はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

サンタンデール銀行、ビットコインETFの提供を計画か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サンタンデール銀行、仮想通貨ETFを計画中

スペインの大手金融機関サンタンデール銀行は、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のETFを提供する計画であることが報じられている。

サンタンデール銀行のAna Botín会長は、ブルームバーグに次のように語った。

私たちは、仮想通貨に関して率先した立場を取っており、ブロックチェーンで債券を発行したこともある。当行のお客様の中には、ビットコインを購入したい層が存在しているが、規制上の問題から導入はかなり遅れている。現在、私達は仮想通貨のETFを提供しようと準備しているところだ。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

サンタンデール銀行は2019年、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で約22億円相当の債券を発行した経験がある。

Botín会長によると、同行は仮想通貨ETFの構想にも以前から取り組んできたという。現時点では、どのような商品が計画されているのか、詳細は明らかにしていない。

また、スペインの国家有価証券市場委員会(CNMV)には仮想通貨ETFのような商品はまだ登録されたことがないため、規制上、どのように扱われるのかも不明確な格好だ。

スペイン国内の動向

スペインの金融機関は、一般的に、まだ仮想通貨投資商品の開発には消極的な傾向があるものの、仮想通貨に対する取り組みを進める機関も現れている。

大手のビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は2020年末、プライベートバンキングの顧客向けに、スイスでビットコインなど仮想通貨の売買や預金のためのサービスを始めた。

BBVAは、サービスをスイスに限定している理由として、スイスに「仮想通貨に対する明確な規制」「先進的なブロックチェーン・エコシステム」があることを挙げている。

その他CaixaBank、Banco Sabadell、Bankinterなどの銀行は、規制が整っていないことなどを背景に、仮想通貨については慎重に見守っていくとしている。

仮想通貨事業の把握へ動くスペイン中銀

スペイン銀行(スペインの中央銀行)は最近、国内の金融機関に対して、仮想通貨のサービスや事業について、今後どのような計画を立てているかを報告するよう要請した。

トークンの発行や、仮想通貨のカストディ、取引、決済機能など様々なサービスについて、2024年までの計画を詳細に説明するよう求めるものだ。

関係者によると、この目的は「金融機関のビジネスモデルの進化と、現在進行中のデジタル化と金融革新がそれに与える影響」を知るためだという。

特に、近い将来に、欧州を統一する仮想通貨規制案「Market in Crypto Assets(MiCA)」が承認される可能性も見越して、金融機関の動向を把握しておくことが狙いである模様だ。

欧州委員会は「MiCA」について、今年の秋に合意するよう、EU加盟国に呼びかけている。

関連欧州委員会、EUの仮想通貨規制案「MiCA」について今秋の合意呼びかけ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:20
ユニスワップがソラナ対応開始、非EVMチェーン初の統合実現
ユニスワップが非EVMネットワークとして初めてソラナに対応し、ウェブアプリでSOLトークンの直接スワップが可能になった。100万以上のトークンにアクセスでき、今後はブリッジングやクロスチェーン機能も予定している。
12:50
ビットコイン価格モメンタム弱まるも、クジラの買いは堅調=CryptoQuant
CryptoQuantが仮想通貨ビットコイン市場の近況を分析。短期的な上昇の勢いが弱化しているがデータは大口投資家の買い増しを示唆していると指摘。上昇再開の水準などを分析した。
11:46
ビットコイン11万ドルを割り込み続落、米中首脳会談控え市場の緊張高まる
ビットコインは前日比2.39%安の108,800ドルに下落。トランプ大統領が中国との貿易戦争継続を認め、月内の米中首脳会談を控える中で市場に緊張感が広がっている。VIX指数は5カ月ぶり高水準に急騰し、地銀の融資問題も重なり市場心理が悪化。一方で金価格高騰を背景にトークン化された金の時価総額が34億ドルに達するなど、リスク回避の動きが鮮明となっている。
11:30
米上場Zeta、ビットコイン決済で約350億円私募調達 SolvBTCトークン採用
米上場ZetaがBTC決済で2.3億ドル私募。SolvBTC採用により、ビットコインを受動的保有から利回り創出型の生産的資産へ転換する財務戦略となる。
11:10
リップル、XRPトレジャリー設立で1500億円資金調達を主導
リップルがXRPトレジャリーのため10億ドル規模の資金調達を主導していることが明らかになった。SPAC経由で資金を調達し、XRPに特化した最大級のデジタル資産保有企業を設立する計画だ。
11:00
仮想通貨IEO投資の稼ぎ方 今後の予定、参加方法|2025年版
暗号資産(仮想通貨)投資で公募価格の数倍もの高値付けることもある国内外のIEO事例ですが、初値で公募割れしたケースもあるなどリスクも付き物です。今後の注目IEOにはナナメウエ社の「YAY」、NOT A HOTELの「NAC」をbitFlyerやGMOコインが販売検討しており、口座開設がおすすめです。国内外のIEO成功事例、参加方法まで解説。
10:45
スクエアのビットコイン決済端末、米国のコーヒーショップへ導入
ジャック・ドーシー氏が率いるブロック社のスクエアで、仮想通貨ビットコインの決済事例が報告された。Compass Coffeeがビットコイン決済対応のスクエア端末を設置したとXに投稿している。
10:30
アーサー・ヘイズらがイーサリアムの年末1万ドル予想を維持、大幅下落後も強気姿勢
ビットマインのトム・リー会長とアーサー・ヘイズ氏が、イーサリアムの年末1万ドル到達予測を改めて表明した。現在価格から142%上昇の見込みだが、歴史的平均は21%増に留まっている。
09:40
コインベース、競合バイナンスのBNBを上場の計画 CZ氏は関連トークンの取り扱いも推奨
米コインベースが競合バイナンス関連の仮想通貨BNBを上場予定リストに追加した。CZ氏はBNBエコシステムの成長を背景に、他のBNBチェーン銘柄の上場も推奨している。
08:50
仮想通貨トレジャリー企業のバブル崩壊か、ビットマインのトム・リー会長が指摘
ビットマインのトム・リー会長が、多くの仮想通貨保有企業が純資産価値を下回る取引状況を指摘し、バブル崩壊の可能性に言及した。メタプラネットも企業価値指標が基準を下回る事態となっている。
08:12
ビットマインが押し目買いか、600億円超のイーサリアムを追加購入
トム・リー氏率いるビットマインが押し目買いで10万4336ETHを新規購入した模様。同社は総供給量の5%取得を目標に掲げ、イーサリアム保有を継続的に拡大している。
08:00
フロリダ州、退職基金の10%までビットコイン投資を認める法案提出
フロリダ州議会が州の公的資金と退職基金の最大10%をビットコインなどの仮想通貨に投資できる法案を提出した。インフレヘッジとして位置づけ、2026年7月施行を目指している。
07:10
OKXとスタンダード・チャータード、機関投資家向けサービスを欧州へ拡大
仮想通貨取引所OKXは、スタンダード・チャータード銀行とのパートナーシップ拡大を発表。機関投資家が資産を同銀で保有したまま残高をOKXに反映させる機能を欧州経済領域でもローンチした。
06:45
米SEC委員長「仮想通貨規制は10年遅れ」、イノベーション促進へ方針転換
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨規制の遅れを認め、業界発展を最優先課題に位置づけた。イノベーション免除制度の導入やトークン化推進により、海外流出企業の呼び戻しを目指している。
06:30
複数の仮想通貨企業幹部も出席、トランプ大統領がホワイトハウス舞踏室建設の資金調達ディナー開催
トランプ米大統領は建設中のホワイトハウス舞踏室への資金提供を約束した企業を招いたディナーを開催した。仮想通貨業界ではジェミニの共同創業者やコインベース、リップルの幹部も出席。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧