はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

明日より中国投資家オフシーズン、ビットコイン(BTC)市場への影響懸念も|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
昨年莫大な経済効果をもたらした中国の大型連休が明日以降始まることで、ビットコイン(BTC)など仮想通貨を始め金融市場の出来高および流動性低下が懸念される。個別銘柄では、新たな材料を手掛かりに「COMSA」が大幅高に。

仮想通貨市況

明日1日より、国内消費税率が8%から10%へと上昇する。 仮想通貨市場への影響はほぼ無風だと考えられるが、キャッシュレス決済の普及は業界にとって追い風だ。

楽天ペイメントとJR東日本は今年6月、2020年のキャッシュレス化の推進に向けて連携を発表した。スマホアプリ「楽天ペイ」アプリ内で、JR東日本が提供する交通系ICカード「Suica」の発行やチャージができるようになる。

以前、金融庁に認可を受けた仮想通貨交換業者ディーカレットが、JR東日本の「Suica」を含む複数の電子マネーで、仮想通貨でチャージ出来るサービスを検討していることが報じられており、少額決済の非課税など税制面の整備が進むようなことがあれば、一気に浸透するポテンシャルも秘めているように思われる。

楽天とJR東日本、キャッシュレス化推進に向けて連携|楽天ペイでSuicaチャージが可能に
楽天ペイメントとJR東日本は、キャッシュレス化の推進に向けて連携を発表した。スマホアプリ「楽天ペイ」アプリ内で、JR東日本が提供する交通系ICカード「Suica」の発行やチャージができるようになる。

株式市場では、スクウェア・エニックスとの共同開発された位置情報ゲーム「ドラクエウォーク」の大ヒットが材料視され、開発を手掛けるコロプラが短期間で急騰。ゲームセクターでは、小型株を中心に循環物色されるなど投機的な資金流入が観測されており、中期下落トレンドで低迷するビットコイン(BTC)など仮想通貨市場から、見切りをつけた大口や、仮想通貨市場特有のボラを好む個人投資家の短期資金が向かっている可能性も考えられる。

とはいえ、全体の流動性に対して日本市場の規模は限定的であり、仮想通貨市場において、日本円の相対的な影響力はピーク時の2017年と比較して大幅減少傾向にある。一服すれば再流入を含め、検討の余地は生まれるか。

仮想通貨市場の個別銘柄では、テックビューロが製品版「COMSA CORE」を公開したほか、スイス法人テックビューロ ・ヨーロッパでの「COMSAを活用したプロジェクト」が進行中であることやCOMSA HUB開発の今冬リリース予定に変更がないことを発表。これに伴い、ICO総合プラットフォーム「COMSA」への期待感が再浮上し、COMSAトークンが大幅高となった。

中国の「建国記念日」を警戒

10月1日〜7日にかけて、中国では「建国記念日」という大型連休が始まる。

中国事情通の仮想通貨ファンドマネージャーDovey Wan氏は、この祝日連休に際する仮想通貨市場の出来高減少に注意を呼びかけている。

ゴールデンウィーク(大型連休)には、中国のトレーダーがオフシーズンとなるため、出来高および流動性低下には注意が必要だ。

昨年のゴールデンウィークには、700万人が海外旅行に向かい、約7億人もの中国人が国内旅行した結果、計660億ドルの消費を生み出すなど莫大な経済効果をもたらした。

中国における旧暦新年のような大型連休や米国の祝日の際には、出来高減少など相場への影響が一定程度生じる傾向にある。直接的な関連性は不確かであるものの、昨年10月11日には、ダウ平均株価が前日比で800ドルを超える下落を記録。VIX指数24.98まで上昇するとともに世界同時株安が発生し、これに起因する一斉資産売りの影響で、ビットコイン(BTC)市場も大幅下落している。

関連:ビットコインのトレンド指標が「売りに転換」仮想通貨下落要因4選を考察

ビットコイン(BTC)市況

bitFlyer価格乖離が1.8%台まで落ちているほか、bitfinexにおける資金調達率も13:00、21:00で再び逆転するなど、需給面ではショートの優位性は薄れている。現在揉み合っている価格帯は5,6月で揉み合ったゾーンであり、7500ドル付近や7800〜8000ドルには、比較的強いサポートも見受けられる。

海外アナリストの見解

経済・仮想通貨アナリストAlex Kruger氏は30日、新たな相場観を語った。Kruger氏は、今後のトレンドに関して以下のような見解を示している。

8月17日時点の価格予想は、まだロング・バイアスに掛かっていたのかもしれない。9,000ドルを割った直後に、7,700ドル台(83万円)まで大幅下落した

しかし、あくまで中・長期の強気相場においては、プルバック(調整)に過ぎない。本気で買いを入れるには、BitMEXのロング金利が明確なネガティブを示してからになるだろう。

また、8月17日時点で、今年4月のブレイクアウトから6月末のピーク価格までのフィボナッチ・リトレースメントレベルを引いた上、9080ドルを半値戻しライン、下げ止まって現在推移している7980ドル(86万円)を61.8%の節目と見ていた。

CoinPostの関連記事

『日本の仮想通貨市場復活のために』業界最先端のトレーディングツール、デコチャート開発秘話
仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。CoinPostの取材で、開発の舞台裏や今後のビジョンが明らかとなった。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧