はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リブラ責任者「大手7社の参加辞退の意思を尊重する、問題はない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

責任者がリブラ協会について発言
フェイスブックが主導する仮想通貨リブラの責任者David Marcus氏が、大手7社が運営組織への参加を辞退したことについて、「全く問題ない」と発言。新たに参加を希望し、基準を満たしている企業・団体が1800あるという。

リブラ協会について発言

フェイスブックが主導する仮想通貨リブラの責任者David Marcus氏は15日、「Yahoo Finance」のインタビューに応じ、最終的に運営組織「リブラ協会」への参加を7社が辞退したが、全く問題はないと語った。

決済大手Visaやマスターカードら計7社が参加表明から一転し、正式な参加を見送ったが、Marcus氏は7社の決断を尊重すると言及。各企業は、株主などステークホルダーとの利害関係者にも責任を負っており、それぞれの立場も十分理解していると述べている。

リブラが抱える諸問題

リブラは今年6月にホワイトペーパー(事業計画書)が発表されて以来、世界に27億人のユーザーを抱えるフェイスブックが主導していることから、既存の金融経済への影響力の大きさや同社のプライバシー保護能力等を懸念し、プロジェクトの停止を要求する声まで上がっていた。

このようにリブラ発行まで課題は残っている状況ではあるが、今週21社の大手企業が正式にリブラ協会に加盟し、プロジェクトは前進している。

関連リブラ協会ついに始動へ 21社が正式加盟

脱退した企業は、規制当局からの懸念が本業に影響を及ぼすことを恐れたといった報道もあるが、Marcus氏はそれを否定。「我々は規制の要件を満たすよう取り組んでおり、当局から監督されることにも応じる」と語った。

無事プロジェクトが前進したように見えるが、Marcus氏は、これからはもっと困難な状況が待ち受けていると警戒している。今回のような大きなプロジェクトを進めるためには、情熱やエネルギーだけでなく、忍耐強さも必要であると話している。

Marcus氏やイングランド銀行Mark Carney総裁が参加した国際通貨基金(IMF)の集会では、まだ正式に動き出してから2日で、リブラ協会の参加に興味を示している企業・団体は2700あると説明された。資格を満たしている企業・団体が1800もあるという。

Marcus氏は、次のステップはリブラ協会のメンバーの多様化と語った。ホワイトペーパーでは、2020年のローンチに向け、メンバー数を100まで増やすと説明している。

ローンチ予定である2020年という時期については、目標としているスケジュールだと話す。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏と同様、規制認可を取得するまではローンチしないと改めて強調した。このプロジェクトからは多くのことを学んでいると前向きな姿勢も見せている。

参考資料 : Yahoo Finance

CoinPostの関連記事

「複数の銀行が『リブラ協会』参加に関心を示している」Libra幹部が発言
リブラ協会最高執行責任者は、「銀行を含めた複数の企業が協会への加入に関心を示している」と発言した。現時点で、リブラ協会に参画している銀行は存在していない。
米下院議員がリブラの中央集権性を問題視「ビットコインを決済手段として導入する方が優れている」
仮想通貨推進派の米下院議員は、ポッドキャストのインタビューでフェイスブック社のリブラが持つ中央集権的な特徴を問題視、新しくビットコインを決済手段として対応した方がずっと”優れた方法”とコメントした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧