はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Polkadot、本格運用開始へ パラチェーンオークションの日程を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Polkadotが本格運用へ

異なるブロックチェーンの相互運用を目指すプロジェクト「Polkadot(ポルカドット)」は13日、本格運用の準備が完了したことを発表した。

ネットワークに接続するパラチェーンを選ぶオークションを開始するため、具体的な日程を提案。ガバナンス投票で日程が決定すれば、順番に接続するブロックチェーンを選んでいき、相互運用を開始する。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークで中心的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

ポルカドットは2020年5月にメインネットをローンチ。その時点では異なるブロックチェーンを接続して相互運用する機能は実装されておらず、ネットワークの暗号資産(仮想通貨)である「DOT」の転送もできない状態だった。

メインネットのローンチ後も開発を継続しており、今年5月にはポルカドットの創設者ギャビン・ウッド氏が、ポルカドットのパラチェーンオークションを開始する条件として以下の2つを挙げていた。

  • 実験的ネットワークの「Kusama(クサマ)」でパラチェーンを実稼働させること。
  • 外部機関によるコードの監査を全て終えること。

関連Polkadot、ギャビン・ウッド氏が今後の計画を発表

クサマでのパラチェーンオークションは6月に開始しており、重大な問題は起きずに現在もネットワークが稼働。本日公開されたロードマップによると、9月にパラチェーンに関するコードの監査が終了した。パラチェーンのローンチは、ホワイトペーパー(事業計画書)に書かれていたコア機能の最後の実装となる。

関連Polkadotの実験ネットワーク「Kusama」、パラチェーンオークションを開始

オークションの日程

異なるブロックチェーンの相互運用を行う準備が整ったことで、ポルカドットのプロジェクトはオークションの日程を提案。この日程はあくまで目安で、少しずれる可能性はあるとしている。

1回目のオークションは21年11月11日に開始され、入札は11月18日まで。入札期間内に不規則に決定されるオークションの終了時点で、DOTの保有量が1番多いプロジェクトがパラチェーンに選出される仕組みだ。

終了のタイミングを事前に設定しないのは、入札終了間際を狙った落札(スナイピング)を防ぐことが目的。この点から、各プロジェクトは最初からできるだけ多くのDOTを用意する必要がある。

5回のオークションを1つにグループにした「Batch1」の予定は以下。その後のBatch2のスケジュールも提案されている。パラチェーンの枠を意味する「Slot(スロット)」をBatch1で勝ち取ったブロックチェーンは、21年12月17日ごろに一斉にリレーチェーンに接続する計画だ。

  • オークション1:11月11日開始、入札終了は11月18日。
  • オークション2:11月18日開始、入札終了は11月25日。
  • オークション3:11月25日開始、入札終了は12月2日。
  • オークション4:12月2日開始、入札終了は12月9日。
  • オークション5:12月9日開始、入札終了は12月16日。

クサマではオークション終了時点で順次パラチェーンとして接続しているが、ポルカドットではBatchごとに接続していくとした。まだバグなどの問題が潜んでいる可能性もあるため、コードが高いレベルで整備されるまでは、ポルカドットに接続されるパラチェーンの数が、クサマのパラチェーンの数の75%を超えないようにもするという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧