はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

世界的ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained」開発会社が1500万ドル資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンTCG会社が1500万ドル調達
仮想通貨イーサリアムを利用したデジタルカードゲーム「Gods Unchained」開発会社が、新たに1500万ドルを調達した。ブロックチェーンゲームでメインストリームを目指す。

ブロックチェーンTCG会社が1500万ドル調達

ブロックチェーンTCG(トレーディングカードゲーム)「Gods Unchained」開発会社の「Immutable」が、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを狙い、1500万ドル(約16億円)の資金調達を行なった。発表によれば、この資金調達ラウンドはベンチャーキャピタルNaspers VenturesとGalaxy Digitalが主導した。Apex Capitalなどがフォローオンを行う。

Immutable社によれば、資金はGods Unchainedのさらなる開発と、カード・スキン・武器などの「イミュータブルアセット」を作成するためのオープンソースブロックチェーンプラットフォーム(Immutable Platform)を構築するために利用される。

同社のマーケティング担当副社長タイラー・パーキンス氏は、以前180万ドルを調達したとThe Blockに語っており、今回のシリーズAラウンドと合わせ、計1,680万ドルとなる。

パーキンス氏は、今回の資金調達ラウンドでの自社バリュエーションについては言及しなかった。前回の資金調達ラウンドはCoinbase VenturesとNirvana Capitalによって支えられ、Gods Unchainedの開発に充てられた。

Gods Unchainedは現在、人気ゲーム「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」の元ディレクターであるクリス・クレイが率いている。クレイは先月Immutable社に雇われ、デザインの改善やコミュニティ全体の体験の最適化を含むゲームの開発を主導している。

パーキンス氏は、新しい資金でブロックチェーンゲームをメインストリームにしたいと考えており、「新しいデジタル資産クラスの利用者が増え、簡単に操作できるようにするため、初心者にも優しいさまざまなアプリケーションを開発している。」とThe Blockに語った。Immutable社では現在約50人の開発メンバーが在籍しているが、今後3〜6か月間で約30人の追加雇用を検討しているという。

ベータ版の時点で驚異のセールス

Ethereumブロックチェーン上に構築されたGods Unchainedは7月からベータ版に入り、2ヶ月足らずですでに400万枚以上のカードを販売。10月10日まで開催予定の「ジェネシスセール」では、すでに450万ドル(4.8億円)以上の収益を生み出したと述べている。

同社は今年初め、最上位のレアリティMythicで「Hyperion」と呼ばれるカードを約62,000ドル(約700万円)で販売したが、これは、マジック:ザ・ギャザリングの伝説的カード「ブラック・ロータス」の16万6,100ドル(約1,850万円)に次いで、世界で2番目に価値の高いカードになるという。

[VIDEO] Gods Unchained – Hyperion Card – Mythic For Sure from r/GodsUnchained

Galaxy Digitalの動き

EOSのVCファンドであるGalaxy Digitalが、Ethereumベースのゲームスタートアップに投資したことも興味深い。

Galaxy Digitalの共同設立者であり、プリンシパルインベストメントの共同代表であるサム・イングルバート氏は、「デジタルオブジェクトの真の所有権は、出版社、開発者、クリエイター、プレーヤーの長期的なインセンティブを調整することによって、インタラクティブコンテンツの次のパラダイムを反映する。私たちは、このビジョンを実現するのに最適なスタジオに、さまざまなビデオゲーム分野で幅広く投資している。」と述べている。

パーキンス氏はThe Blockに対して、「すべてを支配するブロックチェーンが1つだけ存在するとは考えていない。Immutable Platformの目的は、複数のプロトコルをサポートするオーバーレイとして機能し、ゲーム開発者が最適なプロトコルを選択できるようにすることだ。」と語った。

昨年、ブロックチェーンゲームのスタートアップMythical GamesはEOSベースのブロックチェーンゲームスタジオを構築するために1600万ドルを調達した。このラウンドは、Galaxy DigitalやOKCoinなどの投資家からも支援を受けた。

関連Gods Unchained」のオークションで超レアカードに140ETH(約700万円)の入札

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/02 土曜日
13:30
OpenAI、1.2兆円を資金調達完了 汎用人工知能に関する協議も
OpenAIが新たに1.2兆円の資金調達を完了。経常収益が急成長する中、汎用人工知能(AGI)達成後のマイクロソフトとの技術利用権について協議を進めていると伝えられる。
12:00
ジーニアス法成立、サークル株に対する影響と今後の展望は
ステーブルコインUSDCの発行元サークルが米国で上場し、株価は急騰後に一時300ドル近くまで上昇。GENIUS法案の追い風もあり注目を集めたが、その後は調整局面へ。本記事では株価動向、成長の可能性、リスク、そしてUSDCの仕組みやDeFiでの活用方法を総合的に解説する。
11:15
米シャープリンク、約1.5万イーサリアム追加購入
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンクが7時間で14933ETH購入。6月以降46万4000ETH蓄積し未実現利益2億ドル以上を記録。
10:30
DeFi教育基金が米上院に提案、クラリティ法案の4つの原則とは?
仮想通貨業界団体DeFi教育基金が、米上院の「責任ある金融イノベーション法」に4つの重要原則を提案した。分散型金融と従来型仲介業者の区別などを求めている。
09:50
メタプラネット、最大5550億円相当の優先株発行を検討へ
メタプラネットは仮想通貨ビットコインの追加取得のために、発行可能株式総数の増加や永久優先株式の発行を臨時株主総会に付議することを決議。永久優先株式の発行額は最大5550億円である。
08:43
ビットコイン一時11万3000ドル割れ、トランプ新関税発表などで仮想通貨市場に売り圧力=CNBC
トランプ大統領の関税発表などを受けビットコインが3%下落し一時11万3000ドルを下回った。イーサリアムやXRP、ソラナなども下落。専門家は健全な調整と分析。
07:15
ベッセント財務長官、「仮想通貨黄金時代」宣言 
ベッセント財務長官が仮想通貨黄金時代の到来を宣言。トランプ政権が168ページの包括的報告書を公開し、ビットコイン戦略的準備金やDeFi規制緩和を明記。
06:45
英金融当局、10月から仮想通貨ETNの個人投資家向け販売を解禁
英金融行為監督機構が2021年から禁止していた仮想通貨ETNの個人投資家向け販売を10月8日に解禁。FCA承認取引所での取引が条件、デリバティブ禁止は継続。
06:25
米SECの仮想通貨タスクフォース、全米10都市で巡回ラウンドテーブル開催へ
米SECのヘスター・パース委員率いる仮想通貨タスクフォースが8月から12月にかけて全米10都市を巡回。従業員10人以下の小規模仮想通貨プロジェクトとの対話を重視。
06:00
ストラテジーの「iPhoneモーメント」か、アナリストが目標株価を大幅引き上げ
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーの第2四半期決算を受け、ベンチマークとキャンター・フィッツジェラルドが目標株価を上方修正。新優先株STRCを「iPhoneモーメント」と評価し長期成長を予想。
08/01 金曜日
17:45
予測市場が示す2025年後半の仮想通貨相場展望
仮想通貨市場の未来について、現在もポリマーケットなどで予測が活発に行われている。本記事では、2024年に精度で注目を集めた予測市場が示す2025年後半の仮想通貨相場展望をまとめた。
16:30
韓国Four Pillars、Circle・a16z・S&P参加のTACにアジア初のリサーチ企業として加盟
韓国のFour Pillarsがアジアのリサーチ企業として初めてTACに参加。Circle、a16z、S&P Globalなど大手機関と共にトークン化資産の発展に貢献。仮想通貨市場の国際協力体制が強化。
13:45
9割の北米大企業CFOが仮想通貨利用を想定=デロイトQ2調査
デロイトの最新調査により、北米大企業の最高財務責任者の99%が、長期的に仮想通貨の業務活用を想定していることが明らかになった。投資や決済での利用をはじめ、サプライチェーン管理での利用が高く評価され、2年以内の導入に意欲を見せる企業も多い。
13:00
新構想「リーン・イーサリアム」とは? 今後10年の開発目標=ETH財団
イーサリアム財団リサーチャーが、今後10年の開発構想「リーン・イーサリアム」を発表した。特にトランザクション処理能力について野心的な目標を掲げている。
12:15
初心者・女性・大口が選ぶ|仮想通貨取引所のクチコミ人気ランキング
ユーザー基盤の大きい、ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコイン・コインチェックのクチコミ500件を分析。初心者や上級者別に、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を比較しました。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧