10ヵ国の学校に1万冊以上を寄贈
大手暗号資産取引所CoinEx傘下の慈善団体であるCoinExチャリティーは26日、10ヵ国の学校に合計1万冊以上を寄贈していくチャリティーキャンペーンの開始を発表した。
CoinExチャリティーは、世界中の「学習の貧困」を軽減することを目的とした数億円規模の慈善基金。毎年11月20日の「国際こどもの日」に向けて、同基金は世界中の貧しい学校に読書コーナーを作り、本を寄贈していく。
When we receive thanks from Syrian children, we feel very warm and hope that these books can help them learn better~@CoinexArabic 😊#CoinExCharity #Charity pic.twitter.com/Tt4qVs1X2L
— CoinEx Charity (@CoinExCharity) May 30, 2022
「Book Donation Worldwide」キャンペーンは、トルコに始まり、シリア、タイ、ベトナム、インドネシア、ナイジェリア、マレーシア、インド、ブラジル、ドイツ、韓国など11ヵ国の貧困地域の学校へ、CoinExチャリティーが直接訪問していく。
現状、世界のほとんどの学校に図書館がなく、子どもたちが膨大な知識にアクセスしにくい状況となっている。世界一豊かな国であるアメリカでさえ、4人に1人の子どもが読み方を学べずに育っている状況が続く。世界的な課題であるイリテラシー(非識字)問題の解決に向け、本を寄贈していく企画だ。
ユネスコや世界銀行、国際教育機会開発委員会も、学習状況を改善するために、世界中の学校での本の供給を拡大することを呼びかけている。貧しい子供たちにより良い学習空間を提供することで、本を原動力に子供達が夢を見つけ、より良い未来に向けて努力するための土台になることが期待されている。
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各国の慈善団体と連携
CoinExチャリティーの第一弾として、5月26日にアンタキヤ(トルコ)、5月28日にダマスカス(シリア)、6月1日にバンコク(タイ)でそれぞれ3回ずつ図書寄贈イベントを開催し、約4000冊の本を現地7校に寄贈する。
6月には、残りの8ヵ国へ約9,000冊を寄贈する予定。キャンペーンを通して13,000冊の本が寄贈され、各校に「チャリティ読書コーナー」も建設される予定だ。
CoinExチャリティーは、シリアの子ども支援団体Youth Association、マレーシアの慈善団体MUDA Cherasと提携し、両国でキャンペーンを共同開催。これらは、CoinExチャリティーが国際的なチャリティ団体と協力する最初の機会となる。
両団体は、より多くの個人や慈善団体が、子どもたちの学習環境の改善に向けて支援することを期待している。
CoinExチャリティーは、21年より行っている慈善活動の強化のため、22年3月に1000万ドル(11億円)規模の慈善ファンドを設立。同社は、今後もより多くの慈善団体と長期的かつ持続的なパートナーシップを構築していく意向を示している。また、「チャリティーの力によって、より多くの学校が図書館を建設し、生徒たちにきちんとした学習環境を提供できるよう、世界中の政府やチャリティー団体に働きかけていく」と加えた。
CoinExとは
CoinExは、2017年12月に設立されたグローバルな暗号資産取引所。世界200ヶ国以上の国と地域に存在する300万人のユーザーに安全で安定した、信頼できる取引サービスを提供している。
現物取引以外にも契約取引、マージン取引、金融サービス、AMM、取引主導型マイニングなど、様々なサービスを提供。DeFiのインフラであるAMMとオーダーブックを組み合わせた新しい取引体験を提供するなど、「ユーザーの資産を保護しながら、イノベーションを維持すること」と「暗号資産取引をより簡単になること」に焦点を置く。
CoinExのHaipo Yang CEOはIT大手テンセントなどを経て、2017年に取引所を設立。現在は大手マイニング(採掘)プールViaBTCの取締役(CEO)も兼任している。
21年末にCoinPostとのインタビューで今後はDeFi(分散型金融)だけではなく、NFT(非代替性トークン)やWeb3.0も注目トレンドとして追っていると語っていた。
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