米映画大手AMC、スパイダーマンNFTを配布へ 最新作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」上映記念

スパイダーマンNFTを配布

米大手映画館チェーン企業のAMCエンターテインメント社は29日、来月上映する「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の限定NFT(非代替性トークン)を一部のチケット購入者に先行配布することを発表した。

配布されるのは100種類以上の「スパイダーマンNFT」。先着86,000名のAMC社のStubs-Aリスト、プレミア、そしてInvestor Connenctメンバーが対象で、米国で12月16日より上映開始となる最新作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のチケットを購入する特典としてもらえる。

チケットを購入して実際に映画館で最新作を鑑賞した場合のみ、後日NFTを受け取ることができるという。

AMC社のAdam Aron CEOによれば、同チケットの先行販売は29日深夜より開始。NFTを特典として配布するのは今回が初の試みだったものの、反響は予想を大きく上回り、同社史上最大のアクセスを記録したという。

また、Aron氏はNFTを映画チケットの購入特典として配布するのは株主から提案されたアイデアだったと説明。今月にも、投資からの需要に応じる形で暗号資産(仮想通貨)4銘柄のオンライン決済への対応を発表したばかりだった。

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NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

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AMC社の動向

AMCは米国に拠点を置く大手映画館チェーン。欧州や中東地域などでも1,000近い拠点を展開しており、その株式は21年1月には大手SNS掲示板サイトReddit(レディット)で個人投資家から投機対象として大きく注目を集めた経緯がある。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、興行収入の低下が目立っていたが、投資アプリのロビンフッドなどを通じて若年層の個人投資家から資金が殺到。6月時点ではAMC株を保有する約8割が個人投資家となっていた。

その後、Aron CEOは8月にて2Q(第2四半期)決算説明会で投資家からの需要に応じる形で仮想通貨決済への対応を年内に導入する方針を表明。最近では、ミーム銘柄のドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIBA)などの決済対応も近々導入することを明らかにしている。

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