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マイクロストラテジーが1045BTC買い増し ビットコイン保有総額9.3兆円に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

6月初めにビットコイン追加購入

米ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は2日から8日の間に、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を追加購入した。また、欧州企業The Blockchain Group(ザ・ブロックチェーングループ)もビットコイン購入拡大のための資金調達を発表している。

まず米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、ストラテジー社は取得価格1BTCあたり平均10万5,426ドルで、1,045BTCを買い増した。総費用は約1億1,020万ドル(約159億円)である。

これにより、ストラテジー社が保有するビットコインは合計58万2,000BTC(約9.3兆円)に到達した。ビットコイン総供給量の約2.8%にあたる量だ。

全体では1BTCあたり平均約7万ドルで購入しており、手数料と経費を含めた総費用は約408億ドル(約5.9兆円)に上った。また、ビットコインの値上がりにより帳簿上は約210億ドル(約3兆円)の含み益があることになる。

ストラテジー社は、今回の買収資金を優先株式STRKおよびSTRFの売却収益から調達した。先週、STRK 626,639株を約6,640万ドル、STRF 432,679株を4,580万ドルで売却している。

ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は9日、同社のビットコインイールド(希薄化後発行済み株式数に対するビットコイン保有量)が年初から17.1%増加したと報告した。

関連:BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由

The Blockchain Groupもビットコイン取得拡大へ

欧州初のビットコイントレジャリー企業であるThe Blockchain Group(ザ・ブロックチェーングループ)も9日、ビットコイン取得拡大のために3億ユーロ(約496億円)規模の株式発行を行うと発表した。

フランスの資産運用会社TOBAMと提携し、アット・ザ・マーケット(ATM)型プログラムを行う。ATM型プログラムとは、企業が既存の株式市場を通じて、逐次的に新株を発行・売却する仕組みだ。

このプログラムにより、TOBAMは毎日市場終了後に、ブロックチェーングループに新株の発行を要請することができる。発行価格は前日の終値または出来高加重平均価格のいずれか高い方で、その日の取引高の21%を上限とする。

このプログラムにより、総額3億ユーロまで、段階的に増資を行うことが可能だ。ただし、この総額は後から変更することもできる。

この取引が行われている期間中、ブロックチェーングループは、新株発行に関する最新情報や取得ビットコイン数、一株あたりビットコイン数などを定期的に開示する予定だ。プログラムの一時停止、終了、または変更がある場合も公表する。

ブロックチェーン・グループは先週、624 BTCを約6,870万ドル(約99億円)で購入。保有ビットコイン数は1,471 BTC(約234億円相当)に到達した。

このために5月末、ルクセンブルク子会社を通じて総額6,330万ユーロ(約105億円)の転換社債発行を完了していたところだ。

日本企業ではメタプラネットが6日、ビットコイン取得目標を大幅に上方修正。2027年末までに21万BTC以上を取得することを目指すとしている。21万BTCは、ビットコイン総供給量上限2,100万枚の1%に相当する量だ。

関連:メタプラネット、ビットコイン保有計画で26倍超の上方修正 21万BTCの保有目指す

ビットコイン投資データ|2025年4月〜6月

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