はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

アニモカのBCゲーム「Benji Bananas」、ユーザー数が昨月の15倍に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3ゲームのユーザー数実態

香港のWeb3(分散型ウェブ)大手企業アニモカブランズが展開するブロックチェーンゲーム「Benji Bananas」のユーザー数が急増していることが確認された。

この情報は、分散型アプリデータ企業DappRadarが公開するデータから判明したもので、記事執筆時点(22年10月1日)の推定ユーザー数は約42万人。30日前と比較すると約1,400%、プレイヤーが増えている計算だ。

出典: Benji Bananas

「Benji Bananas」は、スマートフォンから遊べるNFT(非代替性トークン)を活用した作品で、Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)エコシステムの採用により、ゲームを楽しみつつ暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができる。

基盤ブロックチェーンはイーサリアム(ETH)とポリゴン(MATIC)で、つるにぶら下がって木々の間を進み、バナナを集めるというのがゲームの流れ。

関連:Web3大手アニモカブランス、メタバース団体OMA3に参画

仮想通貨を稼ぐためには、NFT「Benji Bananas Membership Pass」が必要。当初はエイプコイン(APE)による販売(合計5,000枚)が行われたが、現在は「OpenSea」に出品されているものを、イーサリアム(ETH)建てで購入する必要がある。

「Benji Bananas」のPlay-to-Earnは、期間限定のキャンペーンとして実施され、その期間中にパスを保有した状態で遊ぶと「PRIMATE」を得られる。同トークンは、アニモカブランズ内のエコシステムでSANDやREEVといった他銘柄とスワップできる。流動性プールでの「メインペア」は、エイプコイン(PRIMATE/APE)が設定されている。

仮想通貨取引所HuobiやMEXCにも上場しており、これらのプラットフォーム上でPRIMATEを取引することも可能だ。

なお「Benji Bananas」は2013年にリリースされた後、約10年間通常のスマートフォンゲームとして運営されていたが、アニモカブランズが22年3月にエイプコインを導入することで、Play-to-Earn化したという経緯がある。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

「Benji Bananas」をはじめとした、一部のブロックチェーンゲームは、続く「仮想通貨の冬」でもシェアを伸ばしているが、NFTに対するゲームプレイヤーからの不信感は依然として根強いとする指摘もある。

ゲーマーの不信感

ゲームサイト「Fandom」が22年9月に公開したレポート「Fandom’s 2022 State of Gaming Study」では、15,000人のゲーマーに対して、NFTやメタバース(仮想現実)などについての調査を実施。

関連:NFTゲームでのユーザー活動が21倍増加 DappRadarレポート

その結果、NFTがゲーム作品にとって重要であると捉えていると回答したのはたっだの7%。NFTの進化に興味がある、またはコミュニティに参加するための興味深いインセンティブであると考える人は13%に留まった。

一方「NFT」であるとは説明せず、同トークンの利点のみを提示した場合、反応は変化したとレポートは報告している。ユーザーが興味を持ったとされるメリットは以下の通りだ。

  • 全プレイヤーがアクセスできる独自のアイテムを作成可能(47%)
  • ゲーム内で使用できるユニークなアイテムを獲得できる(37%)
  • 複数のゲーム間を移動できるアイテムを所有できる(32%)

関連:初心者でもわかる「エイプコイン(APE)」とは|特徴や将来性を解説

関連Star Atlas、デモ版ゲームがEpic Gamesに登場

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/02 土曜日
13:30
OpenAI、1.2兆円を資金調達完了 汎用人工知能に関する協議も
OpenAIが新たに1.2兆円の資金調達を完了。経常収益が急成長する中、汎用人工知能(AGI)達成後のマイクロソフトとの技術利用権について協議を進めていると伝えられる。
12:00
ジーニアス法成立、サークル株に対する影響と今後の展望は
ステーブルコインUSDCの発行元サークルが米国で上場し、株価は急騰後に一時300ドル近くまで上昇。GENIUS法案の追い風もあり注目を集めたが、その後は調整局面へ。本記事では株価動向、成長の可能性、リスク、そしてUSDCの仕組みやDeFiでの活用方法を総合的に解説する。
11:15
米シャープリンク、約1.5万イーサリアム追加購入
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンクが7時間で14933ETH購入。6月以降46万4000ETH蓄積し未実現利益2億ドル以上を記録。
10:30
DeFi教育基金が米上院に提案、クラリティ法案の4つの原則とは?
仮想通貨業界団体DeFi教育基金が、米上院の「責任ある金融イノベーション法」に4つの重要原則を提案した。分散型金融と従来型仲介業者の区別などを求めている。
09:50
メタプラネット、最大5550億円相当の優先株発行を検討へ
メタプラネットは仮想通貨ビットコインの追加取得のために、発行可能株式総数の増加や永久優先株式の発行を臨時株主総会に付議することを決議。永久優先株式の発行額は最大5550億円である。
08:43
ビットコイン一時11万3000ドル割れ、トランプ新関税発表などで仮想通貨市場に売り圧力=CNBC
トランプ大統領の関税発表などを受けビットコインが3%下落し一時11万3000ドルを下回った。イーサリアムやXRP、ソラナなども下落。専門家は健全な調整と分析。
07:15
ベッセント財務長官、「仮想通貨黄金時代」宣言 
ベッセント財務長官が仮想通貨黄金時代の到来を宣言。トランプ政権が168ページの包括的報告書を公開し、ビットコイン戦略的準備金やDeFi規制緩和を明記。
06:45
英金融当局、10月から仮想通貨ETNの個人投資家向け販売を解禁
英金融行為監督機構が2021年から禁止していた仮想通貨ETNの個人投資家向け販売を10月8日に解禁。FCA承認取引所での取引が条件、デリバティブ禁止は継続。
06:25
米SECの仮想通貨タスクフォース、全米10都市で巡回ラウンドテーブル開催へ
米SECのヘスター・パース委員率いる仮想通貨タスクフォースが8月から12月にかけて全米10都市を巡回。従業員10人以下の小規模仮想通貨プロジェクトとの対話を重視。
06:00
ストラテジーの「iPhoneモーメント」か、アナリストが目標株価を大幅引き上げ
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーの第2四半期決算を受け、ベンチマークとキャンター・フィッツジェラルドが目標株価を上方修正。新優先株STRCを「iPhoneモーメント」と評価し長期成長を予想。
08/01 金曜日
17:45
予測市場が示す2025年後半の仮想通貨相場展望
仮想通貨市場の未来について、現在もポリマーケットなどで予測が活発に行われている。本記事では、2024年に精度で注目を集めた予測市場が示す2025年後半の仮想通貨相場展望をまとめた。
16:30
韓国Four Pillars、Circle・a16z・S&P参加のTACにアジア初のリサーチ企業として加盟
韓国のFour Pillarsがアジアのリサーチ企業として初めてTACに参加。Circle、a16z、S&P Globalなど大手機関と共にトークン化資産の発展に貢献。仮想通貨市場の国際協力体制が強化。
13:45
9割の北米大企業CFOが仮想通貨利用を想定=デロイトQ2調査
デロイトの最新調査により、北米大企業の最高財務責任者の99%が、長期的に仮想通貨の業務活用を想定していることが明らかになった。投資や決済での利用をはじめ、サプライチェーン管理での利用が高く評価され、2年以内の導入に意欲を見せる企業も多い。
13:00
新構想「リーン・イーサリアム」とは? 今後10年の開発目標=ETH財団
イーサリアム財団リサーチャーが、今後10年の開発構想「リーン・イーサリアム」を発表した。特にトランザクション処理能力について野心的な目標を掲げている。
12:15
初心者・女性・大口が選ぶ|仮想通貨取引所のクチコミ人気ランキング
ユーザー基盤の大きい、ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコイン・コインチェックのクチコミ500件を分析。初心者や上級者別に、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を比較しました。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧