CoinPostで今最も読まれています

米マイクロソフト、Astar Network上のDeFiプロジェクト「AstridDAO」と提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイクロソフトがDeFiプロジェクトを支援

ポルカドット(DOT)やAstar Network(ASTR)上で展開するDeFi(分散型金融)プロジェクト「AstridDAO」は24日、米大手マイクロソフトとパートナーシップを締結したことを発表した。

AstridDAOは米ドルステーブルコイン「BAI」を発行して、分散型金融市場のサービスを提供するプロジェクト。パートナーシップの一環として、マイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことも公表した。これからツールや技術、マーケティングなどを含め、マイクロソフトから4,400万円(35万ドル)相当の支援を受け、開発や普及を加速させる。

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

Microsoft for Startupsは、革新的な技術やサービスを有するスタートアップ企業を対象に、サービスの立ち上げから顧客開拓まで徹底伴奏する無料支援プログラム。ツール・クラウドの無料枠を提供したり、技術・開発の専門家が直接指導したりして、サポートしてくれる。昨年5月には、日本発のAstar Network(旧Plasm Network)を開発するステイクテクノロジーズも、Microsoft for Startupsに採択されたことを発表していた。

関連日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」強化へ──ステイク、マイクロソフトの支援プログラムに採択

AstridDAOは今回の発表で、以下のようにコメントしている。

マイクロソフトから最高のリソースを提供してもらうことで、AstridDAOのコミュニティにも恩恵を与えることができるだろう。

Astar Networkやポルカドットのネットワークで、BAIが主要なステーブルコインになるよう努めていきたい。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

BAIの特徴

暗号資産(仮想通貨)市場には現在、多くのステーブルコインが発行されており、主要なステーブルコインとして普及させるためには差別化が必要となる。AstridDAOは差別化を図るためとして、BAIの特徴を4点挙げた。

  • 過剰担保制を採用しており、価値が安定している
  • 資本効率が良く、流動性が高い
  • 他のプロジェクトと連携することで高いAPY(年利)を提供できる
  • ポルカドットのエコシステムを活用できるようになる
  • DAOがガバナンスを担当している

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略で、「自律分散型組織」という意味。一般的な企業や組織と違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。

▶️仮想通貨用語集

AstridDAOは、Astar Network上に先月ローンチしたDeFiプロジェクト「Sirius Finance」ともパートナーシップを締結。Sirius Financeは、クロスチェーンを活用するステーブルコインのファーミングセンターおよび自動マーケットメーカー(AMM)として機能するプロトコルである。

関連ステーブルコインのファーミングセンター「Sirius Finance」、Astar Network(ASTR)上でローンチ

今回のマイクロソフトとAstridDAOのパートナーシップ締結を受け、Astar Networkもコメント。今回のパートナーシップは、Astar Networkのエコシステム全体にとって非常に大きな発展であると述べた。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/03 日曜日
11:30
米経済減速続けばビットコイン上抜けは時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
3.8万ドル付近を底堅く推移する今週のビットコインチャートを図解。国内大手取引所bitbankのアナリストが今後の展望を読み解く。オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|マイクロストラテジーのBTC買い増しに高い関心
今週は、マイクロストラテジーが仮想通貨ビットコインを買い増ししたニュースや、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏がビットコインなどの資産への投資を推奨していることを書いた記事が関心を集めている。
12/02 土曜日
16:25
エルサルバドルのブケレ大統領、2024年再選を見据え職務離脱へ
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン支持者で知られる、エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領が総選挙キャンペーンのため職を離れる。再選を目指す中で、国内政治のチェック・アンド・バランスの弱体化と、国際関係への影響を探る。
14:00
2024年に半減期を迎えるビットコインは約1800万円到達、Matrixport分析
Matrixportによる暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格予測を深掘り。2024年に1835万円到達の可能性、歴史的なデータ分析、マクロ経済要因と地政学的影響を詳細に解説。ビットコイン投資の未来を探る。
13:00
米サークル社、「テロ資金調達への関与はない」
ステーブルコイン「USDC」を提供するサークル社は、公開書簡を米議員らに提出。テロ資金など不正金融への関与はないと強調した。
12:00
イーサリアム運用で高利回りを実現、Cegaのデュアルカレンシー戦略とは?
セガ・ファイナンスが新しいオプション戦略「デュアルカレンシー」を発表。暗号資産(仮想通貨)イーサリアム、stETH、USDCホルダーに向けて、年利22%以上の収益を提供。この戦略は、リスクを最小限に抑えつつ、市場での高い固定利回りを実現する。
10:45
コインベースCEOがBaseトークン発行を否定 ソラナなどの統合計画も
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、イーサリアムL2「Base」に関する展望について話した。独自トークンや取引高速化について説明している。
09:55
コインベース・マイニング株大幅高、ビットコイン年初来高値更新|2日金融短観
本日のNYダウは+294.6ドルと続伸し、債券市場は反発した。この日にパウエル連邦準備制度理事会議長の発言からトーンダウンが示唆され2024年にFRBが利下げに動くとの観測がますます広がった格好だ。
08:30
Starknet独自通貨の無料配布、スナップショット実施済み
仮想通貨イーサリアムのL2「Starknet」は今週SNSで出回っていたSTRKトークンのエアドロップのスクリーンショットの真贋を確認し権利獲得にあたるスナップショットはすでに実施されたことを明かした。
07:20
ビットコイン価格は24年に上昇加速か=グレースケールレポート
仮想通貨運用会社グレースケールは、2023年11月版の市況レポートを公開。2024年は複数の条件が重なることによって、ビットコインの価格に上昇圧力がかかる可能性があるとの見解を示している。
06:50
ビットコインETFの上場申請めぐり今週3社目のSEC面談、専門家が承認楽観視
米SECは、GBTCから現物型ビットコインETFへの転換申請について、今週29日に申請側のグレースケール(2度目)と会議を行ったことが判明した。仮想通貨ビットコインは年初来高値を更新した。
06:00
ソラナDEX「Jupiter」、仮想通貨JUP無料配布の事前確認ページ公開
ソラナ基盤の分散型取引所アグリゲーター「Jupiter Exchange」は独自トークン「JUP」の無料配布(エアドロップ)計画について、事前確認の公式ページを公開した。
12/01 金曜日
17:41
「暗号資産の投資状況と確定申告」に関する調査、年内取引で約7割が利益
Aerial Partnersが2023年の暗号資産取引調査結果を公開。ビットコインなどの現物取引だけでなく、PoS銘柄のステーキング利用度が高まりつつあり、利益を出している投資家増加に伴い「確定申告」の必要性も上がっている。
16:03
米投資会社タイガー・グローバル、BAYCやOpenSea投資の評価額を大幅下方修正
タイガー・グローバル・マネジメントが、有名なNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)と主要なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaへの投資により、大幅な含み損を抱えていると報じられた。同社の直近の投資動向と報告内容についてまとめる。
16:00
「ビットコインがもたらす革命をSNSへ」Nostrasia特集を配信
第10回のGM Radio:Beyond The Priceは11月22日に公開。今回は11月に東京などで開催されたイベントNostrasiaを特集した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア