『将来のビットコイン価格は4000万円』投資会社CEOが金の時価総額から算出した根拠とは

米投資企業CEOの最新見解
2018年末の底値を当てた米大手投資運用企業モルガン・クリークキャピタル社のCEO Mark Yusko氏が新たな価格予想を公開。将来的な予想価格をより高い価格帯に再設定し、複数の理由をもとに4000万円ほどになると持論を展開した。

「ビットコイン価格は4000万」に予想価格を再設定 その根拠とは

米国の大手投資運用企業モルガン・クリークキャピタル(Morgan Creek Capital)社のCEOであるMark Yusko氏が仮想通貨メディアBloxLive TVのインタビューに応じ、ビットコイン価格が将来的に約4000万円になると予想した。

Yusko氏は、昨年の下落相場の中でもビットコインに高いリターンが見込めるとの見解を示していたが(当時では800万円相当と予想)、将来的な予想価格をより高い価格帯に再設定した。

これは、実際にビットコインの市場規模が金の時価総額に追いつくと考えた上での予想価格である。およそ811兆円に相当する金の時価総額をビットコインの最大発行枚数である2100万枚で分割した場合に算出される『約3860万円』になるとの見解を示したものだ。

811兆円(7.4兆ドル) ÷ 2100万枚 = 約38,619,047円

Yusko氏は、現相場から遡って市場の底値付近に該当する昨年11月に「今、買いをいれるのも悪くない」と発言していた人物であり、そこからある程度のリターンを見込むのにそう長い時間はかからないだろうとの分析を行なっていた。

なお、Yusko氏が所属するモルガンクリークキャピタルは今年2月、2つの公的年金基金や大学基金、保険会社など複数の機関投資家から4000万ドルの資金調達を行なっており、仮想通貨やブロックチェーン関連の企業投資に利用することで積極性を示してきている。

理由にはビットコインの優位性

これまでYusko氏が行なった分析では、ビットコインのテクノロジーに基づくネットワーク性を強調したものが多かったが、今回は本質的な価値と通貨としての利便性に優位性があると説明した。

  • 「ハッキングするほど価値がある」
  • 回送(Transport)しやすい
  • 分割しやすい

同氏は先週発覚したバイナンスのハッキング事件もネガテイブ要因としてではなく、むしろビットコインが「盗むほど価値がある」ことを改めて証明する事例になったと独特な考えを示した。これは、銀行や個人が法定通貨(紙幣)でも見られるハッキング事件で資産流出が起きた状況でも価値が無くならないことと同様に、ビットコインの本質的な価値は変わっていない点を強調したものである。

ハッキングなどの事例では、仮想通貨自体の脆弱性をつく問題ではなく、取引所側のホットウォレットおよびシステムチェックにおける脆弱性などを狙ったものが大半であり、数字上での売り圧力とはなるものの、ビットコインの本質的な価値の喪失までには至っていない。モナコインの51%攻撃など、ブロックチェーン自体のシステムを狙った事件もあったが、ビットコインの高いハッシュレートによって支えられるセキュリティによって示される『本質的価値』こそ重要視すべき価値であるとYusko氏は見ているようだ。

バイナンスのハッキングに関する詳細はこちらから

【速報】仮想通貨取引所バイナンスでハッキング被害 7000BTCがホットウォレットから盗難
大手仮想通貨取引所バイナンスにおいて初となるハッキング被害が起きたことが明らかになった。安全のため、当面1週間はバイナンスでの入出金が停止となる模様。

そのほかにもビットコインがデジタル版ゴールドである事の優位性を高く評価してるという。一般的に金は分割しにくく、取引の回送(Transport)なども現物を管理する第三者機関が必要となるケースがある。

しかしビットコインではブロック承認を待つ必要こそあるものの、一般的な送金企業を介した国際送金よりはるかに取引しやすい資産クラスであり高い優位性があるという。

また1Satoshi(0.00000001BTC)と0.007円まで分割できる点は、金や株式にはない大きな利点であり、システム自動化決済などの領域で利用が見出されているマイクロペイメントへの優位性があると見ているようだ。

ビットコイン価格以外の重要な指標

また、Yusko氏は今後のビットコイン価値を見る上で、以下の2つの指標の重要も説明した。

  • ネットワークの利用者数
  • 法定通貨からビットコインに流入する資金額

Yusko氏が考える1BTC=4000万を見る上で、単純な現物価格の推移ではなく上記二つの指標を通して見る価値が重要になると見ており、それには10年以上の長期的な視野が必要であるという。実際に、ビットコインの価格推移やテクニカル指標ではなく、ビットコインを通貨や決済手段として利用している「実需」といった本質的価値に基づく指標が重要であるとする専門家は少なくない。

結果的に現物価格にも反映されるものだが、2017年のような投機的な値動きに左右されずにビットコイン価格を考える上で重要な意味を持つことは間違いないだろう。ある程度投機フェーズも一巡したなかで、実需が問われてくることは間違い無く、派生金融商品を含めた仮想通貨の立ち位置を見る投資家は増加してくることが予想される。


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