はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米投資ファンドCEO、仮想通貨の透明性を主張し長期的な上昇を示唆|米株式市場との相関関係にも言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインと株式市場の相関性を否定
仮想通貨投資ファンド、Morgan Creek Digital社のCEOであるAnthony Pompliano氏が株式市場とビットコインの相関関係はないと発言。またビットコイン価格は短期では3,000ドルを下回る可能性があると述べながらも需要における将来性を強調した。

米投資ファンドCEO、仮想通貨と株式市場の相関性を否定

Morgan Creek Digital社のCEOであるAnthony Pompliano氏が米経済番組CNBCの「Squawk Box」に出演し、仮想通貨市場について触れ、「株式市場とビットコインの相関関係はない」と語った。

ビットコインは株式市場と相関性のない資産クラスだ。BTCとS&P 500の過去180日間のチャートを比較すると、相関はゼロである。

ドルインデックス(ドル指数)と比較してもゼロに近い。その為、ビットコインとの相関性はないし、これからもそのような状態は続くだろう。

また仮想通貨との相関性が頻繁に話題となるテック系株の中でも、代表的な5銘柄であるFAANG(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル)との相関性も否定した。

意見に賛成するアナリストも

今回のPompliano氏の発言に対し、仮想通貨市場の専門家として知られるeToroのシニア市場アナリストであるMati Greenspan氏は同様に、株式市場と仮想通貨市場の相関関係はないと賛成した。

またこのトレンドは2年間の日足チャートを比較すると特に顕著であるとGreenspan氏は述べた。

ビットコインの価格予想と展望

またビットコインの価格が上昇するにはどのような材料が必要かと聞かれると、Pompliano氏は司会者の期待とは裏腹に、ビットコイン価格は短期では下落が続くと予想した。

短期的にはビットコインは3000ドルを切ると自身の展望を語ったものの、長期スパンではビットコインに対する需要の増加をPompliano氏は見込んでいる。

仮想通貨は透明性が高く、数学やコードに基づいているが、逆に伝統的な金融業界の方が不正行為が蔓延しているとも言える。

しかしその反面、仮想通貨はまだ若い資産クラスだ。その為ビットコインの需要が高まれば、価格の上昇も自ずと見られるだろう。

Pompliano氏は以前から不正行為をしながら仮想通貨に対して厳しい姿勢を持つ金融業界は二重基準を有しているとの見解を示しており、登壇後にもそのような矛盾を指摘するツイートを発信している。

FINRAがモルガン・スタンレーの仲介業部門に対して、過去5年間で資金洗浄に関するコンプライアンスが欠けていたとして1000万ドルの罰金を下した。

米ドルが資金洗浄に最も利用されている事実を忘れてはいけない!

また前述のGreenspan氏も先日公開されたインタビュー内でも以前から界隈でも重要視されている3,000ドル(約33万円)が重要なサポートラインであり続けるとした上で、この心理的な壁が破られる可能性はいまだに残っていると言及していた。

しかしその反面、ビットコインの価格サイクルは以前と同様、投機熱と調整の繰り返しで、ビットコインのボラティリティは過去のBTC値動きと比較しても通常の範囲内であるとも述べていた。

Greenspan氏の仮想通貨ビットコインに関する解説はこちらから。

仮想通貨ビットコインの底値と危険視すべきラインを解説|eToroの投資アナリスト
eToroのシニア市場アナリストのMati Greenspan氏が仮想通貨のボラティリティ、ビットコインの底値やトレンド転換の目安について言及。またリスクを分散した投資の重要性を強調した。
▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者9,000名突破。

CoinPostの関連記事

仮想通貨著名分析家が「ビットコイン上昇転換の要素」を語る|2019年第1四半期が重要な理由も解説
CNBC経済番組FastMoneyにて、著名分析家のBrian Kelly氏が、金融ポートフォリオにおける仮想通貨の割合や、下落相場からの転換要素について言及した。また、2019年第1四半期がなぜ重要なのか解説。
ビットコイン7年ぶりの月間下落幅 年末目前に迫り専門家10人の価格予想を振り返る|仮想通貨市況
ビットコインはトレンドラインを割り、一時下落。下落要因が重なった10月の月間下落幅は7年ぶりの大きさになった。 年末まで1ヶ月を切った今、これまでの専門家予想が当たっているか振り返る。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧