相当のビットコインプレゼントキャンペーンを開始。2024年12月31日時点のメタプラネント株主(100株以上)が対象。新規口座開設で2350名に当選のチャンス。応募期限は2025年3月31日まで。
14:31
分散型IDインフラzkMeネットワーク、新たな報酬プログラムを導入へ
ゼロ知識証明を活用した分散型IDインフラzkMeネットワークが、新たなトークノミクスを発表。報酬プログラムを導入する。
14:25
米資産運用会社モルガン・クリークCEO、来年注目の「アルトコイン5選」に言及
米資産運用会社モルガン・クリークのマーク・ユスコCEOは、2025年に注目するアルトコイン5銘柄に言及。ビットコインについては、まもなく10万ドル(約1500万円)を突破し、大きな放物線の上昇を見せるとの予想を披露した。
11:38
XRPが約7年ぶり水準の2.5ドルに高騰、SOLを抜き時価総額3位へ浮上
暗号資産(仮想通貨)相場では、リップルの開発するXRPが2018年1月以来約7年ぶり水準の2.5ドル(370円)水準に高騰し、時価総額ランキングでソラナ(SOL)を上回った。その背景は?
11:14
Japan Open Chain、IEO先行優先販売が完売  特典付き募集は12月3日まで受け付け中
Japan Open ChainのIEO先行優先販売が完売。特典付き申込は12月3日まで受付中。一般販売情報やJOCトークンの特徴を解説。
09:43
DMMビットコインが事業撤退 SBIVCトレードに顧客資産譲渡へ=報道
不正流出事件の発生した仮想通貨取引所DMMビットコインが、経営立て直しを断念し廃業方針を決定した。日本経済新聞が報じた。顧客資産はSBIVCトレードに譲渡される見込み。
12/01 日曜日
13:01
今週の主要仮想通貨材料まとめ レイヤー1銘柄の年初来上昇率・アバランチ大型テストネットなど
暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ 前週比の騰落率(11/24〜11/30) ビットコイン(BTC):$97,417ドル -1.9% イーサリアム(ETH):3,595ドル +9…
11:31
1400万円台で推移のビットコイン、この先は激しい上下の値動きに注意|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、1400万円台で推移する今週のビットコイン(BTC)相場を分析。10万ドルの壁を突破できれば、FOMOによって相場が走ると想定するも、CMEのビットコイン先物では7.8万ドル〜8万ドルの間に窓が開いている点にも言及した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|XRPやSOLOなどの価格高騰に高い関心
今週は、仮想通貨XRPやSOLOなどの価格高騰、ビットコイン売却観測に対するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長の対応、ビットコイン長期保有者の売却に関するニュースが最も関心を集めた。
11/30 土曜日
20:10
ビットコインは今後どうなる?2025年に向けた注目点、価格予測
ビットコインは2024年初から高騰して1400万円を突破し10万ドルに迫る。トランプ大統領の返り咲きと政権交代、ETF上場、FRBの金融緩和という3つの大きな変化を背景に、主要金融機関は2025年の価格予測を公開。機関投資家の参入と半減期後の需給動向から、今後の展望を徹底解説します。
13:35
米FRB利下げが仮想通貨・株式市場に与える影響は? バイナンスリサーチ分析
バイナンスリサーチが、FRBの利下げがビットコインなど仮想通貨や株式市場に与える影響を分析するレポートを発表した。
11:45
フランス高級デパートが仮想通貨決済を導入、バイナンスペイなどと提携
フランスの高級デパート「プランタン」は今週、欧州初の事例として仮想通貨決済を導入することを発表した。
10:50
ロシア、仮想通貨マイニングに課税制度を導入 プーチン大統領が法律に署名
ロシアで仮想通貨マイニング収益への課税を規定する法律が成立した。ロシアは国際取引での仮想通貨決済も限定的に解禁している。
10:10
承認間近か、リップルのステーブルコイン「RLUSD」 ニューヨークで
FOXビジネスの29日の報道によれば、米ニューヨーク州の金融規制当局が、リップル社の新しいステーブルコイン「RLUSD」を承認する可能性が高まっている。ニューヨーク州金融サービス局は、12月4日を目処にRLUSDを承認する見込みだという。
09:25
「今日のミームは明日のETFになる」ドージコイン現物ETFの実現可能性は? アナリストが見解
ドージコインは元々ジョークとして始まったが、現在では時価総額約620億ドルの第7位の仮想通貨に成長。アメリカの新政権の動きや仮想通貨規制の進展を背景に、ドージコインETF承認への期待が高まる中、ウォール街の反応や今後の展望を探る。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧