はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインなど仮想通貨が全面高、全市場リスクオンムードに|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコインだけでなく、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ネム(XEM)なども一時前日比20%高となるなど、仮想通貨市場は全面高に。草コインへの資金流入を示唆するドージコインも高騰している。

金融市場と仮想通貨

本日の東京株式市場は、前日比207円高の21,713円に。英紙フィナンシャル・タイムズの報道で、懸念されていた米中通商協議の最終合意が近いとの観測が好感された。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、昨日の大幅高の反動でリミックスやマネックスが大きく下げるも、SBIホールディングスが前日比3.82%高の2585円に。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

本日の仮想通貨市場は、昨日の余韻が残っており、朝から強い値動きが続いていた。

ビットコインは昨日の高値付近の56.8万円まで上昇した辺りで、短期的な過熱感から2万円ほど反落するも、現在は下げ渋っている状態だ。

上値は重いが、心理的節目の50万円、及び200MAの52.5万円より上で推移しており、アルトコインにも資金が流入していることからロング優勢の状況が続いている。

なお、今回の高騰で、BTCの総出来高は、240億ドルを超えた。

出典:CoinMarketCap

国内で特に知名度の高いコインチェック銘柄を確認すると、以下の通りだ。

4/2時点 4/3時点

ビットコインキャッシュは、一時前日比73%高を記録するなど大幅に高騰。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ネム(XEM)なども一時前日比20%高となるなど、全面高の様相を呈している。

昨日のビットコインの急騰が、国内外の多くのメディアで報じられたことで、大相場と見た投機家のFOMO(Fear of Missing Out)が発生ことに加え、大口によるアルトコインの資金循環パンプに利用された可能性もある。

本日の考察記事で解説したが、

ビットコインキャッシュのハッシュレート値は、直近2週間でビットコインを超える上昇率が確認(3ヶ月で1.8倍)されているほか、最も高い比率のマイニングプールで16%台に留まるなど、ネットワークの分散化が見られている。

過去3ヶ月間で、SBIホールディングスの北尾社長も懸念していた、マイナーの保有構造の偏在が大幅に是正されていることになる。

ハッシュレートの分散化は、非中央集権化のネットワークを前提としたPoWアルゴリズムにおいて極めて重要な意味を持ち、「51%攻撃」といったネットワーク内の改ざんが可能になる危険性も孕んでいる。

このような市場健全化も、投資家心理の改善と併せてビットコインキャッシュの買い戻しを促す一要因と言えるだろう。

仮想通貨Dogecoinも高騰

ドージコインも高騰を見せた。

2013年12月に開発された同コインは、元々は米国の掲示板である4chanで生まれた芝犬をモチーフにした仮想通貨だったが、CryptopiaやCoinExchangeなど、いわゆる時価総額の低い「草コイン」との基軸通貨として利用されたことで、ドージコインの高騰は草コインへの資金流入を示唆している。

米国時間1日(日本時間2日)には、米最大手電気自動車メーカーTesla(テスラ)および宇宙プロジェクトSpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏が「エイプルフール」の冗談として、公式ツイッターで「仮想通貨DogecoinのCEO」となったと発言し、反響を呼んだ。

出典:twitter

背景には、2日にDogecoinの公式ツイッターにて、「Dogecoinのプロジェクトに必要なCEOをコミュニティの投票で選ぶ」というアンケートを行なった結果、マスク氏が断トツの1位となったことがある。他には、ライトコインの創設者チャーリー・リー氏やイーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏も投票の対象となっている。

この結果を受けたマスク氏は、「Dogecoinは僕の推し通貨になるかもしれない」と、ツイートで伝えた。

この出来事は、エイプルフールネタであり、その後「役職」を「元CEO」に変更したが、少なからず影響があったとされており、時価総額25位のDogecoinはさらなる上昇を見せ、一時前日比約28%の急騰を記録している。

出典:CoinMarketCap

マスク氏は前日、ある米投資会社の取材に応じ、「仮想通貨は、国家(中央集権)が発行する法定通貨のコントロールの範囲に入っておらず、現在の紙幣はいずれ消えていくのではないか。

紙幣よりも仮想通貨の方が「価値の移動手段」として優れている点があることは間違いない。」と語り、仮想通貨の実用性と普及に対して、前向きなスタンスを示している。

CoinPostの関連記事

『トルコリラ急落の影響も』藤巻議員が仮想通貨ビットコイン高騰に言及
税制改正を提起する藤巻議員が、急騰した仮想通貨市場及びビットコインの大幅上昇について考察を述べた。トルコリラ暴落や英EU離脱問題に関するポンド懸念など、通貨不安時に高まる仮想通貨需要を探る。
仮想通貨ビットコインキャッシュが一時前日比70%高を記録、今後控えるファンダと上昇要因を探る
仮想通貨市場が全面高で盛り上がるなかで、ビットコインキャッシュが70%高と高い上昇率を記録した。最新状況から上昇の理由を考察、今後控える重要イベントを紹介。
▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/30 水曜日
06:02
イーサリアム、45%下落で『長期投資チャンス』到来か? フィデリティ分析
フィデリティの最新レポートによると、仮想通貨イーサリアムが2025年第1四半期に45%下落しテクニカル指標が悪化する一方、価格評価は「過小評価」ゾーンに入り長期投資機会を示唆。Pectraアップグレードの影響などが今後の焦点に。
05:30
米SECがXRPとドージコインETF判断を延期、第4四半期まで決定先送りの可能性浮上
米SECが仮想通貨XRPとドージコインに連動する現物ETF審査を6月中旬まで延期。専門家は年内第4四半期までさらなる延期を予想する中、ナスダックが新たに21SharesのドージコインETF上場許可を申請した。
04/29 火曜日
19:09
LINE NEXT、ドバイで「Mini Dapp Builder Meetup」開催へ
LINE NEXTがドバイで開催する「Mini Dapp Builder Meetup」の詳細をお届け。TOKEN2049期間中に実施され、2ヶ月で5000万ユーザーを突破したMini Dappの成長戦略や開発支援プログラム「Kaia Wave」について共有。
17:11
イーサリアム次期アップデート「フサカ」、コード改良機能を見送りへ
ペクトラに次ぐイーサリアムの大型アップグレード「フサカ」からEOF導入が見送られることが決定した。Tim Beiko氏はスケジュールリスクとコミュニティ合意の課題を理由に挙げた。
13:01
テザー発行のゴールド担保型ステーブルコインXAUT、監査済み証明書を発行 時価総額1100億円超に
テザー社の金担保型ステーブルコインXAUTが約7.7トンの金に裏付けられ、時価総額1100億円に到達した。テザー社は金価格高騰の背景としてBRICS中銀による蓄積を挙げた。
12:45
需要高まる仮想通貨SUI(スイ)、DEX週次取引量が5400億円突破 トークンアンロック予定も
仮想通貨SUI(スイ)のDEXにおける週次取引量が過去最高の5400億円に到達した。グレースケールの投資信託など様々な好材料が価格上昇を後押ししている。
10:45
最大200兆ドル規模になる可能性、セイラー氏のBTC財務戦略が『ハイパービットコイン化』の先駆けに=アダム・バック氏見解
Blockstream創設者アダム・バック氏がストラテジー社などのビットコイン財務戦略がビットコイン主流化の先駆けになると意見した。一方で企業による寡占リスクを指摘する声もある。
10:12
米国初の事例か、アリゾナのビットコイン準備金法案が知事の署名待ち
アリゾナ州議会がビットコイン準備金に関する2法案を可決し、州財務官に資金の最大10%をデジタル資産に投資する権限を付与。知事の署名が焦点となる中、米国州政府による仮想通貨公式保有の前例となる可能性が注目されている。
04/28 月曜日
18:48
NERO Chain、Web3と日本のサムライ文化を融合した「NERO Samurai NFTコレクション」発表
NERO Chainが「NERO Samurai NFTコレクション」を発表した。サムライ文化と最先端Web3技術を融合し、5,000点のNFTを展開。CoinPost限定キャンペーンも開催中。
18:00
魅力的な報酬体系、コンテンツクリエイター支援プラットフォーム「Quaily」の強みを徹底解説
高度なAI(人工知能)を活用した豊富な機能で、クリエイターの生産性を向上させるQuaily。購読者5,000人で年間240万円もの収益期待値を見込める一方、利用料金は収益の10%とチャンネル取引手数料のみという料金体系で、持続可能なクリエイター活動をサポートする。
14:00
ステーブルコインの未来はオムニチェーン アジアの金融革命を加速させる相互運用性の必然|Four Pillars
ステーブルコインの総供給量は2025年2月に2250億ドルに到達し、前年比63%の急成長を遂げる中、相互運用性が次なる進化の鍵となっている。LayerZeroのOFT標準を採用したTether、PayPal、Ondoなどの先進事例を参考に、アジア市場は単なる発行にとどまらない相互運用性戦略の構築が不可欠な段階に。
13:51
デロイト「トークン化不動産市場は10年後までに4兆ドル規模に急成長し得る」
デロイトの最新レポートによると、ブロックチェーン技術を活用したトークン化不動産市場は年平均27%で成長し、2035年には575兆円規模に達する見込みだ。私募ファンド、証券化ローン、不動産開発の3領域での展開事例を紹介している。
13:40
コインチェック、X不正ログインによりサービス全停止の緊急対応
暗号資産取引所コインチェックが公式Xアカウントへの不正アクセスを受け、フィッシング被害防止のため全サービスを一時停止。再開時期は未定で、顧客に不審URLのクリック回避を呼びかけている。
12:10
米ProShares、XRP先物ETF3種を上場へ レバレッジ型とインバース型を提供
米ProSharesが新たに仮想通貨XRPの先物ETF3銘柄を上場予定だ。2倍レバレッジ型、ショート型などを提供する。現物ETF承認への期待も高まる中、市場への影響が注目される。
11:50
ビットコイン93000ドル台で高止まり、チャイナマネーなど相場転換の主要因は?
週明けのビットコイン市場は9万3000ドル台で高値維持。世界の流動性増加、金と仮想通貨の相関性、米中貿易戦争に伴う中国マネーのシフトがアルトコイン弱気相場からの転換要因に。専門家は市場の「デジタルゴールド」としての性質に注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧