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米コインベース、グレースケールのビットコインETF転換を支持

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースがSECにレター

米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは14日、証券取引委員会(SEC)宛てに現物ビットコインETFの承認を支持するレターを届けたことがわかった。

レターは大手仮想通貨投資企業グレースケールが現在進めている、ビットコイン投資信託(GBTC)をビットコインETF(上場投資信託)に変換する努力を支持する内容。「ビットコイン現物のパフォーマンスを直接反映する商品だ。個人投資家が上場取引型金融商品の形でビットコイン投資信託にアクセスすることを許可するべきだと考えている」と論じている。

また、コインベースの最高法務責任者Paul Grewal氏はSNSでレターについて説明し、「SECがビットコイン先物ETFを承認したのは大きな一歩だ。だからこそ実際に現物ビットコインを頼りにする現物ビットコインのETFを承認する必要があるのだ」と話した。

現物のビットコインETFと違って、先物ETFは現物と価格が乖離して「プレミアム」がついたり、決済期日の迫った期近の買いポジションを決済し、より決済期日の遠い期先に新たに買いポジションを建てながら運用したりするため、手数料が高くなる傾向があり、また、現物ETFよりも価格変動が大きくなるリスクもあるとこれまで多くの有識者らに指摘されてきた。Grewal氏も今回の投稿で同じような懸念を示している。

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一方、SECは未だ現物ビットコインのETFを承認した先例はない。11月にVanEckの申請を、12月1日にはWisdomTree社の申請を相次いで非承認した。理由については、「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」と指摘。これまでSECのGensler委員長も同じような理由で、SECの監督下にあるCMEが提供するビットコイン先物をベースとした先物ETFのみが投資家保護を保障できると過去に数回発言した経緯がある。

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グレースケールは先日、SECの判断基準が明確ではないと指摘し、SECがビットコイン先物ETFを承認したにもかかわらず現物ETFを依然として承認しない方針が「行政手続法」に違反しているとの苦情をSECに申し立てた。

また、11月には、仮想通貨擁護派の米議員であるTom Emmer氏とDarren Soto氏はGensler委員長に対してビットコインETF関連の質問状を送付し、ビットコインETFの判断根拠について、先物と現物のETFの違いに明確な基準がないのであれば、双方のETFを提供できるようにして、投資家に選択肢を与えるべきと論じた。

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コインベース自体もSECの仮想通貨業界の監督方針について不満を持っているようだ。9月に計画していた「Lend」という貸付サービスをSECに未登録の有価証券とみなされたことを背景に、同社は10月に仮想通貨を規制するアプローチについて、米政府が専門規制機関を設置してデジタル資産の監督を一本化する提案を含む政策提言を発表した。

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