はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『Lisk Tokyo Meetup 3/26』イベントレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Lisk Meetupは大盛況
LiskのCEO「Max Kordek」氏の緊急来日にあわせて、Lisk公式の「Meetup」をCoinPostプレゼンツで開催した時の模様をレポートでまとめました。Max氏のプレゼンでは、仮想通貨「Lisk」における将来のビジョンについても語られています。
目次
  1. Liskの歴史
  2. Liskアカデミーの紹介
  3. 今回のリブランディングで追加されたページ
  4. Liskの想い
  5. Liskの今後について
  6. 質疑応答
  7. まとめ

Lisk Meetup:内容レポート

今記事は、3月26日(月)に開催された、「Lisk Tokyo Meetup 3/26 Presented by CoinPost」の内容をまとめた記ページです。

Lisk CEO Max Kordek氏の緊急来日にあわせて、Lisk公式の「Meetup」をCoinPostプレゼンツとして開催させていただきました。

ミートアップとは

仮想通貨の開発者などが集まって、交流を図るカジュアルな場。

質疑応答などが行われるため、ホルダーの注目度は高い。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

イベント開催を告知後1日以内にチケットが完売となるなど、参加いただいた皆様のおかげで本当に盛り上がったMeetupとなりました。

そのイベント内容を一部発表の順番を前後調整、省略しつつお伝え致します。

Liskチーム唯一の日本人「遠田秀説」氏

開会の挨拶やCoinPostからの挨拶が終わり、いよいよMax氏のプレゼンテーションに入ろうかというタイミングで、会場の参加者にサプライズビデオレターが前方スクリーンに映し出されました。

ビデオレターの送り主は、Liskチームで唯一日本人として活躍されている「遠田秀説」氏です。

「今回のミートアップには参加できませんが、今晩は皆さん楽しんで下さい!」という秀説さんの言葉をいただき、会場のボルテージが最高潮に達したところで、Max Kordek氏が登場し、プレゼンテーションに移りました。

Presentation Report1:Liskの歴史

Liskは、2016年にMax KordekとOliver Beddowsの二人で共同設立されました。

Liskを立ち上げたきっかけ。それは「ブロックチェーン技術の学習や開発支援をしたい」と二人が考えた事だったそうです。

Max氏はこう語りました。

「ブロックチェーンは大変興味深い技術でしたが、ブロックチェーンの技術を使うには、多くの知識が必要であり、その為に膨大な時間を使って勉強しなければなりませんでした。」

「そのような状況を改善し、開発者がブロックチェーンをよりシンプルに、簡単に学び、使いこなせるようにサポートしたいと考えた他、開発者がブロックチェーン技術を使って、プロダクト開発ができるような開発環境を提供したい。そう考え、LiskをOliveと二人で共同設立しました。」

「それらの経緯からあり、Liskはデジタルの部分だけではなく、様々なユーザーと対話する事を大事にしております。」

Presentation Report2:Liskアカデミーの紹介

Liskアカデミーの紹介もありました。

ブロックチェーンベーシックとブロックチェーンビジネスというページがあり、仮想通貨を全く知らない人でも、このページを読めば、仮想通貨やブロックチェーンに関するある程度の知識が身につくそうです。

Presentation Report3:今回のリブランディングで追加されたページ

また、今回のイベントでもリブランディングに関する説明がありました。

今回のリブランディングで公開されたページおよび、Liskのプロダクトの紹介として、

  • Lisk Core
  • Lisk Elements
  • Lisk Commander
  • Lisk Hub

の上記4つの紹介がありました。

Lisk Coreは「分散型ネットワークを運営していくコアの部分、つまりLiskの心臓部にあたる」との事で、Lisk Elementsはどちらかというと、開発者向けのプロダクト。

Liskを使ってユーザー同士がコミュニケーションを取れるようなライブラリーが組み込まれています」との事です。

また、Lisk Commanderとは「Commandarも開発者向けのプロダクトであり、Lisk Commandar上でテキストチャットを行える」と説明があった他、Lisk Hubは「一般ユーザー向けでのプラットフォームであり、技術的な知識が無くても使いやすい仕様になっています」と説明いただきました。

リブランディングのレポートをCoinPostでも取り上げておりますので、こちらも参照してみて下さい。

CoinPostの関連記事

https://coinpost.jp/?p=15153&from=in_article https://coinpost.jp/?p=15175&from=in_article

Presentation Report4:Liskの想い

Max氏は、Liskの想いについてこのように語っています。

「ブロックチェーンは素晴らしい技術だと思います。」

「ブロックチェーンがあれば、世界中を結びつける事ができるだけでなく、技術の透明性、信頼性を高めることができます。」

「しかし、Liskの究極的なゴールは技術者がLiskのプラットフォーム上で、ブロックチェーン技術を開発できるだけでなく、Liskと作られたアプリケーションとの間に相乗効果を生み出すことです。」

「一部のデータをブロックチェーンを乗せ、残りを中央集権的な技術に頼るようなブロックチェーンと従来の技術とのハイブリット化の実現は、比較的容易ですが、Liskが目指しているのは、100%分散型のブロックチェーンアプリケーションの実現です。」

Presentation Report5:Liskの今後について

今後、Lisk Core1.0オープンデータ版を数週間以内に、リリース予定とのことです。

Max氏は「目に見える部分では、大きな違いを感じる事はあまりないですが、技術的には物凄いアップデートなのです。」と語っておりました。

また、Lisk Core1.0の発表の後に、新しい手数料システムや、Adressシステムの発表を予定しているとの他、Lisk Commander 1.0はLisk Core 1.0と同じタイミングでリリースされる予定で、サイドチェーンの開発機能などが追加される予定との事です。

Lisk Hubのバージョンアップデートは定期的に行なっていく予定であり、現在はver 0.3を開発中とのことです。Max氏はLisk Hubについて、「UX(ユーザーエクスペリエンス)を重視しており、今後も改善していく予定です」と語っておりました。

質疑応答

リブランディングの際に2018年は「Beginning」と言っていたが、その理由は

とあるウェブサイトの記事で、1950年はソフトウェア、1970年はインターネットの革命が起きたように、2018年は仮想通貨の革命が起きるのではないかといった指摘がされていましたが、私はその指摘と全く同じ考えをしております。

今年2018年、2019年、2020年の向こう三年間は仮想通貨市場を作り上げていく上で重要な三年間になるのではないでしょうか。そういった意味で、私はリブランディングのイベントで「Beginning」と語りました。

なぜ三年間という期間があるのか。開発にはどうしても三年間ぐらいの期間がかかってしまうからです。「すぐ」という言葉をプロジェクト上で使っていますが、「すぐ」と言っても三年くらいの期間は必要だと思います。

また、私たちLiskチームも現在もなお成長を続けているだけでなく、信頼できるチームとして拡大しています。仮想通貨市場にとってもこの三年間は重要ですが、それはLiskにとっても同様で、とても重要な三年間になる事でしょう。

リローンチイベントは「成功した」と言っていたが、どの観点での成功か

Liskトークンの価格は下落してしまいましたが、Liskコミュニティのフィードバックが非常に増えた点で満足しております。

リローンチをし、新しい「Lisk」へリブランディングした際に、大きく注目されたことで、量的な意味でも、質的な意味でもフィードバックが向上した事が、今回のリローンチイベントでの「成功」です。

ブロックチェーン技術が普及していくにあたって、Liskがどのような役割を担いたいと考えているのか

今後、5年,10年で仮想通貨市場やブロックチェーン市場は益々発展するでしょう。

目に見える形ではないかもしれませんが、Liskが陰ながら皆さんの生活を支えたり、生活の中に溶け込んでいけたらと思っております。何かしらの「支え」にはなりたいですね。

イーサリアムやNEOなどと敵対していくのか、共存していくのか。また、Liskが狙ってる業界内におけるポジション等はあるのか

イーサリアムやNEOはスマートコントラクトのプラットフォームであり、Liskはブロックチェーンのプラットフォームという事で、両者には根本的に大きな違いがあると考えております。

Liskの利点、強みは独自のブロックチェーン技術を開発できる事にあります。共存するか、競争するかといったご質問でしたが、私たちは誰かを潰すような競争を好みません。

世の中には様々な課題があり、その課題に対して私たちは手を取り合い、お互いの得意分野や強みを発揮して、様々なソリューションを提供できたらと良いと考えております。

私たちはLiskに合ったフィールド、得意なフィールドにターゲティングして活動していくつもりですし、独自戦略の一環として現在サイドチェーンを開発しており、開発者はそのサイドチェーンを使って、独自のアプリケーションを開発できるようになるでしょう。

Liskチームとのコミュニケーションやアプローチ方法について

何かアイデアがあれば、LiskチームのコミュニケーションマネージャーであるMatやJanに是非アプローチして下さい。

私(Max)もTwitterをはじめとした、SNSアカウントを持っているので、できる限り皆さんの質問や意見などに回答するようにします。

まとめ

今回のイベントは、本当に主役Max氏の笑顔がとても眩しかったです。

会場の皆さんはプレゼンテーションから、懇親会まで彼の笑顔に癒されたのではないでしょうか。

私たちスタッフとも、控え室で笑顔に対応して下さって、本当に私(筆者)も彼のファンになってしまいました。予定には無かった懇親会での写真撮影会も参加者皆さん、一人ずつ丁寧に対応されてましたし、質問にも丁寧に答えて、本当に感激です。

彼(Max氏)とイベント当日にCoinPostスタッフとお昼にもお会いさせていただいていたのですが、「今日は何だか喉痛いし、体調優れないんだ…」とおっしゃってました。それでも、あの笑顔…「本当にありがとうMax!」と言いたいです。

また、初めてのCoinPostのイベントという事もあり、ユーザーの皆様と直接お話でき、生の声をいただけた事、本当にありがとうございます。

不慣れで至らない点も多かったと思いますが、ユーザーの皆さんの笑顔が私たちの活力となりました。協賛のカウンティア様、LIFULL様もありがとうございました。今後もCoinPostをどうぞよろしくお願いいたします。

「プレゼントキャンペーン」実施中!

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧