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ビットコイン市場低迷、米欧の利下げ慎重姿勢が影響|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(2/20 AM7時)

仮想通貨(暗号資産)市場は引き続き低調な動きを見せている。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は19日に公開されたインタビューにおいて、「利下げを停止すべき局面に近づいている」との認識を示した。また、1月28日〜29日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、追加利下げに慎重な姿勢が改めて確認された。このように、欧米の中央銀行が依然としてタカ派的なスタンスを維持していることが懸念材料となり、下落の場面が見られた。

出典:Tradingview

2月19〜20日相場状況

ビットコイン(BTC)は、主要アセットとの相関が弱い状態が続いている。直近2か月間を見ると、過去最高値を更新し続けているS&P500との相関は、一時+0.9近くまで上昇したものの、現在は+0.51まで低下している。ゴールドとの相関も+0.22と、ほぼ無相関の状況にある。この背景には、1月24日に署名された大統領令が市場の期待を下回り、失望感が広がったことが影響していると考えられる。その後も、この失望感が市場に尾を引き、ビットコインの価格は弱含みの状態が続いている。

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オプション市場では、プット・コール・レシオ(PCR)が上昇傾向にあり、値動きの乏しい相場環境の中で市場参加者の投資態度が慎重になっていることが伺える(下画像黄矢印)。

現状分析(2/20日AM7時)

ビットコインに強気材料が乏しい現状では、好材料となるニュースが出ない限り弱含みの展開が続く可能性が高い。香港で開かれているカンファレンス「Consensus」で好材料が出るかどうかが分かれ目になる可能性がある。

今後の重要な日程

  • 2/20日 米フィラデルフィア連銀景況指数
  • 2/21日 米PMI(購買担当者景気指数)
  • 2/28日 米PCEデフレータ

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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