- サイドチェーンを使用している
- これにより、重大なバグや問題(イーサリアムのTHE DAO事件等)が起きても対応しやすくなっています。
- dApps作成に適している
- Liskメインネットから派生するサイドチェーンで自分のdAppsを作成できます。サイドチェーンでdAppsを運営する事には様々な利点があります。
- 大手企業との提携が多い
- Microsoft AzureやShape Shift等と提携しており、信頼性の高いプラットフォームです。
概要
通貨コード | LSK |
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取引開始日 | 2014年01月18日 |
合意形成(コンセンサス)アルゴリズム | Delegated Proof of Stakes(SHA-256) |
発行上限 | なし |
現在の流通量 | 110,060,106LISK(2018/9/13) |
ブロック生成サイクル | 約10秒 |
公式ページ | LISK公式サイト |
ブロックチェーンURL | ブロックチェーンサイト |
White paper | Lisk Documentation |
Lisk(リスク)はCryptiからフォークして生まれた分散型アプリケーションプラットフォームです。
分散型アプリケーションとは、オープンソースであり、中央集権型の発行主体が存在せず、ブロックチェーンを利用しているアプリケーションです。
英語では「Decentralized Applications」、通称「dApps」と呼ばれています。
分散型アプリケーションプラットフォームについて簡単に述べると、ブロックチェーンを利用した分散型アプリケーション(dApps)の利用に付き纏う制限を取り除くことを目的としたプラットフォーム(ソフトが動作するための土台)です。
歴史
Lisk(リスク)の前身について説明します。Cryptiという、同じく分散型アプリケーション開発プラットフォームの構築を目指すプロジェクトがあり、このCryptiのメンバーだったMax Kordek氏(現Lisk財団、会長)とOlivier Beddows氏(現Lisk財団、CTO)がハードフォークして開発を始めたのがLiskです。
LiskはICO(クラウドセール)により資金を集めた通貨の一つです。2016年2月から2ヵ月に渡って行われたICOでは、6億円ほど集め、ICO当時は歴代2位の最多額を。
Microsoft Azureとパートナーシップを結んだこともニュースになりました。Microsoft Azure以外にはShape Shiftなどとも提携しています。
ICO後、2017年初めの頃は10円台でしたが、2018年6月には450円近くまで価格が上がりました。Liskのマイニング(フォージング)は1年ごとに報酬が減るため、その影響もありますが、これはアルトコイン総じての暴騰に巻き込まれた形だと思われます。
その後も18年1月には一時期3500円台まで価格は上昇を続けましたが、2018年、仮想通貨市場を襲った下落トレンドに沿う形となっています。(追記2018年9月)
特徴
Lisk(リスク)には多くの特徴があります。その中でも代表的な特徴を3つ紹介します。
人気のプログラミング言語「Javascript」を採用
Javascriptは現在多くの人が利用しており、多くのwebエンジニアにとって開発に参入しやすくなっています。
世界で最も利用されているとされる言語を採用することで、誰にでもブロックチェーンに触れる機会を与えようとしているそうです。
サイドチェーンを使用している
サイドチェーンはメインネットから派生し、平行して走る形でメインネットには無かった機能を追加できるものです。
サイドチェーンで、DAOであったようなハッカーによるハッキングが起きたとしても、サイドチェーン上のアプリケーションを書き換えることで対応することが可能になります。
その結果、万が一の事態があっても、メインチェーンを書き換える必要がなくなり、サイドチェーンのハッキングがメインチェーンに影響する事がありません。
このように、重大なバグや問題が起きても対応しやすいという点がLiskの優れている点です。
さらに、Liskで開発されたそれぞれのアプリケーション、DAppsでチェーンのコンセンサスアルゴリズムを変更が可能になる予定です。PoW(Proof of Work)とPoS(Proof of Stake)どちらにすることも出来ると言われています。
また、サイドチェーンのメリットは他にも処理能力の向上にあります。一つのブロックチェーンでだけでプログラムを運用するより、複数のブロックチェーンを使って動かすことにより、処理能力が向上します。
イメージとしてはCPUです。CPUの数が多いほど、PCの処理能力が向上するのと似ています。
フォージングについて
Lisk(リスク)のマイニングは、厳密にはマイニングではなく「フォージング」と呼びます。
先に述べたように、Liskのフォージングは毎年フォージングできる量が減っていくという特徴があります。ビットコインは約10分に1ブロックをマイニングしていますが、Lisk(リスク)は約10秒に1ブロックをフォージングしています。
取引所
Liskを国内で取り扱っているのは現在bitFlyerとコインチェックのみです。
取り扱い取引所 | CoinPost記事 |
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