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米下院、仮想通貨企業に対する銀行サービス制限を調査へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

様々な企業が銀行サービス剥奪を証言

米共和党のフレンチ・ヒル下院議員は4日、下院金融サービス委員会の公聴会で、暗号資産(仮想通貨)業界への銀行サービスが制限されている状況を調査すると述べた。

ヒル氏は、投資会社アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)のマーク・アンドリーセン共同創設者がジョー・ローガン氏のポッドキャストで話した内容に言及している。

アンドリーセン氏は、米国政府は銀行に対して、仮想通貨業界などのテクノロジー企業に関連する特定の口座を閉鎖するよう圧力をかけていたと発言した。

このポッドキャストが放送された後、イーロン・マスク氏がこのことについて知っている者はいるか?とX上で呼びかけたところ、様々な企業の幹部が、実際に銀行サービス剥奪があったと証言した。

例えば、仮想通貨銀行カストディアバンクのケイトリン・ロングCEOや仮想通貨取引所ジェミナイを創設したウィンクルボス兄弟、クラーケンのジェシー・パウエル共同創設者が、銀行サービスを剥奪された経験について明かしている。

関連:仮想通貨銀行カストディアバンクの対FRB訴訟 米地裁で敗訴

また、ヒル氏が公聴会の場でステラ開発財団デネル・ディクソンCEOとアンカレッジ・デジタルのネイサン・マッコーリーCEOにこうしたことがあったか問いかけたところ、二人ともあったと答えた。

ディクソン氏は、サービスを受ける銀行を探す過程で10程度の銀行に拒否され、その理由は示されなかったと証言している。

ヒル氏は、こうした状況を問題視して、公聴会で次のように唱えた。

この件に関しては、共和党でも民主党でも黙っていられる人はいない。米国の合法的な企業には、銀行取引と金融サービスを受ける自由があるべきだ。

金融サービス委員会は、この件に関して強い立場を取るつもりだ。文書は揃っており、その内容を調査中だ。今議会の終わりから次の議会までこの調査を続けるつもりだ。

関連:トランプ氏、仮想通貨支持のアトキンス氏をSEC次期委員長に指名

トランプ政権で「チョークポイント2.0」終了か

米国の仮想通貨コミュニティは、米国政府が仮想通貨業界を銀行部門から締め出そうと動いていることについて「チョークポイント2.0」だと呼んでいる。チョークポイントは、流れが狭くなる難所などの意味だ。

元々、米司法省が2013年に開始した動きに「チョークポイント1.0」がある。これは銃器販売業者など、詐欺やマネロンのリスクが高いと考えられる業界への銀行サービスを制限することが目的だった。

仮想通貨業界は、近年の米国政府による仮想通貨業界への類似した動きについて「チョークポイント2.0」との言葉で呼んでいる格好だ。

2023年に仮想通貨に友好的なシリコンバレー銀行などが破綻した際にも、この背景に仮想通貨業界を銀行システムから排除しようとするバイデン政権の意向があったのではないかとの意見も上がっている。

今年8月には、仮想通貨に友好的なユナイテッド・テキサス銀行もFRBより業務停止命令を受けた。

関連:米FRB、仮想通貨に友好的なユナイテッド・テキサス銀行に業務停止命令

大統領に再選したドナルド・トランプ氏はこの「チョークポイント2.0」を終わらせると誓約しており、新政権の動きが注目される。

関連:トランプ新政権で仮想通貨企業のIPOが加速か 規制緩和への期待高まる

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