はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アルトシーズン再来なるか、イーサリアムが1000ドルまで高騰した理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場とビットコイン

4日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+2.1%の344万円(33,470ドル)と高値圏で推移する。

年初から過去最高値の3万ドルを超えて高騰し、一時34,500ドルを付けるも、その後乱高下した。

投資銀行出身でCoinCollege∛のsatogram(@satogram12)氏が指摘するように、1月限の権利行使価格(ストライク・プライス)で、36,000ドルと52,000ドルの玉が膨らんでおり、市場に意識されている可能性もある。

イーサリアムが高騰

ビットコイン(BTC)高騰を受け、時価総額最大のアルトコインであるイーサリアム(ETH)が高騰し、一時1000ドル(108,000円)を記録した。

イーサリアムの過去最高値は、18年1月に記録した1,450ドル(約15万円)。ビットコインは、20年12月に過去最高値の20,000ドルを更新して一時34,000ドルまで高騰しており、比較すると出遅れていた。

イーサリアムの次世代チェーンとして期待されるETH2.0は、ビットコイン同様のPoW(プルーフ・オブ・ワーク)から、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)へ合意形成アルゴリズムの変更が行われる大規模なアップグレードを伴う。

DeFi(分散型金融)市場が急拡大する中で、必要不可欠となるネットワーク処理速度、及びスケーラビリティ問題を大きく改善する可能性があるとして期待されており、今後数年間にわたって行われることから投資家に材料視されている。

イーサリアム2.0の最初期フェーズにあたるビーコンチェーンは、現行イーサリアム(PoW)と並行するブロックチェーンとして稼働し、PoSのバリデータノードを管理する役割を担うものだ。

関連:仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

関連:次世代イーサリアムで報酬を得る「ステーキング」手順を解説

浮動数の減少と需給良化

仮想通貨のオンチェーンデータ分析サイトTheBlockのデータによれば、ETH2.0のデポジットコントラクトには、すでに約20億ドル(2000億円)相当の217万ETHが預け入れられている。

出典:TheBlock

デポジットコントラクトとは、イーサリアムの次世代チェーン「ETH2.0」の最初期フェーズで稼働したビーコンチェーン上で、ステーキングを行うための契約機能だ。コンセンサスアルゴリズムPoSにおけるステーキングとは、PoWにおけるビットコインのマイニング(採掘)の代替手段とも言われるもの。

「32ETH(約300万円)」を預け入れ、バリデータノードを運用することで報酬を得ることができる仕組みは、株式配当や不動産収入のように、資産を保有することで安定的・継続的に「インカムゲイン(income gain)」を受け取ることができるため、銘柄の長期保有インセンティブが働きやすい。

さらに、DeFi(分散型金融)市場の恩恵も、投資家が推し量る「需給」の良さに拍車をかける。

DeFi Pulseのデータによれば、DeFiに預け入れられた仮想通貨の総価値を示す「TVL」は右肩上がりの成長を遂げており、174億ドル(1.8兆円)規模にまで膨らんだ。

DeFi Pulse

このようにして、市場に出回るイーサリアムの供給量(浮動数)が絞られやすい市場構造も需給面を良化させていると言えそうだ。最大発行枚数が定まり、「半減期」の度に供給量が大幅に減少するビットコイン同様、供給数を需要が大きく上回る状態が続けば、株式市場でも顕著な金融緩和マネー流入、及び機関投資家や上場企業の参入を経て、必然的に価格を押し上げることになる。

イーサリアム価格は、テクニカル的な長期的節目であった800ドルのレジスタンスラインをブレイクして勢いづいたほか、世界最大手デリバティブ取引所であるCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)にて、「イーサリアム先物」取引が控える点も、関心度上昇理由として挙げられる。

グレイスケールの投資信託イーサリアムトラスト(ETHE)が、SEC(米証券取引委員会)の報告会社「Reporting Company」に正式登録されたことを含め、当局の認可を得た透明性のある金融商品の1つとして、潤沢な資金力を有する機関投資家のゲートウェイとなることが期待されるからだ。

関連:米CME、イーサリアム先物を来年開始へ

アルトシーズンの予兆も

ビットコイン高騰一服後の循環物色により、ミドル〜スモールキャップアルトを含め仮想通貨市場が全面高となった。

コインチェック

BTC建て(ETH/BTC)の値動きなどから、ビットコインより資金が流れる形でイーサリアムやライトコインなどメジャーアルトが大幅上昇したとみられ、草コインの先行指標と呼ばれるドージコイン(DOGE)高騰も「アルトシーズン」の再来を予感させる。

BTC建てETH価格(日足)

2017年の仮想通貨バブルでは、ビットコイン高騰・一服後にアルトコインが循環物色され、XRP(リップル)やETH(イーサリアム)などが十倍以上に高騰するなど、過去の強気相場で同じようなサイクルを繰り返してきた。

ドージコインは、前週比130%高、前月比220%高を記録した。34,000ドルまで高騰したビットコインは前週比40%高、前月比75%高。イーサリアムは、前週比40%高、前月比70%高であることからもその急騰度合いがうかがい知れる。フォロワー130万人を超える海外インフルエンサーが2日、ドージコインの長期保有に言及したことも価格を後押ししたか。

一方、米証券取引委員会(SEC)が「有価証券問題」でリップル社を提訴したことを受け、時価総額上位のXRP価格は芳しくない。他の銘柄も同様の問題で燻るなか、すでにSECから「有価証券ではない」との判断が下されているビットコインやイーサリアムに資金流入が集中したものと思われる。

関連リップル訴訟まとめ──仮想通貨XRPへの影響・弁護士の見解

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:44
韓国上場のビットマックス、保有ビットコイン全量を海外取引所に開示なく送金か=報道
韓国コスダック上場のビットマックスが保有する約550BTCを、開示なしに海外仮想通貨取引所へ全量送金していたことが毎日経済新聞の報道で明らかになった。
15:26
GMOコイン、メタバース仮想通貨「WILD」を国内初取扱へ 3月23日より
GMOコインは3月23日より、メタバースプロジェクト「ワイルダーワールド(WILD)」の取り扱いを国内初で開始する。取引所での現物取引のほか、預入・送付サービスにも対応する。
15:11
マスク氏のxAI、ウォール街人材を積極採用 仮想通貨専門家も=報道
イーロン・マスク氏のxAIがGrokの金融機能強化に向け、ウォール街の銀行家やプライベートクレジット専門家、さらに仮想通貨専門家の採用を開始したとブルームバーグが報じた。
13:35
レイ・ダリオが警告「ホルムズ海峡を失えば米覇権崩壊」、 歴史的帝国衰退パターンと重なる現在
レイ・ダリオ氏が、ホルムズ海峡をめぐる「最終決戦」の行方が米国覇権の存続を左右すると警告した。1956年のスエズ運河危機における英国の衰退や17世紀スペイン帝国、18世紀オランダ帝国の崩壊の例に言及し、米国がホルムズ海峡の支配権を喪失した場合、歴史と同じパターンを辿る可能性が高いと指摘した。
12:55
米シークレットサービスら、仮想通貨ユーザーを狙う詐欺で多国籍作戦
米シークレットサービスが英国やカナダの当局と共同で「オペレーション・アトランティック」を開始。仮想通貨ウォレットを狙う「承認フィッシング詐欺」の阻止を目指す。
12:21
SEC、上場企業の四半期決算報告義務の廃止を検討 仮想通貨企業にも影響
米SECが四半期決算報告の義務廃止を検討し、年2回の半期報告を選択可能にする規則改正案を準備していることが明らかになった。仮想通貨関連の上場企業にも影響が及ぶ見通し。
11:00
WLFIガバナンス提案が可決、約8億円で運営チームへの優先連絡権
WLFIのガバナンスステーキング提案が99.12%の賛成で可決。約8億円相当のステーキングでWLFI事業開発チームへの優先アクセスが付与される3段階制度が導入される。
10:35
BTC一時1200万円台、原油急反落で強気相場再燃|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7.5万ドル台まで続伸し、円建てでは一時1200万円台に乗せた。今回の上昇の背景には、中東情勢の緊迫化が長期化の様相を見せるなか、ビットコインが「無政府資産」として改めて存在感を強めている。
10:20
ビットディア、ライトコインやドージコイン採掘できる最新マイニングマシン「DL1 Air」発表
仮想通貨マイニング企業ビットディアが最新マシン「SEALMINER DL1 Air」を発表。LTC・DOGEなど6銘柄に対応し、3つのモードを搭載している。
10:04
バイナンス、イラン送金報道を全面否定 米司法省の調査は進行中
バイナンスはイランへの17億ドル送金疑惑や調査員解雇などのメディア報道を全面否定。イラン関連ウォレットへの到達は約1億2,600万ドルにとどまると説明し、WSJの発行元を名誉毀損で提訴した。
09:30
仮想通貨ウェルスマネジメントAbra、SPAC合併でナスダック上場へ
この記事のポイント 企業価値7.5億ドル AUM目標2027年末100億ドル超 SPAC上場を発表 仮想通貨ウェルスマネジメント企業アブラ・ファイナンシャル・ホールディングスは…
09:15
金融庁、仮想通貨の無登録販売の罰則を厳格化へ
金融庁は、無登録で仮想通貨を販売した企業に対する罰則を厳しくする方針を固めたことがわかった。金融商品取引法に移行することに合わせ、罰則を厳格化して投資家保護を強化する。
08:35
OpenSea、厳しい市場環境で仮想通貨「SEAトークン」発行を無期延期へ
OpenSea(オープンシー)が3月30日に予定していた独自トークン「SEA」のローンチ延期を発表。厳しい市場環境を理由とし、3月31日から60日間の取引手数料0%化や、過去の手数料返還を伴うユーザー補償策を実施する。
07:40
キヨサキ氏、 バブル崩壊後にビットコインが75万ドル到達を強気予測
「金持ち父さん」著者ロバート・キヨサキ氏がXで大規模バブル崩壊を警告し、崩壊から1年後にビットコインが75万ドル、イーサリアムが9.5万ドルに達すると予測した。
07:25
メタプラネットが新たな資金調達を発表、21万BTC保有目標を推進へ
メタプラネットは計最大1220億円規模の新たな資金調達を発表。21万BTC保有という目標に向けて調達資金を仮想通貨ビットコインの購入などに使い、事業戦略を推進する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧