5,700億円の評価価値に
「ザ・サンドボックス(SAND)」といったメタバースゲームの開発企業Animoca Brandsは18日、新たな資金調達ラウンドで410億円を調達したことを発表した。評価価値が5,700億円に達するという。
今回のラウンドを主導したのは、Liberty City Venturesで、Soros Fund Management、Sequoia China、10T Holdings、Mirae Asset, Pacific Century Group、ParaFi Capital、Winklevoss Capitalといった大手VCも参加している。
Animoca Brandsは新調達の資金を投資ファンドやゲームプロダクトの開発に充てる予定だ。昨年10月に約74億円を調達する際にも、Liberty City VenturesやSequoia China、10T Holdingsといった既存投資家が参加した。
同社のYat Siu会長は発表で「Web3.0(分散型ウェブ)を構築し、金融包摂を拡大するオープンなメタバースを推進する目標を定めた」、「我々はまだインターネット革命の最初段階におり、2022年にもさまざまな機会があると考えている」とコメントした。
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Animoca Brandsはザ・サンドボックスのほか、Phantom Galaxiesというローンチ予定のゲームや、REVV Racing、F1® Delta Time、Formula E:High VoltageといったREVVトークンエコシステムのゲームも手掛けている。
また、ゲーム開発のほか、同社はスターアトラス(Star Atlas)、OpenSea、Dapper Labs、Yield Guild Games、Axie Infinityを含む150以上のNFT・メタバース関連企業にも投資している。
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