インテルが新型ビットコイン採掘チップを発表
米半導体メーカーインテル(Intel)は11日、独自の暗号資産(仮想通貨)マイニングチップをリリースすることを発表した。
インテルのリリースに伴い、Block(旧スクエア)、Argo Blockchain(ビットコインマイニング企業)、GRIID Infrastructure(ビットコインマイニング企業)が最初の顧客になったことも明らかになった。出荷は「年内に」としか記されていない。
インテルについては、2月下旬にビットコインのマイニングASICのリリースを予定していることが1月にテックメディアに報じられた。今回の発表では、「ブロックチェーン技術の開発に貢献する意欲」を宣言した。
新型のチップに関しては、インテルは「SHA-256ベースのGPUマイニングの効率より1,000倍高くなる」と掲げている。チップは「シリコンから小さな断片」で作られるため、インテルの現在のプロダクト供給に影響を与えることはないと説明。詳細については今月開催予定(2月20〜24日)の「International Solid State Circuit Conference」にて公開されるという。
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また、インテルは、ブロックチェーンやその他のコンピューティング向けのカスタマイズされるシリコン製プラットフォームを構築する「Custom Compute Group」という新たな部門を設立した。
ツイッターの元CEO、Jack Dorsey氏が率いるBlock社は現在、オープンソース化されたビットコインのマイニングシステムを構築中。先月はASICとハードウェアウォレットのチームにおける責任者の求人募集も公開した。
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