CoinPostで今最も読まれています

CoinExチャリティー、10ヵ国の貧しい学校に1万冊以上を寄贈へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10ヵ国の学校に1万冊以上を寄贈

大手暗号資産取引所CoinEx傘下の慈善団体であるCoinExチャリティーは26日、10ヵ国の学校に合計1万冊以上を寄贈していくチャリティーキャンペーンの開始を発表した。

CoinExチャリティーは、世界中の「学習の貧困」を軽減することを目的とした数億円規模の慈善基金。毎年11月20日の「国際こどもの日」に向けて、同基金は世界中の貧しい学校に読書コーナーを作り、本を寄贈していく。

「Book Donation Worldwide」キャンペーンは、トルコに始まり、シリア、タイ、ベトナム、インドネシア、ナイジェリア、マレーシア、インド、ブラジル、ドイツ、韓国など11ヵ国の貧困地域の学校へ、CoinExチャリティーが直接訪問していく。

現状、世界のほとんどの学校に図書館がなく、子どもたちが膨大な知識にアクセスしにくい状況となっている。世界一豊かな国であるアメリカでさえ、4人に1人の子どもが読み方を学べずに育っている状況が続く。世界的な課題であるイリテラシー(非識字)問題の解決に向け、本を寄贈していく企画だ。

ユネスコや世界銀行、国際教育機会開発委員会も、学習状況を改善するために、世界中の学校での本の供給を拡大することを呼びかけている。貧しい子供たちにより良い学習空間を提供することで、本を原動力に子供達が夢を見つけ、より良い未来に向けて努力するための土台になることが期待されている。

関連:CoinExチャリティ|チャリティに取り組み平等な教育を提言する

各国の慈善団体と連携

CoinExチャリティーの第一弾として、5月26日にアンタキヤ(トルコ)、5月28日にダマスカス(シリア)、6月1日にバンコク(タイ)でそれぞれ3回ずつ図書寄贈イベントを開催し、約4000冊の本を現地7校に寄贈する。

6月には、残りの8ヵ国へ約9,000冊を寄贈する予定。キャンペーンを通して13,000冊の本が寄贈され、各校に「チャリティ読書コーナー」も建設される予定だ。

CoinExチャリティーは、シリアの子ども支援団体Youth Association、マレーシアの慈善団体MUDA Cherasと提携し、両国でキャンペーンを共同開催。これらは、CoinExチャリティーが国際的なチャリティ団体と協力する最初の機会となる。

両団体は、より多くの個人や慈善団体が、子どもたちの学習環境の改善に向けて支援することを期待している。

CoinExチャリティーは、21年より行っている慈善活動の強化のため、22年3月に1000万ドル(11億円)規模の慈善ファンドを設立。同社は、今後もより多くの慈善団体と長期的かつ持続的なパートナーシップを構築していく意向を示している。また、「チャリティーの力によって、より多くの学校が図書館を建設し、生徒たちにきちんとした学習環境を提供できるよう、世界中の政府やチャリティー団体に働きかけていく」と加えた。

関連:CoinEx、11億円規模の慈善ファンドを設立

CoinExとは

CoinExは、2017年12月に設立されたグローバルな暗号資産取引所。世界200ヶ国以上の国と地域に存在する300万人のユーザーに安全で安定した、信頼できる取引サービスを提供している。

現物取引以外にも契約取引、マージン取引、金融サービス、AMM、取引主導型マイニングなど、様々なサービスを提供。DeFiのインフラであるAMMとオーダーブックを組み合わせた新しい取引体験を提供するなど、「ユーザーの資産を保護しながら、イノベーションを維持すること」と「暗号資産取引をより簡単になること」に焦点を置く。

CoinExのHaipo Yang CEOはIT大手テンセントなどを経て、2017年に取引所を設立。現在は大手マイニング(採掘)プールViaBTCの取締役(CEO)も兼任している。

21年末にCoinPostとのインタビューで今後はDeFi(分散型金融)だけではなく、NFT(非代替性トークン)やWeb3.0も注目トレンドとして追っていると語っていた。

関連:暗号資産取引所CoinEx4周年 CEOが語る最新トレンドと今後のビジョン

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金基金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア