- 11月,12月にビットコインからのハードフォークが多くある状況
- 最近発表されたLBTC(ライトニングビットコイン)で近日あるハードフォークが6件以上になります。
- 取り扱い取引所
- 各ビットコイン系通貨によって取り扱いしている取引所が違い、まだ情報がない通貨もあります。
各ビットコイン系通貨比較表
11月,12月にかけて、ビットコインからのハードフォークが多く起こり、今現在で7件以上が確認できます。
日本の取引所が取り扱いするかは現時点で不明ですが、海外取引所では取り扱いされている所もあります。
下記に記載してあるそれぞれの提携取引所で取引可能です。
ビットコインの3つの問題点
- スケーラビリティー問題
- ビットコインは現在ブロックサイズの拡大を行う(SegWit2X)のようなハードフォークが延期され続ける上、1日の取引量が増加し続けるため送金遅延の問題が深刻化している状態です。
- マイニングの集権化
- マイニング権力(ASICマイナー)への権力集中で、非中央集権ではなくなってきている問題です。
- プライバシー保護
- ビットコインは匿名性が高くなく、今後匿名性を高めていくのが課題となっています。
この3つの問題点を改善するために、ビットコインから分岐して新たな通貨が生まれています。
その違いを紹介していきましょう。
マイニングの違い
- ASICマイニングとは
- ASICとは特定の通貨を効率よく発掘するための方法です。デメリットとして機械代が高く、メンテナンスが大変といったことが挙げられます。今ASICマイニングが主流となっており、一部のマイナーのみがASICマイニングをしています。
- GPUマイニングとは
- GPUとはパソコンなどにも使われているグラフィックを処理するために作られたもので、CPUよりも効率的にマイニングすることが可能なマイニング方法です。
- CPUマイニングとは
- CPUとは一般的な凡用コンピューターを使ったマイニング方法で、簡単に誰でもマイニングに参加することが出来ます。
BCH(ビットコインキャッシュ)
ビットコインキャッシュとビットコインの違いは以下の通りです。
- ブロックサイズ8M
- リプレイプロテクション実装
- EDA(緊急難易度調整アルゴリズム)導入
ビットコインキャッシュはビットコインと同じASICを採用しており、巨大なマイナー企業から支持を得ています。
リプレイプロテクションを採用でリプレイアタックを防ぎ、EDA(緊急難易度調整アルゴリズム)を採用しているのでたくさんのマイナーが集まると難易度(ディフィカルティ)調整が行われて、マイニングの計算問題が難しくなる仕組みです。
ロードマップでは二つのハードフォークが来年5月、11月に計画されています。このアップグレードは利用者のソフトウェアのアップグレードが必要になります。
- Median Time Pastがタイムスタンプ1526400000(2018年5月15日)に達したときにプロトコルのアップグレードをスケジュール。そして、Median Time Pastが1542300000(2018年11月15日)に達したときに6ヶ月後にアップグレードします。
- アップグレードの3か月前(2018年2月15日)までに、アップグレードに含まれるコードと機能を確定します。
- 次回のアップグレードで暫定的に計画されている機能の一部は次のとおりです。
- デフォルトのブロックサイズ制限を増やし、適応ブロックサイズ制限に向かう
- 正式な取引注文に向かって移動します。おそらく最初のステップとして取引注文のコンセンサスルールを削除。
- 改良された難易度調整アルゴリズム
- 一部の非アクティブ化されたOpcodeを再アクティブ化し、プロトコル拡張ポイントの追加に移行して、将来のOpcodeのアップグレードを容易にする
BTG(ビットコインゴールド)
ビットコインゴールドとビットコインの違いは以下の通りです。
- GPUマイニング
- リプレイプロテクション
- 難易度調整
GPUマイニングを採用したことで高価なASICを購入する必要がありません。
ビットコインには実装されていないリプレイプロテクションが実装されていることで、リプレイアタックを防ぐことができます。
難易度調整がビットコインが2週間に対し、BTGが毎ブロックごとに行われます。
特徴
- リプレイプロテクション
- Equihashを採用
- マイニング難易度調整
取り扱い取引所
- Bittrex
- Bitfinex
- HitBTC
- Binance
- Huobi
- Exrates
- OKEx
- Coinnest
- YoBit
など
BCD(ビットコインダイアモンド)
ビットコインダイアモンドとビットコインの違いは以下の通りです。
- 発行枚数がビットコインの10倍
- ブロックサイズ8M
- リプレイプロテクション
- GPUマイニング
ビットコインとの違いは、BTCが2100万枚に対し、BTDは21億枚発行されていることで新規参入者へのハードルを下げています。
ブロックサイズが1Mから8Mに拡大されたことで、送金遅延の問題を解決でき、GPUマイニングで一般マイナーもマイニング出来る仕様となっています。
特徴
- プライバシープロテクションの欠如
- 取引速度の遅延
- 新規参入者への入り口となる
- 発行量がBTCの10倍
取り扱い取引所
- Binance
- OKEx
- Huobi
- EXX
- Kucoin
- Gate,io
- YoBit
- Bit-Z
SBTC(スーパービットコイン)
スーパービットコインとビットコインの違いは以下の通りです。
- SegWit実装
- ブロックサイズ8M
- リプレイプロテクション
スーパービットコインはブロックサイズを8MとBCH,BCDと同じで、リプレイプロテクションも実装しています。
特徴
- ゼロ知識証明
- ライトニングネットワーク
- スマートコントラクト
- ブロック数を8MBに拡大
取り扱い取引所
不明
公式サイトLBTC(ライトニングビットコイン)
ライトニングビットコインとビットコインの違いは以下の通りです。
- アルゴリズムにDPoS(Delegated Proof on Stakeの略で、LBTCの保有者によって投票が行われ、取引の承認者が選ばれます)を採用
- CPUマイニング
- ブロックサイズ2M
ライトニングビットコインはCPUマイニングを採用し、DPoSを実装しているので中央集権を解決しようとしています。
特徴
- DPoSを採用
- ブロック生成時間3秒
- ブロックサイズ2M
- リプレイプロテクション
取り扱い取引所
- CEX.io
- BTCC
- BtcTrade
- OKEX
- Huobi