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フランス大手銀、ステラでユーロ建てステーブルコイン「EURCV」発行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

EURCVをステラ上でもローンチへ

フランスの大手銀行ソシエテジェネラルの暗号資産(仮想通貨)子会社 Societe Generale-FORGE(ソシエテジェネラル・フォルジュ)は20日、ステラ(XLM)のネットワーク上でもユーロ建てステーブルコインEUR CoinVertible(EURCV)を立ち上げると発表した。

ステラのエコシステムに参加することで、ステラのネットワークを使用している金融機関や資産管理会社、従来型の金融事業者など多様なパートナーと連携できると述べた。

ステラを選択した理由としては、数秒で完了する高速取引、取引手数料の安さがマイクロペイメントや国際送金に適していること、資産トークン化機能があること、スケーラビリティなどを挙げた。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

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ソシエテジェネラル・フォルジュの最高収益責任者であるギヨーム・シャタン氏は次のようにコメントした。

今後、ステラのエコシステムと提携していくことは、従来型金融とデジタル資産エコシステムをつなぐ重要な例になるだろう。

ステラのアプローチと、資産運用会社やTradFi(従来型金融)との関係は、金融システム内でステーブルコインの普及を実現するという当社の使命とも完全に一致するものだ。

これまでステラは、送金大手マネーグラムやウクライナ銀行などともパートナーシップを結んでおり、Visaや米国証券トークン化プラットフォームの支援も行ってきた。

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EUR CoinVertible(EURCV)とは

ソシエテジェネラル・フォルジュは2023年12月にEUR CoinVertible(EURCV)をリリース。イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行されるユーロ連動型ステーブルコインで、フランスの銀行が支援するステーブルコインがパブリックチェーンで発行される初の事例となった。

準備資産はユーロ建ての現金預金や現金等価物などで、トークン保有者への償還可能性を確保するための法的構造も整備されている。また、欧州連合(EU)の包括的な仮想通貨ルール「MiCA」に完全準拠したものだ。

EURCVはイーサリアムの他、すでにソラナ(SOL)上でもローンチしている。さらに今年はXRPL(XRP台帳)上でも展開する計画だ。

ブロックチェーン分野の取り組み

ソシエテ・ジェネラルはフランスでBNPパリバに次ぐ大手銀行で、これまでもブロックチェーン関連の取り組みを行ってきた。2023年11月には、イーサリアム上でデジタル証券(セキュリティトークン)を発行。3年満期の優先無担保社債を調達している。

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また、2024年12月にはフランス銀行との間で、イーサリアムブロックチェーンを使用した初のレポ取引を成功させた。

これはフランス銀行がブロックチェーン上で発行した試験的な中央銀行デジタル通貨(CBDC)と引き換えに、2020年にイーサリアム上で発行していた債券の一部をフランス銀行に担保として預ける取引だった。

このテストにより、ブロックチェーン上で直接銀行間借り換え業務を行うことの技術的な実現可能性を実証したと述べている。

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