はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米CNBC出演、富裕税提案の米民主党議員「ビットコインは投機性が高い」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの投機性について、イエレン財務長官に同意

富裕税に関するテーマで米CNBCの番組に出演した民主党のElizabeth Warren上院議員が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)について意見を求められ、「投機的である」と回答した。

この発言は、Janet Yellen財務長官による発言を支持する形で行われた。

財務長官は2月、CNBCに対して次のように語った。

(ビットコインは)投機的な資産であり、その価格が非常に不安定になる可能性があることを認識すべきだと思う。投資家が損失を被る可能性について心配している。

また財務長官は、ビットコインが違法な金融行為に使われることに懸念を示し「非常に非効率的な取引実行方法」だとも述べている。取引処理に消費される電力の量が膨大であることに言及した形だ。

キャスターはこうした発言を背景として、ビットコインについてどう思うかとWarren議員に質問。

議員は、財務長官に同意し「本質的に投機性が高く、リスクがある」とコメントした。

富裕税とビットコイン

この質問は、Warren議員らが提案した「富裕税」について語る文脈で挙がったものだ。同法案は、5,000万ドル(約53億円)以上の資産を持つ世帯に富裕税を課す。

富裕層に、5,000万ドルを超える分について年間2%、10億ドル(約1,070億円)を超える分について年間3%を課すとしている。

Warren議員は、コロナ禍が米国の不平等を悪化させており、米国政府の歳入を増やすためにも富裕税の必要性が高まっていると議論。同議員によると、富裕税が導入されれば、今後10年間で3.75兆ドル(約401兆円)を得られる見込みだという。

キャスターはビットコインのボラティリティを挙げ、仮想通貨や株式により、ある年に多額の利益を得ても、翌年にはどうなるか分からないと話した。その場合、富裕税の課税に問題が出てくる可能性を暗に示唆した格好だ。

これに対してWarren議員は、富裕税は5,000万ドルを超える資産にしか課されないと強調、またパンデミック以降、米国の富裕層は富を増やしていると主張した。

しかし新たな富裕税は、Janet Yellen財務長官も「実施するにあたって難しい問題を抱えている」と述べたように、様々な批判に直面している。現在のところ、上院で承認される可能性は低いとみられているようだ。

イエレン財務長官の発言

仮想通貨についてYellen財務長官は、以前にも犯罪利用の対策を行うべきと発言。上院公聴会宛の文書では「違法活動を抑制しながら、合法的利用を推進する方法を考えなくてはいけない」と述べている。

関連米国の仮想通貨規制方針、イエレン次期財務長官の考えは?

一方でYellen氏は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)については「より速く、より安全で、より安価な決済をもたらす可能性があり、重要な目標だと思う」とコメントした。

関連米FRB、デジタルドル導入の前提条件を多方面から分析

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。
10:20
VanEck、RWAトークン化ファンドを開始 イーサリアムなどに対応
資産運用大手ヴァンエックは、同社初のRWAトークン化ファンド「VBILL」をローンチ。イーサリアム、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンのブロックチェーンに対応する。
07:55
XRPの価格動向 バイナンス先物データに見る強気の兆しとは、アナリスト分析
アナリストBorisVestの分析によると、XRPはバイナンスで売り圧力が吸収され、強気シグナルが点灯。OI(建玉)の上昇と共に、価格上昇の可能性が高まる模様だ。
07:15
ビットコインの「実現価格」が示す強気相場継続のシグナル、Cryptoquantアナリスト分析
Crypto Daの分析によると、仮想通貨ビットコインの「実現価格」が上昇を続けており、強気市場が続くことを示唆。マイクロストラテジーや機関投資家のBTC購入が価格上昇を牽引。
07:05
タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ
タイのピチャイ財務相は、デジタル投資トークン「G-Token」の発行計画を発表。発行規模は200億円であることや仮想通貨ではないことなどが明らかになっている。
06:10
米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
SECがグレースケールのソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期。ブラックロックのビットコインETFにおける「現物償還方式」導入の是非も引き続き審査へ。
05:55
ビットコイン準備金法案など2件に拒否権発動 ボラティリティ懸念で、アリゾナ州知事
アリゾナ州のホブズ知事がビットコイン準備金や州機関による仮想通貨決済法案を拒否。唯一署名したのは仮想通貨ATMの詐欺対策強化法。全米でビットコイン投資への慎重姿勢が広がる中、アリゾナも追随。
05:40
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、合併に向け約680億円のビットコイン取得
テザーが約4812BTC(680億円相当)を取得。買収合意に基づきキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併に活用。Strike創業者が率いる『21キャピタル』はビットコイン特化企業として始動へ。
05:30
ロンドン資産運用会社がイーサリアムを大量購入、過去一週間で700億円相当分取得
ロンドン拠点のAbraxas Capitalが、過去6日間で約21万ETHを取得。AaveからUSDTを借入しBinanceに入金。ペクトラ・アップグレードを契機にETH価格は急上昇。
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧