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海外取引所BitMart、170億円相当の仮想通貨流出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BitMartから約170億円が流出か

ケイマン諸島に拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所BitMartは5日、ハッキングにより、1億5,000万ドル(170億円)相当の仮想通貨が流出したと発表した。

Sheldon Xia CEOは、この事件について次のようにツイートしている。

イーサリアム(ETH)のホットウォレットと、バイナンススマートチェーン(BSC)のホットウォレットに関して大規模なセキュリティ侵害が確認された。現在、どのような方法で攻撃が行われたか分析しているところだ。ハッカーは、1億5,000万ドル相当の資産を持ち出した。

被害を受けたETHホットウォレットとBSCホットウォレットは、BitMartの資産のごく一部を保有するもので、その他のウォレットについてはすべて安全であり、攻撃も受けていない。現在、徹底的なセキュリティ調査を行っており、進捗があり次第最新情報を掲載する。

Xia氏は続けて、取引所は「出金を一時的に停止している」ことも通知した。

ホットウォレットとは

仮想通貨を保管するための財布の役割を果たす「ウォレット」の中で、インターネットに接続されたものを指す。

インターネットに接続しているため、すぐに取引や送金ができ、利便性が高い。一方で、不正アクセス被害など、セキュリティが不安視されている。

▶️仮想通貨用語集

事件の概要

5日未明、ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldが、BitMartから大量の資金が引き出されていることを検知。PeckShieldは、流出した仮想通貨には、シバイヌトークン(SHIB)などのミーム銘柄が大量に含まれていたと分析し、他にもUSDコイン(USDC)など、様々な銘柄が不正に引き出され外部ウォレットに送金されたという。

資金はイーサリアムのミキシングサービスであるトルネード・キャッシュに送信されたとも指摘。これにより資金の追跡が困難になることが予想されている。

ミキシングサービスとは

仮想通貨の取引データを複数混ぜ合わせることによって、その仮想通貨の出所や保有者の身分情報を隠すサービス。

▶️仮想通貨用語集

BitMartの説明

BitMartは、ユーザーに対してこのハッキング事件に乗じた詐欺などについて注意喚起した。「BitMartが、問題解決のために、ユーザーに送金をお願いすることは絶対にない。ログインパスワード、SMS認証コード、Google認証コード、APIキーなどの個人情報の提供を求めることもない」と警告している。

また、BitMartは次のように説明した。

当取引所のほとんどの資産は、コールドウォレットに保管されているため、顧客資産は安全である。その点については安心してほしい。

我々は法執行機関と緊密に連携して問題を解決する予定だ。ハッカーの活動を追跡し、盗まれた資産を回収するために最善を尽くしていく。

仮想通貨取引所Huobiも、この事件にに関連する資金が流入してきた場合にはすぐに報告するとの方針を示している。

Bitmartは11月下旬にシリーズBの資金調達ラウンドを完了したばかり。Alexander CapitalやAlpha Square Group、Chaos Venturesなどから3億ドル(約340億円)相当の評価額を受けた。

資金調達の完了に際して、BitMartのXia CEOはユーザー体験を改善していく意欲を示していた。

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