はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Bybit事件などで売られすぎの暗号資産市場 を分析|仮想NISHI

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(2/25 AM7時)

仮想通貨(暗号資産)市場は、米国によるイランの石油産業への新たな制裁措置の発動報道を受け、原油価格が上昇したことなどからインフレ懸念が強まり、ビットコインマイナーへの影響も相まって下落した。

また、モンタナ州でのビットコイン準備金法案が事実上廃案となったことや、Bybitで発生した大規模ハッキング事件も市場の向かい風となっている。

加えて、不確実性の高まりからNY金先物価格が史上最高値を更新するなど、市場全体でリスクオフの姿勢が顕在化している。

2月24〜25日相場状況

デリバティブ市場では売られすぎの状況が見受けられる。

複数の取引所で先物価格が現物価格を下回るバックワーデーションが発生しており(下画像赤枠)、需給は引き締まっている。この状況は、Bybitの大規模ハッキング事件後に、値ごろ感からロングされたポジションが閉じられたことが影響していると考えられる。

アルトコイン市場においても、ほぼすべての銘柄で先物価格が現物価格を下回っており(下画像赤枠)、市場全体として短期的に売られすぎの状態にあることが確認できる。

現状分析(2/25日AM7時)

原油価格の上昇やBybitの大規模ハッキング事件を受け、暗号資産市場から一時的に資金が流出する動きが見られる。

一方で、デリバティブ市場では売られすぎの兆候があり、市場が過度に悲観的になっている可能性がある。今後のBybit事件の進展次第では、一時的なショートカバーが発生する可能性も考えられる。

今後の重要な日程
  • 2/27日 米実質GDP
  • 2/28日 米PCEデフレータ
  • 3/4日 ISM製造業景気指数

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:34
米セムラー社が5億ドル調達枠申請 ビットコイン戦略を強化へ
米医療テック企業セムラーサイエンティフィックがSECに5億ドルの証券発行枠を申請。3,192BTCを保有する同社は、ビットコイン購入を含む資金調達を強化し、独自のビットコイン財務戦略を推進中。
14:40
仮想通貨取引所大手OKX、米国市場に本格進出 
仮想通貨取引所OKXが米国市場での事業展開を発表。中央集権型取引所とウォレットサービスを提供開始する。
14:00
トランプ関税の影響でBitdeer社、ビットコインマイニング強化へ
マイニング企業Bitdeerが自社マイニングを強化し、今年後半には米国でマイニング機器の製造を開始する計画を明らかにした。マイニング機器の需要低下とトランプ政権の関税政策による不確実性に対応する狙いがある。
13:15
エルサルバドル、ビットコイン事業者の9割が非稼働か 今後の政策に注目
エルサルバドルで登録されたビットコイン関連企業のうち、正式に運営されているのはわずか10%だった。IMFの圧力下で、ビットコイン政策の行方が注目されている。
11:50
オクラホマ州のビットコイン備蓄法案、1票差で否決 残るは両州
オクラホマ州の戦略的ビットコイン備蓄法案が上院委員会で1票差の僅差で否決され水の泡に。今期の州範囲でのビットコイン購入実現は、法案審議が進むテキサス州とアリゾナ州の2州のみに可能性が絞られた。
10:50
RWAトークン化業界最大手のセキュリタイズ、ファンド運用事業取得で業務拡大へ
現実資産(RWA)トークン化のセキュリタイズがMG Stoverのファンド管理事業を買収した。世界最大級のデジタル資産ファンド管理会社となり、大幅に事業を拡大するとしている。
10:30
「マクロ経済好転でビットコイン上昇の可能性」Bitwise幹部が予測
仮想通貨運用企業Bitwise幹部は、ビットコインの価格は回復力が非常に強まっているとの見解を示した。マクロ経済好転で価格が上昇すると予測している。
07:40
バリュークリエーション、1億円のビットコイン追加購入を決議
東証グロース上場のバリュークリエーションが4月14日、1億円のビットコイン追加購入を決議。3月に2億円の投資を完了済みで、4〜8月に3度目の購入を実施予定である。
07:30
大口投資家のビットコイン売却ペース鈍化も強気転換の兆し見られず CryptoQuant週間分析
CryptoQuantの最新レポートが明かすビットコイン市場の現状分析。大口投資家の売却は減少も積極的な買い戻しなく、マイナーの売却圧力増加。強気指数は2022年以来の低水準が続き、強気相場への転換兆候は見られない状況だ。
07:05
スウェーデン、議員からのBTC準備金創設の提案続く
スウェーデンで新たに議員がビットコイン準備金の創設を提案した。米トランプ政権などの事例をもとに、同国が準備金創設を検討しているか質問する書簡を財務相に送っている。
06:50
トランプファミリー、モノポリー風の仮想通貨関連ゲームを開発中 報道
トランプ大統領の一族が新たな仮想通貨事業として「モノポリー」に似た不動産ゲームを計画。モバイルゲーム「モノポリーGo!」に似た仕組みで、デジタル都市で建物を建設しながらゲーム内トークンを稼ぐ仕組みになるという。
06:05
米上場企業Janover、ソラナ保有数を30億円に倍増 株価は18倍高
米不動産テック企業Janoverが1050万ドル相当のソラナを追加購入し、総保有量を16万SOL超に拡大。マイクロストラテジー型の企業財務戦略導入で株価が4月に17倍高。
05:50
XRPがSECの現物ETF承認レースをリードか Kaiko分析
米SECの新委員長ポール・アトキンス就任を控え、XRPの市場流動性が急上昇。5月22日のグレースケールのXRP現物ETF審査期限など重要なマイルストーンを前に、仮想通貨ETF市場に新たな展開が期待される。
04/15 火曜日
18:56
JASRAC、楽曲情報管理システム「KENDRIX」がソニュームに対応
JASRACの楽曲情報管理システム「KENDRIX」がSoneiumへ移行し、ブロックチェーン技術を活用。音源の存在証明や著作権管理を簡素化し、音楽クリエイターを強力に支援する。
14:35
実物トレカ裏付けのNFTがメルカリNFTで取扱開始
トレカを裏付け資産にしたRWAトークンがメルカリNFTで取扱を開始した。暗号資産なしでも購入でき、初心者でも簡単にトレカ取引を始められる新たな選択肢だ。流動性の向上にも期待が高まっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧