はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高騰止まらず400万円、アルトに仮想通貨バブルの兆候も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

なおも止まらぬビットコイン相場

7日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、昼時点で、前日比+9.1%の380万円(36,970ドル)と大幅続伸した。

その後23時台かけてさらに一段高に。心理的節目の400万円に到達するなど資金流入が続いているが、足元の過熱感は再び高まっており注意は必要だろう。

年末年始の過熱感の反動が引き起こした4日の暴落局面では、前日比6,000ドル安の27,700ドルを付けたものの、その後急反騰。押し目とみた大口の買いが新規買いを呼び込むような状態となり、わずか3日間で約1万ドル(100万円)上昇した。

関連:6300ドル暴落のビットコイン一夜明けて大幅反発、デリバティブ市場で大規模ロスカット

国内で最も多くのアルトコインを取り扱う大手取引所、コインチェックの銘柄群も全面高となった。

コインチェック(1/7 11:00)

ステラ(XLM)が前日比72%高(一時100%高)となったほか、次世代チェーンの材料を控えるネム(XEM)が28.6%高と高騰。

SEC(米証券取引委員会)による米Ripple社提訴に関連する悪材料で売られすぎ水準にあった、リップル(XRP)も前日比16%高と反騰した。

関連:日本取引銘柄の仮想通貨ステラ(XLM)、1日で2倍の価格に

関連:リップル訴訟まとめ──仮想通貨XRPへの影響・弁護士の見解

通貨強弱からみるビットコイン

仮想通貨におけるビットコインの市場シェアを示す「ドミナンス」を確認すると、過去3年間の最高値である73%の節目から急落しており、ビットコインが高騰しつつも、それを上回るリターンを享受し得るアルト市場のターンが訪れ始めた可能性を示している。

過去3年間のBTCドミナンス

金融市場には、どの通貨ペアが市場で注目されているのかを示す、為替レートを基にした「通貨強弱」という概念がある。

外国為替市場では、USD/JPY(ドル円)やEUR/USD(ユーロドル)など、2つの通貨を組み合わせた強弱が、貿易における輸出・輸入に依存する上場企業業績に多大な影響をもたらすことから、マスメディアでも「円高ドル安の影響」などと報じられる。

仮想通貨市場の「通貨強弱」について、20年以降に高騰した時価総額2位のメジャーアルトであるイーサリアム(ETH)をビットコイン(BTC)建てで確認すると、ETH/BTCの通貨ペアは以下のような推移をたどることがわかった。

ETH/BTC日足チャート

円で囲ったBTC建ての上昇幅を見る限り、少なくとも現時点では、メジャーアルトはバブルの兆候が見えた初動段階にすぎず、伸び代が十分あることを示唆している。

最初にアルトバブルが訪れ、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ネム(XEM)が高騰したのは、改正資金決済法施行後の17年4月末〜5月にかけて。その後、アルト市場は急騰の反動でしばらく低迷するも、ビットコイン価格は伸び続け、17年末に約2万ドルの最高値を記録。同年末から翌年1月にかけて訪れた2度目のアルトシーズンにて、リップル(XRP)やネム(XEM)価格は十倍以上に急伸した。

ただし当時は、未成熟な市場にある中、実体の乏しいプロジェクトでICO(イニシャルコインオファリング)による資金調達が盛んに行われるなど、投機筋が先導する相場が多く見られた。長期化した市場の調整フェーズを経て、規制面が格段に整った今回の強気相場では、機関投資家、及び企業の参入が相次ぐなど、その市場構造は当時とは一変したと言え、同じようにアルトバブルが発生するとは限らない。

アルトコイン市場が活性化する局面でもビットコインは強い状態を維持しており、通貨間の資金移動のみならず、株式市場高騰の背景にある「金融緩和マネー」を筆頭に新規資金を呼び込んでいるものとみられる。

関連:ビットコイン300万円台到達、加速する独走態勢に「3つの要因」

関連:仮想通貨市場の全体時価総額、初の100兆円突破

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/18 土曜日
05:40
仏当局、バイナンス含む数十の仮想通貨取引所にマネロン検査
フランスの監督当局ACPRがバイナンスなど数十の仮想通貨取引所にマネーロンダリング対策の検査を実施。EU全域での営業許可付与に向け、登録条件への準拠状況を確認する狙いだ。
10/17 金曜日
18:53
3メガバンク、円建てステーブルコインを共同発行へ 導入第一弾は三菱商事=報道
三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが円建てステーブルコインを共同発行。信託型により高い安全性を実現し、クロスボーダー送金のコスト削減を目指す。プログマのシステムを活用し今年度内に実用化予定。
17:56
ファンプラのIEO参加方法と注目ポイント|コインチェックの実績、申込前に知るべき情報まとめ
音楽ファンクラブ運営大手Fanplusと協業するFanplaは14日、暗号資産「Fanpla(FPL)」のIEO(Initial Exchange Offering)をコインチ…
17:12
メタプラネット、ビットコイン複利モデルで反転狙う
メタプラネット株が400円台まで下落しmNAVは0.89に。サイモンCEOは「優先株で希薄化せずBTCを買い増す」方針を再確認。複利モデルの理論と背景を解説。
13:35
コインベース、ステーブルコイン決済プラットフォームを開始 USDC保有で年利4.1%
コインベースが企業向けステーブルコイン決済プラットフォーム「Coinbase Business」を発表。USDC保有で年利4.1%、低手数料・即時決済でB2B決済の課題を解決。会計ソフト連携も対応。
13:20
ユニスワップがソラナ対応開始、非EVMチェーン初の統合実現
ユニスワップが非EVMネットワークとして初めてソラナに対応し、ウェブアプリでSOLトークンの直接スワップが可能になった。100万以上のトークンにアクセスでき、今後はブリッジングやクロスチェーン機能も予定している。
12:50
ビットコイン価格モメンタム弱まるも、クジラの買いは堅調=CryptoQuant
CryptoQuantが仮想通貨ビットコイン市場の近況を分析。短期的な上昇の勢いが弱化しているがデータは大口投資家の買い増しを示唆していると指摘。上昇再開の水準などを分析した。
11:46
ビットコイン11万ドルを割り込み続落、米中首脳会談控え市場の緊張高まる
ビットコインは前日比2.39%安の108,800ドルに下落。トランプ大統領が中国との貿易戦争継続を認め、月内の米中首脳会談を控える中で市場に緊張感が広がっている。VIX指数は5カ月ぶり高水準に急騰し、地銀の融資問題も重なり市場心理が悪化。一方で金価格高騰を背景にトークン化された金の時価総額が34億ドルに達するなど、リスク回避の動きが鮮明となっている。
11:30
米上場Zeta、ビットコイン決済で約350億円私募調達 SolvBTCトークン採用
米上場ZetaがBTC決済で2.3億ドル私募。SolvBTC採用により、ビットコインを受動的保有から利回り創出型の生産的資産へ転換する財務戦略となる。
11:10
リップル、XRPトレジャリー設立で1500億円資金調達を主導
リップルがXRPトレジャリーのため10億ドル規模の資金調達を主導していることが明らかになった。SPAC経由で資金を調達し、XRPに特化した最大級のデジタル資産保有企業を設立する計画だ。
11:00
仮想通貨IEO投資の稼ぎ方 今後の予定、参加方法|2025年版
暗号資産(仮想通貨)投資で公募価格の数倍もの高値付けることもある国内外のIEO事例ですが、初値で公募割れしたケースもあるなどリスクも付き物です。今後の注目IEOにはナナメウエ社の「YAY」、NOT A HOTELの「NAC」をbitFlyerやGMOコインが販売検討しており、口座開設がおすすめです。国内外のIEO成功事例、参加方法まで解説。
10:45
スクエアのビットコイン決済端末、米国のコーヒーショップへ導入
ジャック・ドーシー氏が率いるブロック社のスクエアで、仮想通貨ビットコインの決済事例が報告された。Compass Coffeeがビットコイン決済対応のスクエア端末を設置したとXに投稿している。
10:30
アーサー・ヘイズらがイーサリアムの年末1万ドル予想を維持、大幅下落後も強気姿勢
ビットマインのトム・リー会長とアーサー・ヘイズ氏が、イーサリアムの年末1万ドル到達予測を改めて表明した。現在価格から142%上昇の見込みだが、歴史的平均は21%増に留まっている。
09:40
コインベース、競合バイナンスのBNBを上場の計画 CZ氏は関連トークンの取り扱いも推奨
米コインベースが競合バイナンス関連の仮想通貨BNBを上場予定リストに追加した。CZ氏はBNBエコシステムの成長を背景に、他のBNBチェーン銘柄の上場も推奨している。
08:50
仮想通貨トレジャリー企業のバブル崩壊か、ビットマインのトム・リー会長が指摘
ビットマインのトム・リー会長が、多くの仮想通貨保有企業が純資産価値を下回る取引状況を指摘し、バブル崩壊の可能性に言及した。メタプラネットも企業価値指標が基準を下回る事態となっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧