WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

VisaとMastercard、仮想通貨決済カード発行で厳格な規制対応実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業に追加の法的遵守プロセスを求める

決済大手のVisaとMastercardが、暗号資産(仮想通貨)企業に対して、より厳しい法的遵守プロセスを適用していることが分かった。他のカード発行会社よりも厳しいチェックが行われる。

両社と提携してカード発行を行いたい仮想通貨企業は、その顧客へのカード提供を承認される前に、不正やマネーロンダリングの対策を詳細に説明する必要があるとした。

Visaの仮想通貨部門責任者Cuy Sheffield氏は、この方針について「一般的な発行者に対して行うものよりも、強化されたデューデリジェンスプロセスである」と説明した。

決済大手二社は、仮想通貨分野へと事業開拓を開始したところだが、慎重に法的遵守を実施しながら進める姿勢であることが窺える。

仮想通貨分野に本格参入を開始

Mastercardは7月に初めて、プリンシパルメンバーシップライセンスをロンドンを拠点とする仮想通貨企業でウォレットプロバイダーのWirexに付与した。Mastercardはこの際、仮想通貨分野への同社の取り組み拡大により、「パートナーは、より簡単かつ迅速に法的に準拠した安全なカードを市場に投入できるようになる」と述べていた。

関連: マスターカード、仮想通貨企業のサポートを拡充 決済の多様化実現へ

これに続いて11月にVisaは、フィンテック企業がVisaの基盤を活かして迅速に事業を立ち上げることを支援する「ファストトラックプログラム」の拡張を発表。より幅広いフィンテック企業が参加できるようになり、仮想通貨決済サービスCrypto.comと大手オンライン取引プラットフォームeToroが、パートナーとして承認された。

Visaカードを発行する仮想通貨企業は、ウォレットプロバイダーZenGo、大手仮想通貨取引所コインベース、P2P取引所Paxfulなど他にもすでに様々登場している。

関連: 自己管理ウォレットに直接連携する仮想通貨VISAカード、ZenGoが提供開始へ

Visaは個別取引の合法性もチェック

一方でカードユーザーがネットワークで仮想通貨建て決済を行うと、それは法定通貨へと変換されることになり、仮想通貨企業は保有する仮想通貨が信頼できるソースから届いたものであることを証明する必要がある。

最近Mastercardと提携してデビットカードを発行した仮想通貨取引プラットフォームZigluの創業者Mark Hipperson氏によると、顧客身元確認、マネーロンダリングや不正防止、トランザクションの監視などについての体制が整っているか綿密にチェックされるという。

また、VisaとMastercardのどちらとも作業した経験を持つWirexのCEO、PavelMatveev氏は、VisaはChainalysisやEllipticなどの分析ツールを使用しており、パートナーの実施するセキュリティ対策だけではなく、個々の取引の合法性についても照会してくると説明した。

「デジタル通貨はより普及する」

米国メディアCNBCが11月10日に開催したイベント「CNBC Evolve Summit」の席で、VisaのCEO、Alfred Kelly氏は同社の仮想通貨分野での展望を語っている。

「仮想通貨は世界の決済市場において成長中の部分で、それは現在非常に初期の段階にある」「Visaは仮想通貨へ非常に高い関心を抱いている」と述べた。

また、すぐに実現することではないものの、デジタル通貨は最終的にVisaプラットフォームでより主流なものとして使われるようになるだろうとした。特にナイジェリアのように、銀行など従来型の金融機関にアクセスできない人々が多い新興国の市場で普及すると見ている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 金曜日
05:00
SBIクリプト、ビットコインマイニングプールを7月末に終了
SBIグループ傘下のSBIクリプトは2日、ビットコインマイニングプールを7月31日に終了すると発表した。ネットワーク全体の約2.2%のハッシュレートを占める同プールは2021年の開設から約5年で閉鎖となる。
07/02 木曜日
17:43
バイナンス小口ビットコイン流入、1日平均329BTCで過去最低に=アナリスト
オンチェーンアナリストのDarkfost氏が、バイナンスにおける1BTC未満の小口流入を分析。1日平均329BTCとなり過去最低水準に、2021年の2690BTC、2018年の3700BTCから大幅減少。リテール層減少の背景を読む。
17:04
JCBA、ウォレット・AI部会を設立 37社が参加
JCBAが「ウォレット・AI部会」を新設し、37社51名が参加。ノンカストディアルウォレットとAI統合ウォレットの利用者保護基準、責任分界、申告分離課税の論点整理を進める。
16:19
メタプラネット、ビットコイン保有43000BTC到達 Q2に2823BTC取得
メタプラネットが2026年12月期第2四半期のビットコイン取得状況を公表。43,000BTC保有に至るまでの2,823BTC取得や平均取得価格の推移、BTCイールド6.6%などの主要指標を解説する。
15:22
大阪府、AI・ブロックチェーン実証実験に補助金 上限1000万円
大阪府が先駆的金融市場等形成支援事業補助金の公募を開始した。ブロックチェーンやAI等を用いた金融サービスの実証実験が対象で、補助上限は1件あたり1000万円。公募期間や対象要件、補助率を解説する。
14:37
Kウェーブ・メディア、ビットコイン保有ゼロに 1万BTC目標から転換
Kウェーブ・メディアが保有する全ビットコインを売却し、財務戦略を一時停止した。2025年に掲げた1万BTC取得目標は達成前に撤回され、AIインフラ事業へ軸足を移す。売却の経緯をSEC提出書類をもとに整理する。
13:55
MiCA全面施行、EUでポーランドのみ未対応 仮想通貨企業2000社が認可なしで窮地に
2026年7月1日のMiCA全面施行に伴い、ポーランドのみが国内法制化に至らず、規制の空白状態となっている。同国内約2,000社の仮想通貨事業者は自国でのCASP認可取得手段を失い、他国でのライセンス取得か事業撤退の選択を迫られている。
13:05
仮想通貨ハッキング被害額、6月は120億円で前月比7%減少 ヒューマニティプロトコルが最大
ペックシールドの報告によると、6月の仮想通貨ハッキング被害は40件・約7,590万ドルで前月比7%減となった。最大被害はヒューマニティプロトコルからの流出だ。
11:48
仮想通貨大手306億円相当の中間選挙献金、米政治団体で首位に
仮想通貨業界が2026年米中間選挙の政治献金で総額1億8900万ドルに達し、全業種で最大の献金主体になったと米パブリック・シチズンが報告。リップル・コインベース・クリプトコムが主導し、AI業界も同様の手法で追随している。
11:00
サークルCEOがOUSDの優位性主張に反論、有識者「DAOと同じ末路」と懸念
140社超が支援するOUSDの登場を受け、ステーブルコイン大手サークルのCEOがコンソーシアム型モデルの限界を公開反論。米系証券各社はUSDCの競争優位が維持されるとの見方を示した。
10:42
スクウェア・エニックス、脱炭素アプリにブロックチェーン採用
スクウェア・エニックスとENECHANGEが脱炭素アクションを促す新アプリを共同開発。ミッション達成でポイントを得るゲーム設計とし、データ管理にはブロックチェーン「Oasys」を採用する。サービス開始は2026年内を予定。
09:48
イーサリアム財団、政府・機関向けガイド公開 中立性を強調
イーサリアム財団が政府・機関向けに、中立なインフラとしてのイーサリアムを解説する報告書を公開。稼働実績や経済的セキュリティなどOpenZeppelinの客観的指標をもとに他ブロックチェーンとの違いを示している。
09:45
ビットコイン、買い集め広がるもリスク残存 底打ちの確証なし=グラスノード
グラスノードが仮想通貨市場週間レポートを発表。ビットコイン下落局面でも買い集める層が広がる一方、ETF資金流出やレバレッジロング積み上がりなど不安要素も残ると分析した。
09:15
トルコ大手取引所がハイパーリキッドとポリマーケットを統合、規制取引所として初事例
トルコの大手仮想通貨取引所パリブが1日、ハイパーリキッドの無期限先物とポリマーケットの予測市場をアプリ内に統合した。規制済み取引所として世界初の事例とされ、NYSE・ナスダック株の取引ウェイトリストも開設した。
08:25
イーサリアムに新たな独立組織が誕生、機関向けの採用を促進へ
仮想通貨イーサリアムでイーサリアム・インスティテューショナルという独立組織が新たに誕生。L2を含めたイーサリアムのエコシステム全体の機関・企業への普及を加速させる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧