前日比30%高騰
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)は12日、28.8%続伸し史上最高値を更新して4.85ドルの値をつけた。
スイは年初来6倍以上上昇し、パフォーマンスが最も良いレイヤー1銘柄となった。高性能ブロックチェーン技術と成長中のエコシステムが注目されている。
ビットコインが11日から反発し、全体相場を引き上げたほか、スイに関するいくつかの好材料が重なった。
ソラナ(SOL)の主要ウォレットの一つであるBackPack(バックパック)およびその傘下にあるバックパック取引所が11日夜、SUIへの対応・取り扱いを発表した。
これにより、ウォレット内の仮想通貨SUIの資産管理やNFTコレクションの保存機能が既存のバックパックのユーザーへ解放される。高速ブロックチェーンという共通点から、ソラナ投資家の中にはスイの投資家も多く、シナジーが高いとされる。
🎒@Backpack is officially integrating with Sui!
— Sui (@SuiNetwork) December 11, 2024
The Sui ecosystem will soon have access to Backpack Exchange, the Backpack non-custodial wallet, and Mad Lads, the top NFT community in the Solana ecosystem. pic.twitter.com/Xj6me0xqf8
また、先週、ソラナの主要ウォレットPhantom(ファントム)がSUIブロックチェーンに対応する計画を発表したというニュースもあり、スイの普及拡大にとってさらなる追い風になると予測されていた。
さらに、バイナンス支援のステーブルコインFDUSDが12日にSUIブロックチェーンへの対応を発表したことも材料視された。バイナンス取引所は同日にSUI版FDUSDへの入出金対応を開始し、SUIエコシステムの利便性向上を後押ししている。
なお、DeFi分野におけるTVL(Total Value Locked)と取引量が堅調に増加している。Defillamaのデータによると、スイのTVLは9位に位置し、年初来で8.4倍の成長を遂げた。このDeFi成長もSUI価格の継続的な上昇要因となっている。
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