CoinPostで今最も読まれています

メインネットを開始する予定のERC20通貨ラインナップ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メインネットを開始する仮想通貨
いくつかのERC-20 トークンがメインネットを開始することが発表されています。本記事では、主にTRON、EOS、Vechain、Ontology、Zilliqa、Cardanoについてのメインネットを開始する時期、新しいトークンに更新する方法、また今回のメインネットの開始に伴う注目すべき情報を紹介しています。
メインネットとは
メインネットとは市場での実際の取引のデータが収納されているブロックチェーンです。TRONやEOSなどのイーサリアムのネットワーク上で機能していた仮想通貨が、今後、独自のネットワークで機能するようになる、これが今回の、「メインネットに移行する」ということです。

メインネットを開始する仮想通貨

間もなく、TRON(トロン)やEOS(イオス)を含め、いくつかのERC-20トークンが自らのメインネットを開始します。

主なメインネット化トークンプロジェクト
  1. Tron(トロン)ーTRX
  2. EOS(イオス)ーEOS
  3. VeChain(ヴィチェーン)ーVEN
  4. Ontology(オントロジー)ーONT
  5. Zilliqa(ジリカ)ーZIL
  6. Cardano(カルダノ)ーADA

以上のようなプロジェクトは、イーサリアムネットワークからアップデートし、更に、特有のフィーチャーや専用スマートコントラクトを付け加える予定です。

①TRON(トロン)

トロンはエンターテインメントシステムの構築を目的に開発されました。

トロンのメインネットは5/31に開始するそうです。

まだ実施されていないにも関わらず、すでにTRXの時価総額に大きな影響がもたらされてきています。

5/21の一日だけで、11%の上昇を見せ、先週では、トップ10位内の仮想通貨で唯一プラスを見せたトークンです。

新バージョンTRXの保有者には、ネットワークのセキュリティーを保つ「Super Delegates(特別な代表者)」を選べる投票権が与えられます。

更新する方法:所有しているTRXを、それを取り扱っている取引所に送り、新TRXに変えてもらいます。

6月21日から25日までの間に新TRXに更新することができます。

よって、この期間はTRXをウォレットではなく取引所に保管することが推奨されています。

より詳細な情報はこちら:

TRONのメインネット導入予定が5/31に早まる
メインネットの導入を当初の予定より1ヶ月ほど早めた5月31日に設定したTRONですが、その開発状況についてユーザーの疑問は残ります。TRON開発チーム技術部代表のLucien Chen氏から、TRONの開発状況について説明がなされました。

②EOS(イオス)

イオスは超高性能分散型アプリケーションプラットフォームを構築するためのプロジェクです。

イオスのメインネットは6/2に開始されるそうです。

それと同時に、EOS.IOというイオスブロックチェーンネットワークを管理するシステムもリリースされる予定です。

その後、新EOSトークン保有者に投票権が与えられ、ブロックプロデューサーを選ぶ投票が行われます。

更に、分散型アプリの開発もされるそうです。

更新する方法:イオス公式サイトでEOSの残高を登録するか、もしくはBinanceのようなEOSを取り扱う取引所へ送り、新EOSに変換してもらいます。

③VeChain(ヴィチェーン)

ヴィチェーンは品物の情報をブロックチェーンで管理し正規品か否かを識別するためのプラットフォームを構築するためのプロジェクトです。

ヴィチェーンのメインネットは6/30に導入されるそうです。

これとともに、ダブルトークンリワードという仕組みがあり、毎日THORというスマートコントラクトを履行する為のトークンがもらえます。

VENの保有者には1枚の旧VEN毎に100枚の新VENが与えられます。

更新する方法:イーサリアムネットワーク上のVEN ERC-20トークンの取引記録はすでに、スナップショットされ、今のところは待つのみです。

比較的に少ない残高しかない場合は、取引所は新バージョンに変えてくれるそうです。

④Ontology(オントロジー)

オントロジーはブロックチェーン技術によって信頼性のある契約や業務の遂行を後押しするために開発されたプロジェクトです。

公開について、詳細はまだ不明ですが、最近では、Ontologyが「メインネット」のコードプレリリースをしたそうです。

また、トークン残高の変更し方についても、詳細が無いようです。

明らかになっていることは、現在のONT保有者には、メインネットに移る際に、保有数が倍になることです

追記

メインネット移行によるトークンの配布状況に関して追記いたします。

言葉足らずとなってしまい大変申し訳ございませんでした。

メインネット移行時、NEOでいうGASに当たるONGトークンを得ることができます。

ONGは、Ontologyネットワーク上のGASであり、smart contractsや取引に使用されます。

10億のONGが最初に作られ、delegate PoSに似た仕組み採用するOntologyのネットワーク上での投票のリワードとなる予定です。

また2018/3/1、NEOのsnapshotで行われたONTトークンのエアードロップ報酬も、メインネット移行時のこりの50%配布されるため、この配布によりNEO保有者向け配布時の比率が1NEO:0.2ONTとなる予定です。

なお詳細はまだ完全に公開されていません。

この件については複数の問い合わせがあり、念のためNEOとOntology公式に確認を取っております。正しい情報が判明次第、ご報告させていただきます。

⑤Zilliqa(ジリカ)

ジリカはスケーラビリティ問題の解決のために開発され、圧倒的な処理速度を誇っています。

ジリカは、今年の3月にテストネットをリリースしました、メインネットの開始は第三四半期に予定されているそうであり、詳細は未だ不明です。

⑥Cardano(カルダノ)

カルダノはカジノやオンラインゲームプラットフォームです。

カルダノのメインネットは昨年の9月に公開されましたが、委託されたノードに限定されています。

また、本移行ではなく、今年の第二か第三四半期にリリースされる予定のShellyというプロジェクトを運用し、メインネットの非中央集権化することが目的です。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06/09 金曜日
13:40
バイナンスUSが米ドル入出金を一時停止へ
仮想通貨取引所Binance.USは、米ドル(USD)の預金と出金を23年6月13日以降、一時停止することを発表した。これに伴い、米ドル建ての取引市場の廃止と、仮想通貨のみを対象としたプラットフォームへ移行する方針を示している。
12:31
米Ark Invest、SECの提訴日にコインベース株30億円相当を購入
米大手ヘッジファンドARK Investが、米証券取引委員会が提訴を発表した6日に、30億円相当のコインベース株を追加購入していたことが、取引開示により明らかになった。
12:17
ビットコイン横ばい、主要取引所の現物取引高は前月比20%減
米SEC(証券取引委員会)によるバイナンスとコインベースの提訴を受け、現物出来高が細っている。ビットコイン(BTC)は横ばいで推移。イーサリアム(ETH)は大口投資家の数が減少している。
12:04
クラーケン、NFT市場を公式ローンチ 複数チェーンに対応
米大手仮想通貨取引所クラーケンは独自のNFT市場を正式に立ち上げた。イーサリアムとソラナに加えて、新たにポリゴンのブロックチェーンにも対応開始した。
11:35
イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、実装内容が決定
イーサリアムのブロックチェーン開発者は、次期アップグレード「Dencun」に向けて、改善提案(EIPs)のリストをまとめた。予定される最も大きな変更はEIP-4844で、L2のトランザクション手数料を大幅に低下させる目的を持つ。
10:20
ゲンスラー委員長の主張「SECはすでに規制ガイドラインを提供済み」
米SECのゲンスラー委員長は、バイナンスらに対する訴訟後、ビットコインなど仮想通貨に対する規制方針を改めて示した。SECは様々なガイドラインをすでに提供しているとも強調した。
09:35
ZK-EVM開発プロジェクトTaiko、30億円を調達
仮想通貨イーサリアムのスケーリングソリューション「ZK-EVM」を開発するTaikoは、2回のラウンドで合計約30億円の資金を調達。24年1Qにメインネットローンチを計画している。
08:00
「Lens Protocol」が20億円調達 テンセントなどが参加
ポリゴン基盤の「Lens Protocol」は8日、シードラウンドで1,500万ドル(20億円)調達したことを発表した。
07:35
10年超休眠状態だったBTC、52億円相当が移動
10年超休眠状態だった仮想通貨ビットコインについて、52億円相当が移動したことがわかった。大口送金は、送り先が取引所だった場合に売り圧力につながる可能性があるため、多くの投資家から関心を集める。
06/08 木曜日
12:59
米裁判所、SECに対しコインベース「規則制定請願」への1週間以内の回答を命令
米国控訴裁判所は、米証券取引委員会に対し、米大手仮想通貨取引所コインベースが同機関に求めた、仮想通貨の規則制定請願への回答を、1週間以内に提出するよう命じた。
12:56
アービトラムが約1時間の取引停止
仮想通貨イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューション、アービトラムが約一時間トランザクションの処理を停止した。その原因として、シークエンサーコードのバグがあったと報告されている。
12:44
仮想通貨相場は厳しい値動き SECによるバイナンス・コインベース提訴の余波続く
米SEC(証券取引委員会)がバイナンスやコインベースの提訴に踏み切る中、ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)市場は低迷している。CPIとFOMCを翌週に控え様子見基調が続く可能性も考えられる。
11:40
米サークル社、シンガポールで決済ライセンス取得
米ドル建てステーブルコインUSDCなどを発行する米サークル社は、シンガポール金融管理局から大手決済機関としてライセンスを取得した。同国で事業拡大していく姿勢を示している。
11:25
ゲンスラー氏、SECトップ就任前にバイナンスに接触か
ゲーリー・ゲンスラー氏がSEC委員長に就任する以前、2019年3月に同氏が仮想通貨取引所バイナンスに接触し、自身を顧問として契約するよう売り込んだとする報道が出ている。
10:25
米イエレン財務長官、SECらの行動に賛意示す
米国のイエレン財務長官は、米証券取引委員会によるバイナンスとコインベースの訴訟を受けたインタビューで、ビットコインなど仮想通貨に対する方針を改めて示した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2023/06/15 ~ 2023/07/15
その他 未定
2023/06/16 09:30 ~ 20:00
東京 東京ミッドタウン八重洲
2023/06/18 10:00 ~ 19:00
Non Fungible Tokyo 2023 associated with Japan Blockchain Week
東京 東京国際フォーラム
2023/06/18 16:00 ~ 20:15
東京 アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京
重要指標
一覧
新着指標
一覧