カルダノ、ネットワーク容量を向上へ

ブロックサイズなどを拡大へ

カルダノ「エイダ(ADA)」のブロックチェーンを開発するIOHKは2日、ネットワークのブロックサイズを11%増加させる予定だと発表した。また、1取引あたりのデータ量も拡大する。カルダノを基盤とするエコシステムの発展を背景とするものだ。

ブロックの総サイズは、現在の72キロバイトから80キロバイトに拡大し、これにより、さらに多くのトランザクションを処理することができるようになる見込みである。

ブロックは、ブロックチェーン上で確認・記録される取引の一まとまりのことで、サイズが大きくなれば、各ブロックにより多くの取引を含めることができる。

ブロックとは

仮想通貨の取引をまとめたデータであり、マイニング(採掘)の単位のこと。取引データのまとまりであるブロックをひとつひとつ連ねていくことでブロックチェーンとなる。

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さらにIOHKは、カルダノ・ブロックチェーンのスマートコントラクトプラットフォーム「Plutus」の性能を改良するための改善提案も実装する。

ネットワーク上の取引ごとのスクリプトメモリユニット(1つの取引に含めることができるデータ量)は、現在の1,250万ユニットから1,400万ユニットに増加するという。

IOHKによると、今回のブロックサイズと、メモリユニットの拡大により、dApps(分散型アプリ)のユーザー体験を向上させるとともに、ネットワーク全体の容量を増加させることができる。

アップデートは、日本時間で2月5日早朝に行われる予定だ。アップデート後、調整をさらに進める前に、IOHKは少なくとも5日間に渡って、ネットワークの反応を注意深く監視・評価する予定だとしている。

dAppsとは

オープンソースのブロックチェーンを利用して開発されるアプリのこと。「Decentralized Applications」の略で、日本語では「分散型アプリケーション」と呼ばれる。中央集権的な管理者がいないことが大きな特徴。最も普及しているのがイーサリアムのブロックチェーンで、ゲームや分散型取引所(DEX)などのアプリが開発されている。

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エコシステム拡大を念頭に、ネットワーク容量を拡大

今回の改善は、カルダノのネットワーク上で、dAppsやNFTのエコシステムが成長していくことを前提とした側面がある模様だ。IOHKは、「新しいdAppsの立ち上げや、大規模なNFTリリースの際には、ネットワークへの負荷が大きくなることが予想される」ともツイートしている。

1月に、カルダノを基盤とする分散型取引所(DEX)として、SundaeSwapがベータ版ローンチした。イールドファーミング機能も備えている。

同月には、メタバースプロジェクトPavia.ioのベータ版も立ち上げられた。ユーザーが、アバターを通して仮想空間で活動できるもので、仮想のランド(土地)も発売されている。

関連カルダノ基盤のプロジェクト、PaviaとSundaeSwapがローンチ

現在カルダノ・ネットワーク基盤で取引が行われているプロジェクトには、その他に分散型取引所MuesliSwap、NFTプラットフォームのJPG Store、CNFT.IOなどが挙げられる。

IOHKは、「エコシステムが拡大するにともない、セキュリティを維持しながら、処理速度やネットワーク容量を向上していく」と述べている。

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