トルコ大統領、仮想通貨やメタバースの調査を指示

エルドアン大統領、メタバースの調査を指示

金融インフレに苦しむ中、トルコ政府のレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は政権与党「AKP」にメタバース(仮想現実)や暗号資産(仮想通貨)に関する調査を指示したことがわかった。地元紙Daily Sabahが報じた。

エルドアン大統領は25日、与党派の公正発展(AK)党に対して将来的に重要な影響を及ぼす新技術について分析するべきと発言。ソーシャルメディアやメタバース、仮想通貨を調査対象に挙げた。

特に、メタバースについて入念な調査を依頼し、大統領自身も参加できるフォーラムの開催を指示。AK党は先週、メタバース上で仮想通貨規制についてメタバースを使った会合を開催しており、与党関係者は「メタバースが将来的に多数の業界を影響する新興領域である」と高評価していた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使ってゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスに参加できるなど、様々な領域で活用が期待されている。

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エルサルバドル大統領との会合

また、エルドアン大統領は先週20日、ビットコイン(BTC)政策で知られるエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領と対談。

トルコでは仮想通貨の決済手段としての利用は禁止されているものの、近々トルコ議会で審議される予定であることが示唆されていたため、仮想通貨に支持的なブケレ大統領との会談を通じてトルコ政府の立場に変化を期待する声も少なくなかった。

その一方で、首脳会談では「トルコのエルサルバドルに対するインフラ計画の支援」について意見を交わしたとブケレ大統領は説明。想定されていた仮想通貨に対する議論についての言及はされていない模様だ。

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エルサルバドル政府は21年9月に世界で初めてビットコインを法定通貨に定めるビットコイン法を施行。政府の運用するビットコイン・ファンドもあるが、度重なる買い増しと仮想通貨市場の下落により平均取得価格が上昇。27日時点にも約2000万ドル(22億円)相当の含み損を抱えていることが推測されている。

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