はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップルネット、中東2ヵ国から金融機関が新たに加入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

UAEとカタールの金融機関が新加入

リップル社は20日、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とする国際送金会社アル・アンサリ・エクスチェンジがリップルネットに加入したことを発表した。

今月4日にはカタール国立銀行も加入を表明しており、中東地域からの新たな参加機関が続く格好となった。

アル・アンサリ・エクスチェンジは、リップル社のクラウドベースの金融ネットワーク技術リップルネット・クラウドを通じて、マレーシアの大手送金テクノロジー企業MoneyMatchと連携し、マレーシアへの即日送金を提供できるようになる。

リップルネットとは

リップル社の提供する国際送金ネットワーク。資金の送り手と受け手が直接取引可能であり、低コストでスピーディな送金を実現する。XRPをブリッジ通貨として使用するODL(オンデマンド流動性)も、リップルネットで使われる技術の一つ。

▶️仮想通貨用語集

このサービスは、まずマレーシアリンギット(MYR)での取引をサポートし、将来的にはブルネイドル(BND)やオーストラリアドル(AUD)にも対応する方針を示した。

MoneyMatchのAdrian Yap CEOは、次のように説明した。

アルアンサリ・エクスチェンジと提携して、マレーシアへのリンギット送金を促進できることを楽しみにしている。このパートナーシップにより、両社へのシナジー(相乗)効果が期待できる。

UAEで働くマレーシア人の方々にも、ぜひこのサービスを試していただきたい。

マレーシアからの移民労働者に、母国へ送金する手段を提供することも念頭に置いている模様だ。

リップルネットクラウドは、リップル社が2020年に立ち上げたクラウド基盤の送金ソリューション。インフラの保守やアップグレードなどはリップル社チームが行うため、銀行など金融機関は、ハードウェアを管理する負担なしで容易にリップルネットを利用できるようになる。

関連リップルネットクラウド公開 Ripple社が新サービス

カタール国立銀行が参加

今月4日には、UAEの近隣国カタールの国立銀行(QNB)も、リップルネットへの加入を発表していた。

QNBグループは中東・アフリカ地域で最大規模の金融機関で、子会社や関連会社を通じて、31か国以上に進出。1,000か所の拠点で約2,000万人の顧客にサービスを提供している。

まず、トルコのQNB Finansbankとの間でリップルネットを試験的に導入し、将来的には他国への送金経路にも拡大する計画で合意した。

トルコへの海外送金は、近年高水準で推移していることが背景にあることが伺える。

リップルネットに加入しているオンライン送金企業Azimoも今月5日、トルコへの送金経路を開設したばかり。その際、同社運営責任者Dora Ziambra氏は、「トルコには、海外で働く労働者が約700万人おり、送金業者にとっては素晴らしい市場だ」と述べていた

Ziambra氏は、送金需要がある一方で送金コストは高い状況が続いていること、送金企業のチャンスがあると示唆していた。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 水曜日
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。
10:20
VanEck、RWAトークン化ファンドを開始 イーサリアムなどに対応
資産運用大手ヴァンエックは、同社初のRWAトークン化ファンド「VBILL」をローンチ。イーサリアム、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンのブロックチェーンに対応する。
07:55
XRPの価格動向 バイナンス先物データに見る強気の兆しとは、アナリスト分析
アナリストBorisVestの分析によると、XRPはバイナンスで売り圧力が吸収され、強気シグナルが点灯。OI(建玉)の上昇と共に、価格上昇の可能性が高まる模様だ。
07:15
ビットコインの「実現価格」が示す強気相場継続のシグナル、Cryptoquantアナリスト分析
Crypto Daの分析によると、仮想通貨ビットコインの「実現価格」が上昇を続けており、強気市場が続くことを示唆。マイクロストラテジーや機関投資家のBTC購入が価格上昇を牽引。
07:05
タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ
タイのピチャイ財務相は、デジタル投資トークン「G-Token」の発行計画を発表。発行規模は200億円であることや仮想通貨ではないことなどが明らかになっている。
06:10
米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
SECがグレースケールのソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期。ブラックロックのビットコインETFにおける「現物償還方式」導入の是非も引き続き審査へ。
05:55
ビットコイン準備金法案など2件に拒否権発動 ボラティリティ懸念で、アリゾナ州知事
アリゾナ州のホブズ知事がビットコイン準備金や州機関による仮想通貨決済法案を拒否。唯一署名したのは仮想通貨ATMの詐欺対策強化法。全米でビットコイン投資への慎重姿勢が広がる中、アリゾナも追随。
05:40
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、合併に向け約680億円のビットコイン取得
テザーが約4812BTC(680億円相当)を取得。買収合意に基づきキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併に活用。Strike創業者が率いる『21キャピタル』はビットコイン特化企業として始動へ。
05:30
ロンドン資産運用会社がイーサリアムを大量購入、過去一週間で700億円相当分取得
ロンドン拠点のAbraxas Capitalが、過去6日間で約21万ETHを取得。AaveからUSDTを借入しBinanceに入金。ペクトラ・アップグレードを契機にETH価格は急上昇。
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。
14:15
韓国大統領選、仮想通貨現物ETF導入公約で実現性高まる
6月の韓国大統領選で与党「国民の力」党と野党「共に民主党」の両候補が仮想通貨現物ETF承認を公約した。人口の約30%が仮想通貨取引を行う韓国で、各党が若年層を含む仮想通貨投資家にアピールしている。
13:45
米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言
米SECのアトキンス新委員長が仮想通貨円卓会議で、旧体制下の「場当たり的」政策を批判し、仮想通貨規制の改革方針を発表した。発行・保管・取引の3分野で具体策を示している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧