WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テラ(LUNA)のセルフバーン運動、Do Kwon共同創設者は否定的

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テラ(LUNA)のセルフバーン運動

先週末から、暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)のボラティリティ(価格変動性)が再び高まっている。新たにTerraチェーン2を立ち上げる「フォーク案」に反対する有志を中心に、自らトークンをバーンする運動が巻き起こったことが影響しているようだ。

Twitterでハッシュタグ「#burnluna」が作成されるなど、コミュニティでバーンを求める声が高まったことを受けて、Terraブロックチェーンの共同創設者であるDo Kwon氏は、21日にテラ(LUNA)のバーンアドレスを公開。このアドレスに送られたLUNAトークンは燃やされ、その分だけLUNAトークンの供給量が減少する。

バーンとは

仮想通貨を出金不可能なアドレスに送付し、発行枚数を減らす行為。バーンをすることで、流通する通貨の一枚あたりの価値が高まることになる。

5月7日以後、アルゴリズム型ステーブルコイン「テラUSD(UST)」のドル・ペグ崩壊(ディペッグ)をきっかけに、裏付け資産となるテラ(LUNA)の価値が99.99%下落。USTが5月13日の終値ベースで0.123393ドルまで下落する中、増刷されたLUNAの流通量は22年5月8日時点の3億4000万枚から5月13日に6兆枚強まで増加した。

Terraチェーン上で新規にLUNAトークンが発行されることはないと伝えられていることも、バーンによるLUNAの価格上昇を期待する投資家の根拠の一つとなっている。

しかし、Do Kwon氏は既存のLUNA・USTを立て直すのではなく、「Terraチェーン2(通称)」を新設して人材やリソースを移行し、新たにエコシステムを構築する「リバイバル(復興)プラン2」を提唱している。新しいチェーンにはUSTがなく、ネットワーク崩壊前後の記録に基づいてLUNAトークンの保有者に新たなトークンが再分配される内容だ。

このプランはTerraチェーンの主要なプロジェクトの支持を得ており、26日を期限にバリデーター投票が進行している。

関連:テラ開発企業Terraform Labs、法務チームが総辞職

リバイバルプランに反対

リバイバルプランに反対しているのは、Terraコミュニティの中でもUSTのディペッグ後にLUNAを買い支えた投資家と見られている。彼らにとっては新トークンのわずかな配分を受け取るよりも、Terraチェーンが再建されて現在保有しているLUNAが値上がりする方が望ましい。

自分達でLUNAをバーンすることは「文字通りお金を燃やしている」のであって、合理的ではない。しかし、そうでもしなければ状況を覆せないといった心理が、この運動の背景にあるようだ。バーンアドレスには連日LUNAトークンが送付され続けており、執筆時点に2億6300万LUNA(520万円相当)が蓄積されている。

業界最大の仮想通貨取引所のChangpeng Zhao最高経営責任者もフォークに反対する一人。Zhao氏は、「供給量の削減は、過去の日付ベースのフォークではなく、バーンによって実行されるべきだ。コインを救助しようとしたすべての人を見過ごしている」と14日に述べた。

Do Kwon氏はバーン活動について、「 トークンを失うこと以外は何も起こらない。トークンを失うこと以外は何も起きない」と一貫して否定してきた。

何度も言っているが、このアドレスにトークンを送ってトークンをバーンするのは、良い考えとは思わない。混乱を招きたくない。

しかし、Do kwon氏がバーンアドレスを提示したことをきっかけに市場で混乱が生じている。21日以降、LUNAトークンは直近安値から一時2倍近くに急騰した。

LUNA/BUSD 時間足

シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所MEXC Globalは、LUNAのテザー(USDT)建て取引市場の手数料を使って、LUNAトークンをバーンするキャンペーン企画を発表。22日から24日夜(日本時間)にかけて、コミュニティ投票が行われている。

関連:LUNAの復興プラン、投票期間中の修正に非難の声も

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/20 土曜日
13:45
イーサリアム財団の元メンバー、ETH開発の資金面のリスクを指摘
イーサリアム財団の元メンバーであるトレントン・ヴァン・エップス氏は、イーサリアム財団に関する自身の考えをXで共有。仮想通貨イーサリアムの開発の資金についてリスクを指摘した。
13:30
アニメ壁紙マルウェアに注意、仮想通貨も標的 Steamで数万回DL=カスペルスキー
カスペルスキーがSteamワークショップで発見したマルウェア入り壁紙について注意喚起した。情報窃盗マルウェアによるゲームアカウント乗っ取りなどが確認されている。
12:00
「AIは計算処理そのもの」Gonka共同創設者が描くWeb3の次なる使命
今回、WebXのプラチナスポンサーとしてブースを出展するGonka共同創設者にインタビューを実施。計算リソースのほぼ100%をAI処理へ振り向ける分散型コンピュートプロトコルの構想、GPUを集約するネットワークの可能性、日本市場への展望を聞いた。
11:35
全国ビジネス企業年金基金、通貨リスク分散目的で仮想通貨投資へ=報道
1200社が加入する全国ビジネス企業年金基金が2026年度内に仮想通貨投資を開始する方針を示した。大阪取引所もビットコイン現物ETF解禁に合わせ2028年の先物投入を検討中。
10:40
アルゴランドが耐量子暗号ロードマップを公開、2026年Q3に主要実装
アルゴランド財団が耐量子暗号の実装計画を公開した。2026年Q3にネイティブ量子耐性アカウントを導入し、同年末には量子耐性マルチシグ対応を目指す。
10:20
コインベースL2のBase、最新アップグレード「Beryl」メインネット実装へ
イーサリアムL2「Base」が第2回アップグレード「Beryl」を間もなくメインネットへ実装する。独自トークン規格「B20」の導入や「Reth V2」によるパフォーマンス向上などを含む。
08:25
米CFTC・SECが派生商品定義の見直しでパブコメ募集、CME提訴と同日
米CFTCとSECは18日、無期限先物やイベント契約を含む派生商品定義の明確化に向けた共同パブリックコメントを要請した。CMEグループが同日、カルシの無期限先物承認をめぐりCFTCを提訴しており、定義をめぐる法的・行政双方の争いが同時進行する形となった。
07:15
米チャールズ・シュワブが予測市場に参入、S&P500連動の二者択一型オプションを数カ月以内に提供へ
米大手証券のチャールズ・シュワブがCboeと組み、S&P500の値動きに連動する二者択一型オプション契約(予測イベント契約)を数カ月以内に提供する。WSJが報じた。
06:45
リップル『スウェル2026』、XRPLアペックスと初統合 10月ニューヨーク開催予定
リップルが年次イベント「Swell 2026」を10月27〜29日にニューヨークで開催すると発表した。開発者向けサミット「XRPL Apex」との初の統合開催で、1500人超の参加を見込む。
06:15
米フランクリン・テンプルトン、配当をビットコインへ再投資するETFをSEC申請
グローバル資産運用大手フランクリン・テンプルトンが米国株の配当をビットコインに自動再投資するインデックスETFをSECに申請した。初期配分は株式95%・ビットコイン5%で、発効は9月1日ごろの見通し。
05:50
米クラリティー法案、7月4日休会前の上院採決に3つの壁
米国の仮想通貨構造法案「クラリティー法」が上院の本会議採決に向けて審議を続けている。60票の閾値、委員会間のテキスト統合、倫理条項をめぐる対立という3つの課題が残る。
05:00
中東産油国オマーン、強制参加型ビットコインマイニングプールを開設
中東国家オマーン情報通信技術省が国家公認の仮想通貨マイニングプール「オマンハッシュ」を開設。国内のライセンス取得済みマイナーに参加を義務付け、初期フェーズで約10EH/sの集約を見込む。
06/19 金曜日
18:10
米国株連動トークンを担保に使えるperp DEX「Nado」の仕組み
Krakenの出身メンバーが開発したperp DEX「Nado」の仕組みを解説。米国株価格連動トークン(xStocks)を担保にしたまま無期限先物ポジションを取れる統合マージン設計の特徴とリスクをまとめました。
17:59
仮想通貨の資金調達ラウンド数、21年比約4割減 戦略的投資は増加=CryptoRank
CryptoRankの集計によると、2026年1〜6月の仮想通貨業界における資金調達ラウンド数は2021年同期比38.5%減の402件。シード・プレシードは49.1%減と落ち込む一方、戦略的ラウンドは7.8%増加した。
17:25
ビットコイン下落がパニック売りを誘発か、損益比率が弱気相場以来の低水準=アナリスト
CryptoQuant寄稿アナリストのDarkfost氏が、今回のビットコイン下落時における損益比率の動向を分析。週次平均が0.13と直近の弱気相場以来の水準まで低下した後、現在は0.55に回復したと指摘。感情的な売りが押し目機会を生むと分析する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧