はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テスラ社のイーロン・マスクCEO、TIMEの「今年の顔」に選出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「今年最も話題になった人物」

米老舗ニュースマガジン「TIME」誌は13日、2021年の「パーソンオブザイヤー(今年の顔)」にEV(電気自動車)最大手テスラ社のイーロン・マスクCEOを選出したことを発表した。

日本人からもノミネート候補として大リーグでMVPに選出された二刀流の大谷選手や、テニス界の大坂なおみ選手らも名が挙がったが、名だたる著名人を抑え、SNSでも異様の存在感を放った南アフリカ出身の起業家であるマスク氏が選出された。

TIMEはマスク氏を天才やビジョナリー、実業家、ショーマンなどと形容。歴史上の偉人であるトーマス・エジソン、P.T.バーナム、アンドリュー・カーネギーらに擬えた。

マスク氏はEV業界の3分の2を占めるテスラ社の創業者。同氏の総資産額は2,500億ドル(約280兆円)にのぼり、理論上は一般市民としては最も裕福な個人となる。

また、スペースXでは米NASAと連携して火星探索を目指すほか、ロボット工学や太陽光発電、暗号資産(仮想通貨)など多岐な分野への関心を持つ。

マスク氏と仮想通貨

マスク氏が仮想通貨に最初に関心を示したのは20年12月。マスク氏がビットコインに「誘惑」されていることを示唆するツイートを投稿した。

米上場企業として初めてビットコイン(BTC)をバランスシート(会社資産)に組み入れたマイクロストラテジー社のマイケル・セイラーCEOも投稿に反応し、テスラ社もBTC保有をすべきだと提案する一面があった。

その後、マスク氏は21年1月下旬にツイッターのプロフィールに「#bitcoin」を追加。変更した直後にビットコイン価格が急騰した。翌週にはテスラ社が総額15億ドル(1600億円)相当のビットコインを購入した事が正式に判明し、仮想通貨業界を問わず、大きく注目を集める事例となった。

大手企業の時価総額ランキングでも上位を占めるテスラ社がビットコイン保有を明らかにしたことで、ビットコイン価格は当時の過去最高値だった45,000ドルを更新していた。

関連:ビットコイン高騰で過去最高値更新、テスラ社のBTC購入報道受け

また、3月にはテスラ車の購入の際にビットコイン決済の対応を一時表明したものの、5月にはBTCマイニングにおける「化石燃料の使用」など環境面の悪影響を懸念視して決済停止を発表。

ビットコインを筆頭としたPoW系銘柄の採掘業者が国連などが掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に含まれている二酸化炭素(Co2)排出量の項目に反しているとして、21年前半には業界外からの反発が高まった時期がある。

関連:ビットコイン高騰でマイニング(採掘)の環境問題が再浮上、今後の課題は?

PoWとは

PoW(プルーフオブワーク)とは、コンピューターで計算(マイニング)を行うことによって、ブロックを新たに承認・生成するコンセンサス(合意形成)アルゴリズムの総称。代表例ではビットコインやモネロ(XMR)などがある。

▶️仮想通貨用語集

なお、7月にツイッター社の元CEOだったジャック・ドーシー氏らとイベントに登壇した際には、自身がビットコインとイーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)を保有していることを明らかにした。また、テスラ社以外にも、スペースXがビットコインをバランスシートに組み入れたことを発表している。

関連:イーロン・マスク氏、自身のイーサリアム保有とSpaceXのビットコイン保有明かす

仮想通貨業界では、過去に大手取引所バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao(通称、CZ)も2020年には、大手メディアのブルームバーグの「Bloomberg 50」に選出されたことがある。また、FTXのSam Bankman-Fried CEOなどを筆頭とした仮想通貨事業を手がける計6名が米国の長者番付に名を連ねた。

関連:フォーブスの米国長者番付、仮想通貨起業家6人が新加入 FTXのサム氏など

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
05:55
トランプ大統領発言「ビットコインがドル圧力緩和」仮想通貨産業の雇用創出を評価
トランプ大統領が28日記者会見でビットコインのドル圧力緩和効果を言及、米国の仮想通貨産業構築と雇用創出への前向きな評価を表明。
06/27 金曜日
16:00
ブロックバリュー大西社長が語るAIインフラの未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、ブロックバリューの大西基文社長独占インタビュー。「ジャパン・テクノロジーで日本の底力になる」をスローガンに、AIサーバーで日本のWeb3インフラ強化に挑む。
13:40
トランプ政権、7月に複数仮想通貨規制法案成立の見通しか=サックス仮想通貨特命官
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏が7月の重要法案成立の見通しを示唆。GENIUS法でステーブルコイン規制、CLARITY法で仮想通貨定義明確化へ。
13:10
インド与党BJP報道官、ビットコイン準備金導入を提唱
インド与党BJP報道官のバンダリ氏が、仮想通貨ビットコイン準備金の試験導入を提唱した。また、インドもブータンのようにBTC採掘を行う能力を持っているとも指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧